日常的に車を使う中で、うっかり縁石や他の車と擦ってしまうリスクは常に付いて回ります。
万が一車を擦ってしまった際、相手がいなかったり双方に大きな被害がない場合は「警察を呼ばない」という選択肢を思い浮かべる方も多いことでしょう。
そこで今回は、縁石・他の車それぞれで擦ってしまった場合に焦点を当てて、警察を呼ぶ必要性や対応方法、車の修理代などについて詳しく解説いたします。
縁石で擦ったときに警察を呼ばないのはNG

愛車と擦ったことで縁石に傷ができた場合は「物損事故」になります。
警察への連絡を怠れば当て逃げ行為となり、縁石の弁償に加えて以下の罰則が科せられる可能性があります。
- 違反点数7点(危険防止等措置義務違反5点/安全運蓮義務違反2点)
- 免許停止
- 1年以下の懲役または10万円以下の罰金
例え周囲に目撃者がいないとしても、現場の様子を映していた防犯カメラにより発覚する可能性もあります。
発覚すれば上記の通り重い責任が問われるため、当て逃げは避けるべきです。
縁石以外でも相手(人)がいない場合も警察への通報は必須
壁やガードレール、ミラー、電柱などにぶつかった場合も、縁石同様に当て逃げなどの罪に問われる可能性もあるため、警察へ通報をしましょう。
他の車に擦った場合や人に当たった場合も警察を呼ばないと違法になる
縁石だけでなく、他の車と擦った場合も同様に警察への連絡が必要です。
相手の車や相手自身に目立った損傷やケガがなくても交通事故となるため、警察への報告義務を守りましょう。
他の車に擦ったり人に当たったりしたにもかかわらず警察を呼ばない場合、ひき逃げや当て逃げとみなされる可能性があります。
ひき逃げの罪に問われた場合、以下の罰則が科せられます。
- 違反点数35点
- 最大15年以下の懲役
- 免許取り消し
ひき逃げは当て逃げよりも重い罰則が科せられるため、相手の車と擦ったら速やかな対応が必要です。
車を縁石や他の車に擦った場合の対応の流れ

縁石に車を擦った場合の対応の流れ
縁石に車を擦ってしまった場合の対応について、一連の流れを解説いたします。
まずは、ボディやタイヤ周辺に傷などついていないか、タイヤはパンクしていないかなど目に見える異常の有無をチェックします。
特にバンパーは損傷を見落としやすいため、注意深く確認しましょう。
損傷度合いによっては、そのまま走行を続けるとバンパーが外れて大きな事故につながる恐れがあります。
愛車の状態確認を終えたら、縁石に傷がないかどうかも確認しましょう。
縁石に傷がついた場合、物損事故とみなされるため、警察への連絡が必要です。
道路交通法では交通事故の発生時は警察への連絡が義務付けられており、これを怠ると道路交通法違反になります。
なお、物損事故は速やかに警察へ連絡をすれば違反点数の加算を免れます。
一方で警察へ連絡せずに放置することは当て逃げに該当し、違反点数の加算だけでなく免許停止処分を受ける恐れがあります。
縁石に傷をつけて警察へ連絡すると、市役所の道路管理課にも連絡をするように指示される場合があります。
地域によっては市役所や県事務所などが縁石含む道路施設の管理を行っており、損傷度合いによっては修理などの対応が必要になるからです。
縁石に傷があったら、ご自身でもその地域の市役所や県事務所のホームページなどをチェックして、連絡が必要かどうか確認することをおすすめします。
他の車に擦った場合の対応の流れ
他の車に擦ってしまった場合の具体的な対応について、基本的な流れを解説いたします。
相手の車に擦ってしまったら、まずは相手と一緒に事故の状況を細かく把握し、合意のうえでメモや写真などで事故の状況を記録しておきます。
そのうえで警察に連絡し、ケガ人がいる場合は救急車も呼びましょう。
相手がいる事故の場合は、双方の連絡先の交換も必要です。
また、事故の目撃者がいればその目撃者の名前と連絡先も交換しておくことをおすすめします。
相手の車や相手の状態にかかわらず、警察に連絡のうえ届け出をします。
なお、相手とのやり取りで「警察を呼ばないで示談で済ませないか」と提案されるケースも珍しくありません。
その場で示談に応じると交通事故証明書を発行してもらえず、後で保険が使えなかったり思わぬトラブルへ発展した際に法的な対応がしにくくなります。
縁石で擦っても警察を呼ばないケースはある?

