愛車の美しさを保つ手段として有効なコーティングは、数多くの企業が提供しているサービスです。
その中でも高い知名度を誇る「キーパーコーティング」に興味はあるけれど、ネガティブな口コミを見かけて試すのが心配…と考える方も多いことでしょう。
今回はキーパーコーティングに対する悪い評判は本当なのか?なぜ悪いと評価されるのか?などについて徹底的に解説いたします。
キーパーコーティングは最悪なのか?
キーパーコーティングは全国で約6,000以上の店舗で施工可能(2022年8月現在)なだけに、レビューサイトでは膨大な数の口コミが寄せられています。
キーパーコーティングには複数のメニューがありますが、どれも施工後の美しいツヤ・撥水性・保護性能に優れたコーティングです。
その性能を評価する口コミが多い中、一部では「最悪だった」「後悔した」などの意見も見受けられます。
キーパーコーティングが最悪・後悔したと評価されるケース
キーパーコーティングが「最悪」「後悔した」と評価する方が語る口コミは、以下の通りです。
- 拭き残し・研磨剤が残っていた
- 1年もたたないうちに撥水性がなくなった
- 高い金額を出したのに、期待したよりツヤがなかった
具体的にどのような体験をしたのか、詳しくご紹介いたします。
ケース①:拭き残し・研磨剤が残っていた
拭き残し多数だったのでその場で手直し。やはり安かろう悪かろうの典型例かもしれません。後日蛍光灯下でみたら料金取られたのに頼んだ研磨してない、ルーフにレジン拭き残し固着、すでに効き目切れてる最悪な仕上がりなのでキーパーは勧めません。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2828386/car/2500686/10760672/parts.aspx
キーパープロショップで「クリスタルキーパー」の施工を受けたものの、研磨がされていない・レジン拭き残しが固着していた…という体験談です。
上記の場合、技術者のミスや拭き残しの確認漏れなどがあったが故に起きてしまったケースであると考えられます。
ケース②:1年もたたないうちに撥水性がなくなった
3〜5年持つとの事ですが野天駐車の為か1ヵ月程で弾かなくなりました。新車ならもつと思いますが、野天駐車だし塗装もやれてて全塗装か車庫に金使った方がよかった。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1284562/car/2315592/10965150/parts.aspx
「ダイヤモンドキーパー」の施工後、1ヵ月で撥水性がなくなったという口コミです。
キーパーコーティングは高い撥水性と耐久性を備えていますが、コーティング被膜の表面に汚れが付着したままではその効果を低下させる恐れがあります。
コーティングの施行後も、定期的に洗車を行うことが大切です。
ケース③:高い金額を出したのに、期待したよりツヤがなかった
最近の暑さで真夏に時間をかけて洗車する自信が無くなってきた事と更なる艶を求めてキーパーラボさんでWダイヤモンドキーパーを施工してもらいました。一泊二日で夕方の受け取りでした。第一印象は自分で洗車し拭き上げた感じと変わらず、驚きや感動は特にありませんでした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2374588/car/2934108/10549031/parts.aspx
「Wダイヤモンドキーパー」を体験した方の口コミです。
クリスタルキーパーやダイヤモンドキーパーよりもワンランク上のツヤに仕上がるWダイヤモンドキーパーですが、施工者の技術力や施工環境によって仕上がりに差が生じる可能性もあります。
特にグレードの高いメニューはそれだけ仕上がりに対する期待も高まるため、「期待したほどの仕上がりではない」と感じる方もいると思われます。
キーパーコーティングが最悪と評価されるケースが起きた原因
仕上がり・性能に優れたキーパーコーティングですが、なぜ上記のような口コミが寄せられるのでしょうか。
考えられる原因として、以下5つのケースを挙げることができます。
原因①:施工スタッフで技術力が低い
キーパーコーティングを提供している店舗は非常に多いですが、そのぶん施行者の技術力にはどうしても差が生じます。
キーパーコーティングで使用するコーティング剤がいくら優れていても、下地処理や塗布などの作業を雑に行えばクオリティは低下するものです。
施工スタッフの技術力を初見で見極めることは難しいため、店舗の口コミや評判を事前にチェックしておくと良いでしょう。
なお、全国におけるキーパーコーティングの技術資格者がコーティング技術力・施工台数を競う大会「キーパー選手権」技術コンテストの開催により、スタッフごとの技術力を均等化する取り組みを行っています。
原因②:メンテナンスの方法が誤っている
キーパーコーティングは耐久性について「ノーメンテナンスで〇年」と表記していますが、施工後は何もしなくても良いという意味ではありません。
コーティングの性能を低下させる阻害被膜を堆積させないため、セルフメンテナンスとして定期的な洗車が必要です。
また、過剰な頻度で洗車を行っていたり、強い力で擦るように洗車を行ったりした場合、被膜の表面にダメージを与える恐れがあります。
適切な洗車の頻度は車の保管場所や走行状況などにより異なりますが、1~2週間程度に1回を目安としましょう。
原因③:経年車でキーパーコーティング施工を依頼した
キーパーコーティングは、基本的に下地処理を省略してコーティング剤を塗布するやり方が主流です。
経年車は状態に応じて軽研磨や鏡面研磨をプラスすることも可能ですが、それらは有料オプションなのでコストがかかります。
さらに、軽研磨は仕上がりのクオリティが保たれるものの完全に傷を消すことは難しく、鏡面研磨のように磨き込めば施工後のツヤが損なわれる可能性もあります。
