縁石に乗り上げたり擦ったりすると、見た目の傷だけでなくタイヤ・ホイール・足回り・車体底面などにダメージが及ぶことがあります。
放置すると走行安全性の低下や、パンク・オイル漏れなど重大トラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、縁石に乗り上げた際に起こりやすい車の下の傷やダメージについて、確認しておきたいポイントや対処方法を解説します。
車が縁石に乗り上げた・擦った場合の対応の流れ

まずは、車のボディやタイヤ周辺に傷や変形がないか、タイヤはパンクしていないかなどをチェックします。
その後、下回りも忘れずに確認しましょう。オイルや冷却水の漏れがないかをチェックし、アンダーパネルやマフラーの変形がないかも確認しておきます。
愛車の状態確認を終えたら、縁石に傷がないかも確認しましょう。
縁石に傷がついた場合、物損事故とみなされるため、警察への連絡が必要です。
道路交通法では、交通事故が発生した際に警察へ報告する義務が定められており、人身事故だけでなくガードレールや縁石など道路設備を損壊した場合も対象です。
これを怠ると報告義務違反となり、刑事罰(懲役または罰金)の対象になる可能性があります。
また、事故の状況によっては行政処分として違反点数が付加される場合もあるため、注意しましょう。
警察に連絡すると、地域によっては市役所や県事務所の道路管理課への連絡を求められる場合があります。
縁石を含む道路施設は自治体が管理しており、損傷が大きければ修理手続きが必要になるためです。
縁石に乗り上げた・車を擦ったときによくある傷や故障

縁石に乗り上げて車を擦ると、ボディに傷ができるだけでなく不具合が生じることもあります。
ここでは、縁石との接触が原因で起こり得る4つのトラブルについて解説いたします。
こすり傷
縁石の乗り上げで最も起こりやすいトラブルが、ボディのこすり傷です。
塗装が剥がれた部分から水分や汚れが入り込むとサビが生じ、時間の経過とともに内部で広がるため注意が必要です。
状態によっては高額な修理費用が発生するおそれがあるため、早めに修理しましょう。
車の下回りの損傷
縁石に乗り上げた場合、車体底部と接触して損傷することもあります。
車の下回りが衝撃を受けると傷だけでなく、エンジンやサスペンションにも影響が及ぶリスクが生じます。
少しでも擦ってしまったと感じた場合、または縁石に乗り上げてしまった場合は早めに業者へ点検を依頼しましょう。
パンクやホイールが変形している
縁石との接触の仕方によっては、タイヤの傷や削れ・ホイールの歪みなど足回りが変形する可能性もあります。
足回りが変形すると「タイヤの空気が抜けて走行困難となる」「ハンドルの操作性が悪くなる」といった弊害が及びます。
重大事故につながるリスクも否定できない、足回りの変形を確認したら走行は中止しロードサービスを手配しましょう。
ブレーキオイルの漏れ
縁石との接触後、車から液体が漏れていた場合はブレーキオイルの漏れを疑いましょう。
ブレーキオイルが漏れるとブレーキが正常に作動しなくなり、最悪の場合完全に効かなくなる可能性があります。
また、ブレーキオイルが漏れている場合、液体の漏出だけでなく以下のような症状も現れます。
- ベタ踏みしないとブレーキが効かない
- ブレーキが軽い
- ブレーキを踏むと異音が聞こえる
放置すれば重大な事故につながるため、速やかに業者へ相談のうえブレーキオイルの交換を行いましょう。
車体に目立った傷がない場合でも点検してもらうことがおすすめ

縁石に乗り上げたり擦ったりした場合は、車体に目立った傷がない場合も、念のため業者に点検してもらうことをおすすめします。
大きな損傷がなくても、接触の仕方によっては小さな部品が欠損していたりオイルが漏れていたりする可能性があるためです。
また、傷に気が付かず放置すると、損傷個所から水分などが浸入してサビが発生するリスクも考えられます。
擦った際にできた車の傷や故障はどこで直す?

縁石に乗り上げたり擦った際にできた傷や故障を修理する手段は、大きく分けて「業者へ依頼する」か「自力で修理する」かの2通りです。
業者へ依頼する場合、主にディーラー・板金塗装業者・カー用品店・ガソリンスタンドなどで修理が可能です。
各業者に依頼する場合・自分で修理する場合、それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあることを理解し、最適な方法を選びましょう。
| 修理方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ディーラーに依頼 | ・サービスの質や修理のクオリティが安定して高い ・保証が手厚い | ・費用が高額になりがち |
| 板金塗装業者に依頼 | ・修理内容や予算の希望に合わせて柔軟に対応してくれる ・ディーラーより費用を抑えやすい | ・工場によってサービスの質にバラつきがある可能性がある |
| カー用品店に依頼 | ・ディーラーや板金塗装業者よりも安い傾向にある ・買い物のついでに修理を依頼できる | ・重度の損傷は対応できない場合がある |
| ガソリンスタンドに依頼 | ・ディーラーや板金塗装業者よりも安い傾向にある ・給油や洗車のついでに修理を依頼できる | ・修理サービスの対応力は店舗によって異なる |
| 自分で修理する | ・業者へ依頼するよりも安く修理できる ・好きなタイミングで修理できる | ・失敗により状態が悪化するリスクを伴う ・業者に再修理を依頼すると費用が高額になりやすい |
縁石で車を擦った場合の修理費用の相場

縁石で車を擦った場合にかかる修理費用は、傷がついた箇所や状態によって大きく異なります。
修理費用は、傷の深さや範囲、車種、部品交換の有無などによって変動します。
そのため、正確な金額を知るには、実際の状態を確認したうえで見積もりを取ることが大切です。
縁石への乗り上げや擦ってできた車の傷、修理に保険は利用できる?

