車のタイヤ交換は自分でできる?手順や必要な道具、注意点やリスクなど徹底解説

タイヤ交換は業者へ依頼するケースが一般的ですが、「費用を抑えたい」「緊急時に備えたい」などの理由で、自分で交換できないかと考える方もいるでしょう。

結論から述べると、タイヤ交換は自分で行うことも可能ですが、正しい手順と注意点を理解しておかないと危険を伴う作業でもあります。

この記事では、タイヤ交換を自分で行う場合に必要な道具や適した作業場所、具体的な作業手順までわかりやすく解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。

目次

タイヤ交換は自分でできる?プロにまかせるべき?

タイヤ交換は自分でも行うことができますがタイヤは車の安全性に直結する重要なパーツです。そのため「自分で交換して大丈夫?」と不安に感じる方も多いでしょう。

自分でタイヤ交換を行うには、専用の道具を揃える必要があり、正しい知識と手順を理解していなければ、作業中や走行後にトラブルが発生するリスクもあります。

その点を考えると、基本的には整備のプロに任せるのがおすすめです。

ただし、出先でのパンクなど、緊急時に備えてタイヤ交換の手順を知っておくと安心です。

タイヤ交換を自分で行う場合のメリット・デメリットに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。

自分でタイヤを交換する前に必要な準備

タイヤ交換は、安全が確保できる環境で様々な工具を使って作業を進めます。

よりスムーズかつ正確にタイヤを交換するためにも、以下の準備を事前に済ませておきましょう。

エンジンを切り、輪止めを設置する

作業中に車が動かないように、必ずエンジンを切っておきましょう。

AT車なら「P」、MT車なら「1速」へシフトチェンジして、サイドブレーキもかけておきます。

そのうえで、交換するタイヤの対角にあるタイヤへ輪止めを設置しましょう。

作業に必要な道具を近くに置いておく

作業中にその場から離れると、子供やペットなどが近付いて車に触れるなど思わぬ事故が発生するケースもあります。

そのため、一旦作業を開始すると作業場から離れなくて済むよう、交換に必要なアイテムはすべて揃えてから作業に取りかかりましょう。

タイヤの確認

作業に着手する前に、タイヤに問題がないかどうかもチェックしましょう。

タイヤのチェックにおいて必要な項目としては、以下の3つがあります。

  • 回転方向
  • 表面の状態
  • 空気圧

回転方向

タイヤによっては特定の方向に回転させることで機能性を高めている製品もあるため、指定された回転方向となるように取り付ける必要があります。そのため、事前にタイヤのはめ込む向きについて確認しておきましょう。

表面の状態

保管しているタイヤへ交換する場合などは、紫外線や温度などの影響を受けて亀裂が入ったり変質したりしている可能性もあります。交換前には必ずタイヤの表面に問題がないか目視で確認しましょう。

空気圧

表面の状態を確認したら、空気圧も合わせて確認します。

空気圧は適正値に対して高くても低くても性能が十分に発揮されないうえに、タイヤの摩耗が進みやすくなったりパンクのリスクが高まったりします。

あらかじめ空気圧を測定し、不足している場合は指定の数値になるまで充填しておきましょう。

ホイールナットの確認

ホイールナットは、ホイールをしっかりと車体に固定するための重要な部品です。

タイヤ交換時の安全性に直結するため、交換作業の前に必要なナットが揃っているか必ず確認しておきましょう。

なお、ホイールとナットの形状やサイズが適合していれば、古いナットをそのまま使用できる場合もあります。

ただし、純正ホイールから社外ホイールに変更する場合やその逆のケースでは、ナットとホイールが適合しない可能性もあります。

無理に取り付けるとホイールの脱着につながる恐れもあるため、事前に適合の確認をしておきましょう。

自分でタイヤを交換する方法(手順)

事前準備を済ませたら、実際に自分でタイヤを交換しましょう。

自分でタイヤを交換する場合、以下の手順で作業を進めます。

STEP
ナットを軽く緩める
STEP
ジャッキアップポイントにジャッキを接続し、ジャッキアップする
STEP
タイヤを外す
STEP
新しいタイヤを装着し、仮締めする
STEP
トルクレンチで本締めする