縁石で擦った際に警察を呼ばなくても良いケースとしては、「縁石に傷がなく車体の修理を自己負担で行う場合」です。
逆に、車体についた傷の修理に保険を使いたい場合は、縁石の傷の有無にかかわらず警察へ連絡をするべきです。
保険を使うとなれば交通事故証明書が必要になりますが、これは警察に事故を届け出なければ発行されません。
日を改めて届出を行っても、客観的証拠が不十分で発行されない可能性があります。
修理を自己負担で行わない限り、縁石で擦ったらすぐに警察へ連絡をしましょう。
車を擦ったときに発生する傷や故障

縁石や他の車と擦った際、車にできやすい傷・故障の種類をご紹介いたします。傷・故障の種類によって考え得るリスクや対処法は異なるため、参考にしてみてください。
こすり傷
縁石や他の車と接触した場合において最も多く見受けられる傷が、ボディやホイールのこすり傷です。
ボディにこすり傷ができると、ほとんどの場合鋼板を保護する塗装が剥がれてしまいます。
塗装が剥がれた部分から空気中の水分や汚れなどが入り込むとサビが発生し、塗装の内側を少しずつ侵食していきます。
また、ホイールにこすり傷がつくと、表面のクリア塗装が剥がれて「白サビ」が発生しやすくなります。
ボディと異なり腐食が広がることはありませんが、塗装剥がれの深刻化につながります。
車の底の損傷
縁石や他の車との接触の仕方によっては、車体底部が損傷していることがあります。
外側からは気が付きにくいですが、車の底が衝撃を受けると傷だけでなくエンジンやサスペンションにも影響が及ぶリスクが生じます。
少しでも擦ってしまったと感じた場合、または縁石に乗り上げてしまった場合は早めに業者へ点検を依頼しましょう。
パンクやホイールが変形している
縁石や他の車と接触すると、タイヤの傷や削れ・ホイールの歪みなど足回りが変形する可能性もあります。
足回りが変形すると「タイヤの空気が抜けて走行困難となる」「ハンドルの操作性が悪くなる」といった弊害が及びます。
命に関わる事故となりかねないため、足回りの変形を確認したら公道を走らずレッカー車やロードサービスを手配しましょう。
ブレーキオイルの漏れ
縁石や他の車との接触後、車から液体が漏れていた場合はブレーキオイルの漏れを疑いましょう。
ブレーキオイルが漏れるとブレーキの効きが悪くなり、最悪の場合はブレーキが完全に効かなくなる恐れもあります。
ブレーキオイルが漏れている場合、液体の漏出だけでなく以下のような症状も現れます。
- ベタ踏みしないとブレーキが効かない
- ブレーキが軽い
- ブレーキを踏むと異音が聞こえる
放置すれば重大な事故につながるため、速やかに業者へ相談のうえブレーキオイルの交換を行いましょう。
擦った際についた車の傷は放置しても大丈夫?

縁石や他の車に擦ったことにより起こりうる損傷や故障は様々ですが、いずれも程度にかかわらず放置は避けましょう。
擦った衝撃で部品が故障したときはもちろん、こすり傷程度の損傷でも放置をすれば広範囲にダメージが及び、大規模な修理を要する状態まで悪化する恐れがあります。
また、先述したように足回りの変形やブレーキオイル漏れの放置は、命に関わる事故の発生リスクを高めます。
縁石や他の車で車を擦ったあとは、早めに業者へ相談のうえ点検・修理を依頼しましょう。
車体に目立った傷がない場合でも点検してもらうことがおすすめ

車体に目立った傷がない場合も、1度は業者に点検してもらうことをおすすめします。
その場で外側を確認したときは大きな損傷が見受けられなくとも、接触の仕方によっては小さな部品が欠損していたりオイルが漏れていたりする可能性があります。
また傷があったにもかかわらず放置をすると、損傷個所から水分などが浸入してサビが発生するリスクも考えられます。
万が一の可能性を考えて傷がなくとも業者に相談し、プロの目線から状態を確認してもらった方が安心です。
擦った際にできた車の傷や故障はどこで直す?