縁石に乗り上げたり擦ったりして車に傷がついた場合、車両保険で修理費用をカバーできることがあります。
ここでは、保険が使えるケースと注意点を解説します。
車両保険が使えるケース
車両保険には、補償範囲が広い一般型と、補償範囲が限定されるエコノミー型の2種類があります。
一般型なら、縁石への接触や他車との接触による損傷も補償対象になる場合があります。
エコノミー型は補償範囲が狭く、縁石との接触のような自損事故は対象外となるケースが多いです。
いずれの場合も、加入中の保険の補償内容を事前に確認しておきましょう。
車両保険を使う場合の注意点
タイヤは消耗品扱いとなるため、タイヤのみの損傷は補償対象外になることが多いです。
また、保険を利用すると等級ダウンとなり、翌年から保険料が高くなります。
車の損傷度合いによっては、すべて自己負担で修理をした方が安く済む可能性もあります。
保険の利用を検討する際は、このようなリスクも加味しながら慎重に判断しましょう。
縁石に乗り上げない・擦らないための予防策

ここでは、縁石に擦らないための対策を紹介します。
運転感覚を身につける
縁石との接触を防ぐには、自分の車のサイズ感やタイヤの位置を把握することが大切です。
日頃から車幅や内輪差を意識しながら運転するようにしましょう。
また、交通量の少ない場所や駐車場で、縁石に寄せて停める練習をするのも有効です。
不安な場合は、ブロックなどを使って感覚をつかむ練習もおすすめです。
運転中は、サイドミラーやバックモニターなども活用し、目視と合わせて位置を確認する習慣をつけましょう。
状況に応じてスピードを落とす
狭い道路や見通しの悪い場所では、スピードを控えることが重要です。
速度が出ていると、ハンドル操作が遅れたり、勢いで縁石に乗り上げてしまう可能性があります。
また、雨や雪、夜間など視界が悪い状況では、道路が広くても油断せず、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。
縁石にはゆっくり乗り上げる
やむを得ず縁石に乗り上げる場合は、勢いをつけずゆっくり行うことがポイントです。
タイヤをひとつずつ乗せるイメージで進むことで、バンパーや下回りへの接触を防ぎやすくなります。
また、正面からではなく、斜めに進入すると衝撃を分散でき、擦るリスクを軽減できます。
車高にも注意する
何度も擦ってしまう場合は、車高の低さが原因の可能性もあります。
ローダウン車などは特に、一般的な感覚で運転していても接触しやすくなります。
必要に応じて車高の調整を検討するのもひとつの方法ですが、見た目や乗り心地とのバランスも踏まえて判断しましょう。
縁石に乗り上げた・擦った際はお近くのENEOSウイングへご相談を!

縁石を乗り越えた・擦ったことによるボディの傷・タイヤの変形・車体底部の損傷などにお困りなら、ENEOSウイングにお任せください。
ENEOSウイングでは自社工場にて、確かな知識や技術力を持つプロのスタッフが損傷の状態やご予算に合わせて最適な方法で修理をいたします。
品質にこだわった修理をお考えの方は、ぜひお近くのENEOSウイングへご相談ください。
縁石に乗り上げた・擦った際のよくある質問

車を縁石に乗り上げた・擦った際よくある質問を、回答と一緒にまとめました。
縁石に乗り上げたり擦った際、警察へ連絡は必要?
縁石に傷や破損がある場合は、警察へ連絡が必要です。あわせて市役所や県事務所(駐車場なら管理者)にも報告しましょう。
縁石の修理代はいくらですか?
縁石の修理費用は、損傷の程度や範囲によって異なります。
費用は状況ごとに大きく変わるため、事故後に管理者へ確認することが大切です。
車を擦った当日警察を呼ばない場合、後日連絡しても良いですか?
当日の連絡が望ましいですが、後日でも必ず警察に報告しましょう。
交通事故は軽微な物損であっても報告義務があります。
また、警察へ届け出を行い事故証明を取得しておくことで、保険を利用できる可能性もあります。
まとめ
縁石に乗り上げたり車を擦った場合は、まず警察へ連絡しましょう。
そのうえで車や縁石の状態を確認し、必要であれば保険の利用も検討します。
外見に大きな損傷がなくても、足回りや車体底部にダメージがあることもあります。
早めに業者へ点検を依頼し、安全を確認しておくことが大切です。
車のこすり傷や足回りの損傷、オイル漏れなどでお困りの方は、確かな技術をもつプロが対応するENEOSウイングにぜひご相談ください。
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