以下より、各工程の詳細を解説いたします。

1.ナットを軽く緩める

ジャッキアップ前にナットをレンチで少しだけ緩めておきます。

ナットはある程度固く締まっているので、ここで軽く緩めておくとジャッキアップ後の作業が楽になります。

2.ジャッキアップポイントにジャッキを接続し、ジャッキアップする

ジャッキは、必ずジャッキアップポイントに接続します。

あらかじめ車の取扱説明書でジャッキアップポイントの場所を確認しておきましょう。

タイヤ交換時のジャッキアップは、それほど高くまで上げる必要はありません。タイヤが地面から少し浮き上がる程度で十分です。

3.タイヤを外す

ナットを緩め、古いタイヤを外します。

タイヤを外す時には、倒れたり落としたりしないように細心の注意を払って丁寧に扱いましょう。

4.新しいタイヤを装着し、仮締めする

新しいタイヤを取り付けます。このとき、回転の向きや内側用か外側用かなどを確認し、正しい位置に取り付けることが大切です。

取り付けの際はすべてのナットを手で軽くはめ込み、レンチを使って仮締めをします。

ナットを締める順番は対角線の順です。

例えば、ナットが5つのタイヤであれば「上→右下→左上→右上→左下」という順番になります。

締める際は一気に力を込めず、2~3回に分けてゆっくりと締めましょう。

5.トルクレンチで本締めする

4本ともタイヤを交換したら、ジャッキを下ろし、タイヤを地面に接地させてから最後にトルクレンチを使用して既定のトルクで本締めしましょう。

このときも対角線の順になるように締めていきます。

タイヤ交換後の確認

タイヤ交換を終えたら、タイヤが問題なく取り付けられているかを必ず確認しましょう。

タイヤ交換後の確認としては、主に以下の点検を行います。

空気圧の確認

交換後は、まずはタイヤの空気圧を確認しましょう。タイヤによっては、交換直後に空気圧が不足している場合があり、そのまま走行すると燃費の悪化やタイヤの偏摩耗につながることもあります。

また、空気圧が適切でないと、車によっては警告ランプ(空気圧警告灯)が点灯することもあります。

適切な数値まで空気を充填すれば解決することもありますが、一部の車種では手動でリセットやコード入力が必要なこともあるため、自分で対処できる自信がない場合は業者へ相談しましょう。

以下の記事ではタイヤ交換後の空気圧調整について詳しく解説しているので併せてご確認ください。

取り付けの確認

車の周囲に古いタイヤや道具などがないことを確認のうえ、タイヤがしっかり取り付けられているかを試運転で確認しましょう。

広い場所で少し走行し、ハンドルを大きく左右に動かし異音がしないか、不自然な振動がないかをチェックします。これらの確認を怠ると、タイヤの脱落や事故につながる恐れもあります。

自分でタイヤを交換する際に必要な道具

自分でタイヤ交換をするにあたって必要な道具は、以下の通りです。

スクロールできます
道具詳細費用
ジャッキ車体を持ち上げる道具5,000円~20,000円程度
レンチホイールを固定するナットを取り外す道具1,000円~5,000円程度
トルクレンチ適切な力でトルクを締める道具3,000円~18,000円程度
輪止め車が動かないようにする道具1,000円〜3,000円程度
その他保護アイテムなどスムーズに作業するための道具1,000円程度

道具によっては複数の種類があるため、自分が作業しやすいものを選ぶことが大切です。
以下より、各道具の詳細を解説します。

ジャッキ

タイヤ交換の際に欠かせないジャッキは、車体を持ち上げるためのアイテムです。

一口にジャッキといっても様々なタイプがありますが、代表的なものとしては「パンタグラフジャッキ」や「油圧式ジャッキ(フロアジャッキ)」があります。

それぞれ機能性や扱いの難しさが異なるため、以下よりご紹介する具体的な特徴について知っておきましょう。

パンタグラフジャッキ

パンタグラフジャッキ

パンタグラフジャッキは比較的軽量で小型であり、国産車の車載ジャッキとしての採用例が多いタイプです。

アームを広げると電車のパンタグラフのような菱形になるのでこのように呼ばれています。

中央になるボルトにクランク棒を取り付け、手動でボルトを回してジャッキアップするため、ある程度の力が必要です。

接地面が小さいので安定性に若干劣り、横向きの力がかかると簡単に倒れてしまうので注意しましょう。

油圧式ジャッキ(フロアジャッキ)

