フロントガラスの飛び石でできた小さい傷はどうする?修理・交換の判断基準と費用相場を解説

走行中、フロントガラスに小さな傷が入った、そんな経験はありませんか?

それは飛び石が当たってできた傷かもしれません。

飛び石によるガラスの損傷は、どんなに安全運転をしていても避けにくいトラブルのひとつです。

この記事ではフロントガラスに飛び石による傷がついた場合の修理方法や費用の目安、さらに飛び石の予防策についても詳しく解説します。

目次

車の飛び石とは

「飛び石」とは、前方を走る車のタイヤが小石などを跳ね上げ、それが後続車に当たってしまう現象を指します。

ボディやフロントガラスに傷をつける原因のひとつで、特に高速道路では発生頻度が高くなります。

また、トラックやダンプカーなど大型車のタイヤには大きめの石が挟まりやすく、後ろを走る車が受けるダメージも大きくなりがちです。

どれだけ注意していても完全に防ぐのは難しいため、飛び石により傷などが生じた場合は早めの対応が重要です。

スタッドレスタイヤを履く時期は飛び石が発生しやすい

飛び石は、スタッドレスタイヤを装着する車が増える時期に発生しやすい傾向があります。

スタッドレスタイヤは夏用タイヤよりもゴムが柔らかく溝が深いため、小石を挟み込みやすくなるからです。

特に、積雪が少ない初冬や雪解けの時期は、タイヤに挟まった小石が雪に遮られずに跳ね飛び、自車や周囲の車に当たるリスクが高まります。

飛び石でフロントガラスに傷がついた場合は修理?それとも交換?

フロントガラスの傷

フロントガラスに傷がついた場合、傷の程度によって「修理」「交換」のどちらかで対処をします。

修理できる場合

  • 傷の大きさが500円玉程度(直径2〜3cm)以下
  • ヒビが伸びていない
  • フロントガラスの端から10cm以上離れた場所にある
  • 傷がついてから時間が経っていない

フロントガラスは、飛び石などで傷がついても、すぐに全面が割れることはほとんどありません。ただし放置すると振動・風圧・温度変化などにより傷が広がってしまうこともあるため、早めに修理を検討しましょう。

交換が必要な場合

  • 傷の大きさが500円玉を超えるサイズ
  • ヒビが広がっている
  • フロントガラスの端に近い場所にある
  • 長期間放置されていた

フロントガラスの端は走行時の振動が伝わりやすく、最初は小さな傷でも徐々に広がってしまうことがあります。

また、補修しても再びヒビが入るなど、修理では対応しきれないケースが多いため、交換が一般的です。

さらに、傷を放置すると内部にホコリや水分が入り込み、補修材がうまく浸透しなくなります。

そのため、傷ができた直後であれば修理で済む場合でも、時間が経過すると交換が必要になることがあります。

次章では、修理する場合・交換する場合、それぞれの対処法について詳しく解説します。

フロントガラスの飛び石傷の修理方法と費用相場

自分で修理する場合

浅いキズであれば、市販のガラスリペアキットを使い自分で補修することも可能です。

費用は2,000円〜5,000円程度が目安で、カー用品店やネット通販で手軽に購入できます。

ただし、ヒビが深く内部まで達している場合は補修効果が弱く、仕上がりにムラが出ることもあるため注意が必要です。

業者に修理を依頼

専門業者では、専用の樹脂をヒビに充填して目立たなくする「リペア施工」が一般的です。

費用相場は1万円〜2万円前後で、作業時間は30分〜1時間ほどが目安です。

プロが専用の工具と技術で施工するため、仕上がりがきれいで、補修後のヒビも広がりにくくなります。

なお、この価格帯は直径2〜3cmほどの小さな傷を修理する場合の目安です。

修理のメリット・デメリット

修理には、交換に比べて費用を抑えられることや、業者によっては即日対応が可能なことなどのメリットがあります。

一方で、補修後に傷がうっすら残る場合があったり、時間の経過とともにヒビが再び広がる可能性があるというデメリットもあります。

小さな傷なら修理で対応できることが多いですが、傷が大きく広がっている場合や視界にかかる位置の傷は、安全のためにガラス交換を検討したほうが安心です。

フロントガラス交換が必要なケースと費用相場

傷が大きい場合や運転視界にかかる位置の損傷は、修理では対応できずガラス交換が必要です。

交換費用の目安は5万円〜15万円程度で、車種やガラスの種類によって変動します。

修理に比べて費用が高く、作業時間も長くなるため、余裕をもって依頼する必要があります。

飛び石でできた車の傷の修理に保険は使える?