縁石や他の車で擦った際にできた傷や故障を修理する手段としては、「業者への依頼」と「自力で修理」の2通りがあります。
修理方法だけでなく依頼先となる業者の種類によってもメリット・デメリットに違いがあるため、事前に理解のうえ依頼先を選びましょう。
ディーラー
ディーラーは、特定のメーカー製自動車に詳しいスタッフから丁寧なサービスを提供してもらえることが特徴です。
実際に修理作業を行うのは外部の板金塗装向上ですが、メーカーが定めた基準をクリアしているため高品質な修理に期待ができます。
メリット・デメリット
ディーラー最大のメリットは、総合的な対応力に優れていることです。
サービスの質・作業のクオリティ・保証の手厚さは、メーカーの正規販売店ならではの強みと言えます。
しかし外部の工場へ作業を委託する際に中間マージンがかかる他、部品交換が必要な場合は純正品での対応となります。
そのため、費用総額はどの業者よりも高くなりやすいです。
板金塗装業者
板金塗装業者は、車の板金修理や塗装などの修理を専門的に行っている業者のことです。
ディーラーや大手チェーン店のようにマニュアルが定まっておらず、希望や予算に合わせて柔軟に対応してくれる傾向にあります。
メリット・デメリット
板金塗装業者はディーラーのように中間マージンが発生しないため、比較的安い工賃で専門家による修理を受けることができます。
また、部品交換の際も希望すればリビルトパーツなどで対応してもらえる場合もあり、費用総額を抑えることが可能です。
ただし板金塗装業者は向上によって技術力にバラつきがあるため、依頼先を選ぶ際は慎重に情報収集を行う必要があります。
カーショップ
カーケア用品やタイヤなど、車に関わるアイテムを豊富に取り扱っているカーショップでも修理に対応している場合があります。
店舗によってはネットで見積もりが可能な場合も多く、気軽に利用できる業者です。
メリット・デメリット
カーショップは店舗数が多く、工賃もディーラーや板金塗装業者と比べて安いことがメリットです。
従業員数も多い傾向にあり、軽度の傷なら迅速に修理してもらうことが可能です。
その一方で、カーショップは修理の専門家ではないため重度の損傷があると修理を断られる場合があります。
また、休日などは混雑の影響を受けやすく、待ち時間が発生することも多いです。
ガソリンスタンド
街の至るところにあるガソリンスタンドも、車の修理に対応している店舗が増えています。
修理専門の業者ではないものの、修理サービスにおける人材育成や設備向上に注力しているガソリンスタンドもあり、作業クオリティの高さにも期待ができます。
メリット・デメリット
ガソリンスタンドのメリットとしては、給油や洗車など車の維持に必要な用途のついでに修理を依頼できるという利便性の高さを挙げることができます。
工賃も安く、国産車かつ軽度の傷を直すのであればまず依頼先の候補に入れたい業者です。
なお、ガソリンスタンドによって修理サービスに対する注力の度合いは異なります。
カーショップと同じく、重度の損傷は修理を断る店舗もあるため注意が必要です。
自分で修理する
足回りの損傷やオイル漏れなどは業者への依頼が必須ですが、ごく浅いこすり傷であれば市販のアイテムを使い自分で修理することも可能です。
傷のつきかたによって適したアイテムは変わりますが、多くの場合コンパウンドやタッチペン、カラースプレーなどを使います。
メリット・デメリット
市販の傷消しアイテムは数千円もあれば購入することができ、工賃もかからないため費用の大幅な削減に有効的です。
しかし、適切なアイテムと手順で作業を行わなければ、状態がさらに悪化するリスクも伴います。
失敗してから業者に修理を依頼すると、本来よりも高額な工賃がかかる可能性もあるため、基本的にはおすすめできない手段です。
車を擦った場合の修理費用の相場