油圧式ジャッキ

油圧で車体を持ち上げるタイプで、パンタグラフジャックのようにボルトを回すのではなくレバーで簡単に車体が持ち上がるため、力の弱い方でも使いやすいのが特徴です。

設置面積がパンタグラフジャックよりも広く、安定性にも優れています。

ジャッキアップについては以下記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてください。

レンチ

レンチ

ホイールを止めているナットを外すための道具です。

レンチには様々な種類がありますが、タイヤ交換では主に「L字型レンチ」や「クロスレンチ」を使います。

最も一般的かつ低コストなレンチはL字型ですが、力をうまく加えるにはコツが必要です。

一方で十字型をしているクロスレンチは、L字型よりも効率的に力を加えられるため、作業をスムーズに進めることができるメリットがあります。

トルクレンチ

トルクレンチ

トルクレンチは、どの程度のトルクで締めているのかを計測し、適正なトルクでナットを締めるためのアイテムです。

タイヤ交換そのものはトルクレンチなしでも可能ですが、本締めにはトルクレンチを使用し、正しいトルクでナットを締めましょう。

タイヤのナットは、車種によってどの程度の力=トルクで締め付けるのかが決められているからです。

しっかりと締め付けていないと走行中に緩んで脱輪する危険があるほか、締め過ぎるとナットが損傷するおそれがあるため既定のトルクで締める必要があります。

輪止め

輪止め

輪止めは、車が動かないようにするためのアイテムです。

タイヤ交換時には交換するタイヤの対角線上のタイヤに輪止めを設置して、作業中に車が動かないように固定します。

その他

作業時には、手を汚れや怪我から守るために、軍手やゴムグローブを着用しましょう。

また、外したナットをなくさないように、一箇所にまとめて置くためのマグネットボウルやトレーがあればより安心です。

セルフタイヤ交換に適した場所

自分で安全にタイヤ交換をするためには、作業場所選びも重要です。

タイヤ交換は平らで固い地面がある場所が適しており、コンクリートで舗装された駐車場やガレージ内などを選ぶと良いでしょう。

また、車の周囲に十分なスペースを確保できる程度の広さも必要です。

ただし、タイヤの交換場所としての条件が揃っていても、道路・洗車場・公園・店舗の駐車場などの公共の場所は避けましょう。

本来の用途とは違う使い方でスペースを占拠することは迷惑となるうえに、他の車にぶつかって傷を付けるリスクも伴います。

走行中のパンクでやむを得ず道路上でタイヤを交換する場合は、車の後方に三角停止板を置いて他の車に停車中であることを示しましょう。

自分でタイヤを交換した場合の時間目安

自分でタイヤ交換をした場合にかかる時間は、作業をする人の知識や技術力によって変わります。

作業に慣れている人であれば、1本あたり30分程度で完了する場合もあります。

一方で、作業に不慣れな人や、重いタイヤの持ち運びに不安がある人の場合、1本の交換に1時間以上かかることもあります。

さらに、作業中にミスやトラブルが発生するとその対処にも時間を取られ、作業が予想以上に大幅に長引く可能性もあります。

そのため、自分でタイヤ交換をする際は時間に余裕をもち、事前に手順や注意点を確認しておくことが大切です。

自分でタイヤ交換する際の注意点・リスク

自分でタイヤを交換する場合、正しいやり方を知っていてもトラブルが発生する可能性があります。

以下より解説する作業時の注意点・リスクを理解したうえで、自分でタイヤ交換をするかどうかを判断しましょう。

自分でタイヤを交換する際の注意点

タイヤ交換は力作業に加え、安全に関わる大事な工程が多いため、十分な知識と注意が必要です。以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