経年車の施工についてネガティブな意見が上がるのは、上記のような事情も原因の1つです。
原因④:施工店ごとに技術力に差がある
店舗によって、施工者の技術力はもちろん設備も異なります。
直営店であるキーパーラボは専門店として屋内施工設備や機材などが十分に揃っていますが、技術認定店として登録を受けたプロショップは、施工場所が屋外であったり機材の数が少ないことがあります。
そのため、店舗ごとで作業環境の違いによるクオリティの差が生じるのです。
原因⑤:ガラスコーティングと比べている
キーパーコーティングのコーティング被膜は、無機質と有機質を兼ね備える特殊な性質を持ちます。
そのため、無機質のミネラル成分を寄せ付けず水シミの固着を防ぐという、通常のガラスコーティングにはない性能を備えているのです。
しかし、排気ガスや酸性雨など有機質の影響を比較的受けやすいというデメリットもあります。
このデメリットにより、通常のガラスコーティングと性能の差を感じる意見が上がっているものと思われます。
キーパーコーティングで失敗しないための方法
キーパーコーティングの施工で後悔するような結果に終わらないためにも、以下のポイントに注意することが大切です。
①高い技術を持つスタッフが在籍している店舗を選ぶ
最も確実な方法は、高い技術力を持つ人に施工をしてもらうことです。
キーパーコーティングは、キーパーコーティングにおける技術検定を実施しており、試験の難易度に応じて合格者へ2級・1級・EX1級の資格を認定しています。
キーパープロショップの店舗検索ページでは、各店舗の資格取得者人数が記載されているため、店舗選びにおける指標の1つにしても良いでしょう。
また、口コミや評判をチェックすることも、スタッフの技術力を見極める一つの方法です。
②正しいメンテナンス方法を知る
キーパーコーティングの施工車は、その優れた撥水性と仕上がりを保つために定期的なメンテナンスが必要です。
自分で行うメンテナンスとしては、以下の2通りです。
・手洗い洗車
・洗車機を使用した洗車
手洗い洗車の場合、コーティング被膜を傷つけない程度にやさしい洗車を心がけましょう。
洗車機の場合は「水洗い」もしくは「シャンプー洗車」で洗車を行います。
なお、手洗い洗車の仕上げに撥水コートやワックスを塗布したり、洗車機の「撥水モード」や「ワックス洗車モード」の使用は避けましょう。
表面に撥水コートやワックスが覆いかぶさると、コーティングの効果が十分に発揮されない可能性があるからです。
より長くコーティングの効果を持続させたい方は、定期的にコーティング施工店で手洗い洗車や、コーティング被膜の表面を再形成するメンテナンスプランの利用がおすすめです。
メンテナンスプランは、クリスタルキーパー以外のメニューで選ぶことができます。
③キーパーコーティングのメニューごとの特性を知る
クリスタルキーパーは通常のガラス被膜+レジン被膜の2層構造、Wダイヤモンドキーパーは高密度ガラス被膜2層+レジン被膜の3層構造…など、メニューによって被膜の構造が異なるため性能も同一ではありません。
キーパーコーティングのメニューは後ほどご紹介いたしますので、それぞれの特性について理解を深めたうえで自分の希望に合うものを選びましょう。
【結論】キーパーコーティングの評判は良い
キーパーコーティングについて寄せられた「最悪」や「後悔した」といったネガティブな口コミは、施工の依頼先選びやメンテナンスの誤り、キーパーコーティングの特性を知らなかったごく一部のユーザーの失敗談とも言えます。
現にレビューサイトでは、ネガティブな口コミよりもキーパーコーティングの性能を高く評価する口コミの方が圧倒的に多く見受けられます。
また、SNSでもネガティブな意見は殆ど見受けられず、キーパーコーティングは良いコーティングサービスと判断することができます。
キーパーコーティングの商品一覧
最後に、キーパーコーティングのメニュー全5種類をご紹介いたします。
メニュー | 特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
クリスタルキーパー | ・レジン被膜+ガラス被膜の2層構造 ・ノーメンテナンスで1年耐久 | 17,400円~ |
ダイヤモンドキーパー | ・レジン被膜+高密度ガラス被膜の2層構造 ・ノーメンテナンスで3年、メンテナンスありで5年耐久 | 49,900円~ |
Wダイヤモンドキーパー | ・レジン被膜+2層の高密度ガラス被膜で3層構造 ・ノーメンテナンスで3年、メンテナンスありで5年耐久 | 72,200円~ |
ECOプラスダイヤモンドキーパー | ・ECOプラスレジン被膜+ガラス被膜の2層構造 ・ノーメンテナンスで3年、メンテナンスありで5年耐久 | 72,200円~ |
EXキーパー | ・プライマーガラス+VP326の2層構造 ・ノーメンテナンスで3年、メンテナンスありで6年耐久 | 113,500円~ |
まとめ
キーパーコーティングは店舗や施工者の技術力によってクオリティに差があることは事実で、「最悪」「後悔した」といった旨の口コミが寄せられることもあります。
せっかくのコーティングで車の状態を損なわないようにするためには、今回ご紹介したポイントに注意しながら依頼先を選ぶことが大切です。
ENEOSウイングは、全国におけるキーパーコーティングの技術資格者がコーティング技術力・施工台数を競う大会「キーパー選手権」で多くの高実績を残しています。
全国300店以上のほとんどの店舗でコーティングを取り扱い、お客様にご納得いただけるよう、丁寧な作業を心がけています。
大切な愛車にコーティングの施工をお考えの方は、ぜひお近くのENEOSウイングまでご相談ください。
お客様のご要望やご予算に沿ったメニューをご提案させていただきます。
希望に合うキーパーコーティングを選び、大切な愛車の美観を上手に維持しましょう。
コメント