車を擦った際にかかる修理費用は、傷や故障の種類・度合いによって変わります。
先述した傷や故障の種類ごとにかかる修理費用の相場を、以下よりご紹介いたします。
バンパーなどボディを擦った場合
バンパーやボディにこすり傷がついた場合の修理費用は、「10,000~40,000円程度」が相場です。
ただしこすり傷の修理費用はサイズによって変わり、手のひらを超えるサイズとなった場合の工賃は上記の金額を上回ると考えて良いでしょう。
また、未塗装のパーツにこすり傷が着くと板金塗装での修理が困難なため交換対応となり、費用が高くなることもあります。
タイヤを擦った場合
タイヤに擦り傷がある場合、そのまま補修することはできないため交換が必要です。
タイヤ交換の工賃は1本あたり「1,000~8,000円程度」が相場で、加えてタイヤの購入費もかかります。
タイヤの交換費用の大部分はタイヤの購入費が占めているため、費用を抑えたいのであればネット通販などで独自に購入したタイヤを店舗に持ち込むという手もあります。
ただし、持ち込みの場合は工賃が割高になる業者もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ホイールを擦った場合
ホイールに傷がついた場合、修理費用は「8,000~15,000円程度」かかります。
変形した場合の修理費用は1本あたり「15,000円以上」が目安ですが、加えてタイヤの脱着工賃もかかるため、高めに見積もっておくと良いでしょう。
なお、サイズの大きなホイールやダイヤモンドカットなどの特殊加工が施されたホイールなどは、相場よりも修理費用が高くなりやすいです。
車の底を擦った場合
車体の底を擦って傷がついた場合、手のひらサイズの軽い傷であれば「10,000〜20,000円程度」の費用で修理が可能です。
一方で広範囲の傷や、損傷の度合いがひどくパーツ交換を要する場合の費用は100,000円を超える場合もあります。
擦ってできた車の傷の修理は保険は利用できる?

縁石や他の車と接触して傷ができた場合は物損事故となりますが、加入している車両保険によっては利用可能な場合があります。
ここでは、縁石や他の車による傷で保険が利用できるケースや利用の際の注意点などについて解説いたします。
車両保険の利用は可能
結論から述べると、縁石や他の車と接触した場合も車両保険の利用が可能です。
また、車の修理費用だけでなく破損した縁石や他の車の賠償金も補償してもらえることもあります。
実際の事故の内容が補償対象となっているかどうかは加入している保険によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
利用するかどうかは適宜判断が必要
縁石や他の車との接触で損傷した場合、必ずしも車両保険を使うべきとは断言できません。
詳細は後述しますが、車両保険には以下のような点に注意が必要だからです。
- 保険を使えば絶対にお得になるとは限らない
- 場合によっては車両保険を使うことができない
実際に接触したときに生じた車の損傷度合いや現場の状況などを総合的に加味し、保険を利用するかどうかを判断することが大切です。
縁石との接触は限定型の車両保険では補償されない
車両保険には一般型の他にも「限定型(エコノミー型)」がありますが、限定型は保険料が安い代わりに補償範囲が限られています。
具体的な範囲は保険会社によって変わりますが、限定型はほとんどの場合、補償範囲に車以外との接触・衝突が含まれていないと考えて良いでしょう。
縁石に擦った場合に保険の利用を考えている方は、あらかじめ保険会社にご自身が加入している保険のプラン内容と利用の可否について確認が必要です。
自動車保険を使う場合の注意点
消耗品と考えられているタイヤの損傷は、車両保険の補償範囲に含まれないため注意が必要です。
一般型の保険に加入していたとしても、タイヤのみ修理を行う場合は自己負担での対応となります。
また、保険を利用すると等級ダウンとなり、翌年から保険料が高くなります。
車の損傷度合いによっては、すべて自己負担で修理をした方が安く済む可能性もあるのです。
保険の利用を検討する際は、このようなリスクも加味しながら慎重に判断しましょう。
縁石や他の車と擦らないための対策