タイヤの回転方向を確認する

タイヤは回転方向が指定されているものがあります。

誤った向きに取り付けてしまうと、タイヤの本来の性能が発揮できないばかりか、安全性が低下する可能性があります。

回転方向が決まっているタイヤには、矢印などのマークが側面に表示されているので、必ず確認して正しい向きに取り付けましょう。

ナットの締め付けと締め方のポイント

ナットの締め付けが緩すぎると、走行中に緩んでタイヤが外れる危険があります。

一方で、力任せに締めすぎるとナットやホイールを破損させるおそれもあります。

締め付けの際はクロスレンチなど適切な工具を使用し、メーカー指定のトルク値で締めるようにしましょう。トルク管理に関しては、以下の記事を参考にしてください。

また、ナットを締める順番にも注意が必要です。対角線上に順番に締めていくことで、ホイールに均等に力がかかり、ゆがみやズレを防ぐことができます。

バランス調整は専用の機器がないと難しい

タイヤの交換時には、ホイールバランスを調整する必要があります。

バランスが取れていないと、振動や偏摩耗、足回りの故障につながる可能性があります。

ホイールバランスを正確に調整するには、バランスを測定する専用の「ホイールバランサー」が必要です。

実際にタイヤが回転している状態で調整できる高精度のホイールバランサーは、数十万円と高額なため、個人で用意するのはあまり現実的ではないでしょう。

自分でタイヤ交換をするリスク

専門的な知識や正確な手順を理解しないままタイヤ交換を行うと、思わぬ事故やトラブルを引き起こす可能性があります。

特に、以下のようなリスクは、自分でタイヤ交換を行う際に注意すべきポイントです。

作業中の思わぬ怪我

タイヤ交換では、ジャッキアップが必要不可欠です。

不安定な場所で作業したり、ジャッキのかけ方を誤ったりすると、車が落下する危険があり、大怪我につながる恐れがあります。また、ホイール付きタイヤは意外と重く、軽自動車用の14インチのタイヤでも10kg越え、17インチになると22kg程度になります。

作業中に足の上に落として怪我をしたり、運び方によっては腰を痛めたりするリスクもあります。

さらに、工具の扱いに慣れていないと、レンチで手を傷つけるといったトラブルも起こりかねません。

締め付けミスによる脱輪

ナットの締め付けが甘いと、走行中にナットが緩み、最悪の場合タイヤが外れる可能性があります。

タイヤが外れると車の制御が効かなくなり、非常に危険です。

さらに外れたタイヤが歩行者やほかの車に衝突するリスクもあり、自分だけでなく他人を巻き込む危険性もあります。

タイヤの摩耗状態を確認せずに交換すると偏摩耗の原因に

タイヤの位置や摩耗状態を把握せずに交換してしまうと、適切なタイヤローテーション(位置の入れ替え)ができなくなることがあります。

タイヤは車の前後・左右で摩耗の進み方が異なるため、ローテーションを定期的に行わないと偏摩耗が進行し、タイヤの寿命を短くしてしまいます。

自分で作業を行う際は、タイヤの状態を記録しておくことが大切です。

ローテーションの必要性については、以下記事を参考にしてください。

安全なタイヤ交換をするならプロへの依頼がおすすめ

自分でタイヤ交換をすることで工賃を節約できるというメリットがある一方で、準備や工具の用意、慣れない作業による怪我やミスといったリスクも少なくありません。

特に専門的な知識や作業経験がない方の場合、メリットに対してデメリットの方が大きくなる可能性が高く、安全面も考慮するとプロへの依頼がおすすめです。

プロへの依頼をおすすめする理由

自動車整備士などのプロは、タイヤ交換に関する専門知識と豊富な経験を持っています。

作業手順はもちろん、安全上の注意点もしっかり理解しているため、確実かつスピーディーに交換を行うことができます。また、専用の工具や機械を使用して作業するため、精度も高く、仕上がりも安心です。

不確実な取り付けによる脱輪などのトラブルも防げるため、「確実に安全に交換したい」という方は、プロに依頼するのがベストです。

プロへ依頼した場合の費用相場

プロへタイヤ交換を依頼した場合、費用相場は地域や店舗、またタイヤサイズなどによって異なります。

一般的にはタイヤ1本あたりの交換(組み替え作業:タイヤのゴム部分の取り外し・取り付け作業のこと)費用が1,500円〜3,000円程度です。

ただし、20インチを超える大径タイヤや特殊なものは費用相場が高くなります。

また、ホイールバランスやアライメント調整などの追加作業が必要な場合は、それぞれ別途費用がかかる場合があります。

以下の記事では、より詳しくタイヤ交換の費用相場について解説しています。ぜひご参考ください。

タイヤ交換の依頼ができる場所

タイヤ交換の依頼ができる場所としては、以下3つの業者が代表的です。

  • ディーラー
  • タイヤ専門店
  • ガソリンスタンド

サービスの質や保証の充実度を重視するならディーラー、選べるタイヤの充実度を重視するならタイヤ専門店がおすすめです。一方で、ディーラーやタイヤ専門店は交換費用が比較的高い傾向があります。