飛び石による車の傷は、原則として車両保険の補償対象です。

ただし、契約している保険の種類や内容によって適用条件が異なるため、事前に契約内容を確認することが大切です。

一般的な車両保険では広範囲な損害が補償されますが、エコノミー型や限定条件付きの場合、補償範囲が狭くなることがあります。

例えば、「車対車事故・限定危険特約」がセットされている場合、飛び石被害は補償対象外となるため注意が必要です。

車両保険の免責について

車両保険には通常、「免責金額」が設定されています。

免責金額とは、修理費用のうち自己負担しなければならない金額のことです。

例えば免責金額が5万円で修理費用が10万円かかった場合、5万円は自己負担、残りの5万円が保険金として支払われます。

修理費用が免責金額を下回る場合には、保険金は支払われません。

さらに保険を使うと翌年以降の等級が下がり保険料が上がるため、結果的に自己負担額より支払い総額が増えることもあります。

そのため、小さな傷の場合には、保険を使わず自費で修理した方が結果的に安く済むケースもあります。

判断に悩むようであれば、保険会社に相談するのがおすすめです。

フロントガラスにできた飛び石の傷修理はどこでできる?

飛び石でついたフロントガラスの傷は、主に以下の業者で修理を依頼できます。

板金・リペア専門店

町の板金・リペア専門店は、小さなキズや細かな修理にも柔軟に対応してくれるのが特徴です。

ディーラーやカーケアショップのように作業がマニュアル化されていないことが多いため、車の状態や希望に合わせて修理方法や価格を調整してもらえる場合もあります。

ただし技術力や修理方法などはお店によって異なるため、初めて利用する際は口コミや評判を事前に確認しておくと安心です。

ディーラー

メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店であるディーラーでも修理・交換が可能です。

自社の車について熟知したスタッフが対応してくれる他、手厚い保証が受けられるなど質の高いサービスに期待ができます。

一方で、正規部品のみを使用するため費用が高くなりやすいほか、部品在庫がない場合は修理に時間がかかることもあります。

カーケアショップ

車のパーツやタイヤ、オイルなどカーケアアイテムを取り扱っている大手カーケアショップでも、修理の依頼が可能です。

店舗数が多く、交換が必要な場合も店頭在庫から代替品を選べる点が便利です。

価格も比較的リーズナブルですが、店舗によっては軽微な傷・ヘコミの修理しか対応していない場合があるため注意が必要です。

また、損傷が大きい車や改造車などは、断られる場合もあります。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも、店舗によってはフロントガラスの修理や交換の相談が可能です。

給油や洗車のついでに見積もりを依頼できるため、利便性が高いのが特徴です。

ただし、店舗によっては重度の損傷には対応できない場合があります。

全国に300店舗以上のガソリンスタンドを展開するENEOSウイングでも、板金修理のご依頼を承っています。

修理の内容によっては対応できない場合もございますが、まずは、お近くのENEOSウイング店舗へお気軽にご相談ください。

飛び石の傷修理にかかる時間

飛び石による傷の修理時間は、傷の程度や依頼先によって変わります。

フロントガラスの場合、軽微な傷であればおよそ1時間程度で完了することが多いです。

一方、ガラス交換になると、接着剤の乾燥時間も含めて3〜4時間ほどかかります。

また、作業を外注している業者では、修理でも数時間〜1日以上かかるケースもあるため注意が必要です。

飛び石でついた傷を放置しておいてもいい?

ここでは、飛び石によってフロントガラスにできた傷を放置した場合に起こり得るリスクについて解説します。

放置すると傷が大きくなり危険大

一見小さな傷でも、温度変化や走行中の振動によってヒビが広がることがあります。

特に冬場などは、冷えたガラスに車内ヒーターの温風を急に当てると、温度差によってヒビが拡大することもあります。

視界を遮るほど大きくなると、運転中の安全性に直結する危険な状態になるため注意が必要です。

修理費用が高くなる可能性も

傷を放置してヒビやサビが広がると、部分修理では対応できず交換が必要になることがあります。

小さなうちに修理していれば少額で済むはずの費用が何倍にも膨らむケースも少なくありません。

見た目に問題がなくても、将来的なコストを考えると早期修理の方が結果的に経済的といえます。

車検が通らなくなる可能性もある

フロントガラスの傷が運転席の視界を妨げる位置にある場合、安全基準を満たさず車検に通らない可能性があります。

【豆知識】飛び石の責任は誰にあるのか?