大切な愛車の損傷や修理費用、保険の利用について悩む前に、日頃から接触事故を起こさないための対策を心がけることが大切です。
ここでは、今日からでも実践できる方法を含めた接触事故の対策をご紹介いたします。
狭い道では徐行する
狭い道でスピードを出して走行すると、勢いが余って縁石と接触する可能性が高まります。
さらに対向車と接触したり、曲がり角で壁にぶつかったりと様々なリスクが生じます。
安全のためにも、狭い道では「すぐに停車できるスピード」を目安に走行することを心がけましょう。
縁石を乗り越えるときはタイヤを1つずつ乗せる
縁石に正面から勢いよく乗り上げようとすると、車の底やバンパーなどを強く擦ってしまう場合があります。
縁石を乗り越える必要がある場面では、正面からではなく斜めから入ることを意識しましょう。
斜めからタイヤを1つずつ乗せていけば、車体に傷がつくリスクを下げることができます。
車高を上げる
元より車高が低い車は、他の車と比較して縁石と接触しやすくなっています。
上述した「徐行する」「タイヤを1つずつ乗せる」といった対策を行っても縁石と接触してしまう場合は、車高を上げるという物理的な手段も検討しましょう。
ただし車高を上げれば外見の印象は大きく変わるため、縁石との接触リスク回避と見た目のどちらを優先するかをよく考えたうえで判断することをおすすめします。
駐車の際は他の車の隣を避ける
他の車との接触事故が起こる場所として多いのが、駐車場です。
バック駐車の際に隣の車に擦ったり、ドアを開けた際に隣の車にぶつけてしまったりするリスクがあります。
商業施設やコインパーキングなどの駐車場に車を停める場合は、できるだけ空いているスペースを選んだり、いちばん端のスペースに停めたりといった工夫をしましょう。
縁石で擦った・乗り上げた際はお近くのENEOSウイングへご相談を!

縁石や他の車との接触で車が損傷したら、豊富な知識と高い技術力を持つスタッフが揃ったENEOSウイングにご相談ください。
ENEOSウイングでは「ピッカーズ」または「カーコンビニ俱楽部」の傷・へこみ修理サービスを提供しており、独自の工法で安く・早く・キレイな修理を実現しております。
作業は独自の検定に合格し、確かなスキルを身に付けたスタッフが担当いたしますので安心してお任せください。
ボディだけでなく、オイル漏れ修理や足回りの修理・交換も幅広く承っております。
対応店舗は全国各地にございますので、お近くのENEOSウイングへお気軽にお問い合わせください。
車を擦った際の警察連絡についてよくある質問

車を擦ったときに関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。
コンビニの縁石に乗り上げた場合、警察を呼ばないといけませんか?
乗り上げた際に縁石に傷がついた場合は、物損事故になるため警察への連絡が必要です。
また、所有者であるコンビニにも縁石に傷をつけてしまった旨を報告しましょう。
その場に目撃者がいなくても、周囲に設置された防犯カメラで発覚する可能性が高いため、決して当て逃げはしないように心がけましょう。
縁石で擦ったが車に傷がなかった場合も警察を呼ばないといけませんか?
車に傷がなくとも、縁石に傷がついたり破損したりした場合は警察への連絡が必要です。
また、公道の縁石なら道路を管理する市役所や県事務所、駐車場の縁石なら駐車場の管理者にも報告しましょう。
車を擦ったときに警察を呼ばないケースはありますか?
縁石に擦った場合、縁石に傷がついておらず車の修理に保険を利用しない場合は警察への連絡義務はありません。
ただしその場で報告をしないと、後から保険を利用するために警察へ連絡しても証拠不十分とされる可能性が高い点には注意が必要です。
縁石の修理代はいくらですか?
縁石の損傷具合にもよりますが、一般的に小規模範囲で縁石を設置する際の費用は10万円程度となっています。
ただし縁石が破損した場合でも、管理している市区町村によっては修理代の弁償が免除されるケースがあります。
また、車両保険に付帯される「対物賠償保険」に加入していれば、縁石の修理費用に関して補償を受けることが可能です。
車を擦った当日警察を呼ばない場合、後日連絡しても良いですか?
縁石・他の車のどちらにおいても、警察への連絡は接触した当日が望ましいです。
しかし何らかの事情で当日に警察を呼べなかった場合、後日であっても必ず警察へ連絡しましょう。
後日の連絡でも、車の損傷や当事者のケガと事故の因果関係が確認されれば保険を利用できる可能性があります。
また、交通事故後の警察への報告義務を守るという意味でも、連絡が必要です。
まとめ
車を擦った場合、その対象が縁石・他の車のどちらであってもまずは警察へ連絡する必要があります。
そのうえで車・縁石・相手方の状態など事故状況を詳しく確認し、必要に応じて保険の利用を検討しましょう。
また、車に大きな損傷が見受けられない場合でも、早めに業者へ点検を依頼することも大切です。
車を擦ったことが原因のこすり傷・足回りの傷や変形・オイル漏れなどにお困りの方は、確かな腕をもつプロによる修理をお得な価格で提供するENEOSウイングにお任せください。
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