ガソリンスタンドは店舗数が多く、営業時間も長いためいつでも気軽に利用できる点がメリットです。

また、費用もディーラーやタイヤ専門店より安い傾向にあります。

ただし店舗によっては有資格者の整備士が常駐していない場合もあるため、依頼先選びの際は情報をよく確認しておくと良いでしょう。

ENEOSウイングは全国300店舗以上展開!知識と技術を兼ね備えたプロが対応

全国300店舗以上の店舗を展開するENEOSウイングでは、独自のタイヤ資格者制度を設けています。

独自資格「タイヤグランドマイスター」「タイヤマイスター1級」「タイヤマイスター2級」は、技術力はもちろん、接客力の高さや、タイヤに関する深い知識を持ったスタッフのみに認定される資格です。

中でも最上位資格であるグランドマイスターはタイヤメーカーの承認を受けています。

このように、タイヤ交換を実施するスタッフの技術向上にも日々努めています。

各店舗にタイヤに精通したプロのスタッフが常駐しており、高い技術で安心・確実なタイヤ交換を実施いたします。

また、タイヤのお持ち込み交換にも対応しているほか、ECサイトなどで購入したタイヤを直接送っていただき、交換する直送もご利用いただけます。

まずはお近くのENEOSウイング店舗にご相談ください。

自分で行うタイヤ交換に関してよくある質問

タイヤ交換は女性でも自分でできますか?

タイヤ交換は、ある程度の力や道具、そして正しい作業手順が必要なため、難易度の高い作業といえます。

特に、女性や体力に自信がない方にとって負担が大きく感じられることもあるでしょう。

とはいえ、タイヤ交換は性別に関係なく、専門知識や経験が必要な作業です。少しでも不安がある場合は、無理に自分で交換せず業者へ依頼しましょう。

ホイールはそのままでタイヤ交換できますか?

ホイールはそのままでタイヤ交換することは可能です。

ホイールはそのままでタイヤ交換を行うことを「組み替え」と言いますが、組み替えはホイールとタイヤがセットになっている状態の交換(履き替え)よりも工賃が高くなります。

業者に依頼した場合、タイヤの交換時間は4本でどれくらいですか?

タイヤや車によっても異なりますが、4本で30分~1時間程度が目安です。

なお、大径タイヤや扁平タイヤなど特殊なものはさらに時間がかかるケースもあります。

タイヤ交換の作業時間に関しては、以下記事も参考にしてください。

タイヤ交換の前後左右の見分け方は?

タイヤは回転方向が指定されているので、その方向に回転する向きに取り付ける必要があります。

タイヤの側面に内側(INSIDE)か外側(OUTSIDE)の記載があるタイヤは、それで左右を判断できます。

なお、回転方向や内側、外側の指定がないタイヤもあります。その場合は左右対称のタイヤなので、左右の区別はありません。

タイヤ交換を自分でやる人の割合はどれくらいですか?

タイヤ交換を自分で行う人の割合は、それほど多くありません。

近年ではタイヤの持ち込み交換や直送に対応している店舗も増えているため、ECサイトなどで手頃な値段のタイヤを購入し、交換をプロに依頼するといったスタイルが増えている傾向にあります。

まとめ

タイヤ交換は自分で行う方もいますが、手間や時間がかかることに加え、怪我などのリスクもあります。

普段から車のメンテナンスを自分でしない方にとっては、ハードルが高いかもしれません。

また、タイヤは車の全重量を支え、進行方向を決めたり路面に制動力を伝えたりする重要部品です。

少しのミスが脱輪などの重大事故につながりかねませんので、不安があればプロに任せることか安心です。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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