走行中に飛び石で車に傷がつくと、原因となった車のドライバーに責任を問いたいと感じる方もいるでしょう。

しかし、飛び石は前方車だけでなく自車のタイヤが巻き上げて発生する場合もあり、相手に過失があると認められるケースはごく限られます。

ドラレコなどでの記録映像があっても立証は難しい

ドライブレコーダー

交通事故の「過失」は、一般的に安全運転の義務に反した行為とみなされる場合に認められます。

飛び石は通常走行中にも起こり得る予測不能な現象であり、ドライバーが完全に防ぐことはほぼ不可能です。

そのため、例えドライブレコーダーに映像が残っていても、相手側の過失を立証して責任を問うのは非常に難しいのが現実です。

飛び石被害の予防方法

飛び石は、通常の走行中に偶然起きるため、自分に過失がなくても周囲の車に責任を求めるのはほとんど不可能です。

ここでは、飛び石被害を減らすための予防策について解説します。

前走車との車間距離を十分にあける

車間距離

飛び石は、前の車が巻き上げた小石が当たって発生します。

そのため、前走車との車間距離をしっかり確保するだけで、受けるダメージを大きく減らすことができます。特に高速道路では、スピードが速くなる分、走行速度と同じくらいの距離をあけるのが理想です。

また、トラックやダンプカーなどの大型車は飛び石が起きやすい傾向があります。

できるだけ後ろにつかず走行するか、通常より多めに車間距離を取るようにしましょう。

適正な速度を守る

車のメーターパネル

スピードが出ているほど、前走車が巻き上げた飛び石と衝突する際の衝撃が大きくなり、車に受けるダメージも増えてしまいます。

また、走行速度が高いほど、自車のタイヤが小石を跳ね上げる可能性も高まります。

高速道路・一般道路を問わず、必要以上のスピードを避け、適正な速度で走行しましょう。

タイヤの溝に小石が挟まっていないか点検をする

タイヤ

タイヤの溝に小石が挟まったまま走行すると、その小石が遠心力で勢いよく飛び出し他の車に被害を与える可能性があります。

特にスタッドレスタイヤは小石を挟みやすい形状となっているため、こまめにチェックしておきましょう。

飛び石による小さい傷から大きなヒビまで、傷修理はENEOSウイングにおまかせ

ENEOSウイングでは、全国各地の店舗で板金塗装・修理サービスを提供しております。

修理は検定に合格し、確かな技術力を有したスタッフが担当いたしますので安心してお任せください。

飛び石による小さな傷から、大きなヒビや板金が必要な損傷まで、まずはお気軽にお近くのENEOSウイングへご相談ください。

飛び石による傷に関するよくある質問

飛び石による傷に関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。

飛び石の傷は市販の修理キットで直せますか?

小さな傷であれば、市販のタッチペン・スプレー・コンパウンドなどで目立たなくする程度の補修は可能です。

ただし扱い方を誤ると状態が悪化することもあるため、初心者の方や技術に自信がない方はプロに依頼することをおすすめします。

フロントガラスの小さい飛び石傷は修理した方がいいですか?

飛び石でできた小さな傷は、放置せず早めに修理することをおすすめします。

フロントガラスの傷は、走行時の振動や温度変化によってひび割れが進行し、突然大きく広がることがあります。

放置したままヒビがさらに大きくなってしまうと修理では対応できず、ガラス交換が必要になることもあります。

飛び石でフロントガラスにヒビが入った場合、交換の判断基準は?

フロントガラスの場合、以下の特徴に当てはまる傷は交換となる可能性が高いです。

  • ヒビの大きさが500円玉のサイズを超えている
  • ガラスの端に近い場所にある
  • 長時間にわたって放置された状態

また、上記に当てはまらなくても、運転時の視界を妨げる場所にある場合は、交換をおすすめします。

飛び石でボディに傷がついた場合、自分で直せますか?

以下のような浅い傷であれば、自分で補修できる場合があります。

  • 爪が引っかからない表面レベルの浅い傷
  • 数センチ程度の小さな擦り傷

これらの傷なら、市販のコンパウンドや傷消し剤で目立たなくすることが可能です。

一方、次のような傷は DIYでは対処が難しく、悪化させてしまう可能性があります。

  • 塗装の下地(鋼板)まで届いている深い傷
  • へこみを伴う傷
  • 範囲が広い損傷

傷の深さや状態が判断できない場合は、無理に補修せず、プロに相談するのが安心です。

まとめ

飛び石は、前走車や自社のタイヤに巻き上げられた小石が当たり、車に傷がつくトラブルのことをいいます。

小さな傷でも、そのまま放置するとサビやヒビの拡大につながるため、早めに修理を依頼するようにしましょう。

飛び石は自分がどれだけ注意をしても避けにくく、他の車が原因でも賠償責任を問うことは基本的にできません。

そのため、車間距離をあける、速度を出しすぎないなど日頃からの予防策で被害を減らす対策が大切です。

飛び石による傷でお困りの際は、ぜひお近くのENEOSウイングにご相談ください。

お客様のご希望やご予算にあわせて、最適な修理方法をご提案させていただきます。


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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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