車で縁石に乗り上げたり擦ったりした場合は、まず安全な場所に停車し、タイヤやホイール、ボディ、車体の下回りなどに傷や変形がないか確認しましょう。
液体漏れや異音、警告灯の点灯、ハンドル操作の違和感などがあるときは走行を続けず、ロードサービスを手配しましょう。
この記事では、縁石に乗り上げた・擦った場合の対応の流れや、すぐに確認したいポイント、起こりやすい傷や故障を解説します。修理先や修理費用、車両保険の利用、縁石との接触を防ぐポイントについても紹介します。
車が縁石に乗り上げた・擦った場合の対応の流れ

車が縁石に乗り上げたり、擦ったりした場合は、以下の手順で対処します。
- 安全な場所に停車し、車と縁石の状態を確認
- 縁石などを損傷した場合は警察へ連絡する
- 必要に応じて道路や施設の管理者に連絡
以下で、詳しく解説します。
まず周囲の安全を確認して車を停め、車のボディやタイヤ周辺に傷や変形がないか、タイヤはパンクしていないかなどをチェックします。
可能な範囲で車体の下も確認し、接触前にはなかった液体漏れや、部品の破損・垂れ下がりなどがないかチェックしましょう。
異常がある場合は無理に走行せず、ロードサービスを手配しましょう。
車の状態を確認したら、接触した縁石などにも損傷がないか確認します。
縁石などの道路設備を損傷した場合は、物損事故として警察へ連絡しましょう。
道路交通法では、交通事故が発生した際、運転者に警察への報告義務が定められています。
損傷が軽微に見える場合でも自己判断でその場を離れず、事故が発生した場所や損傷状況などを警察へ伝えましょう。
公道に設置された縁石などの道路附属物は、道路管理者が管理者によって管理されています。
道路管理者は道路の種類や区間により異なり、国、都道府県、政令指定都市または市区町村などです。
縁石などの道路施設を損傷した場合は、警察への報告に加え、必要に応じて道路管理者にも連絡します。
管理者が分からない場合は、警察や自治体の道路担当窓口などに確認するとよいでしょう。
駐車場や商業施設など私有地の設備を損傷した場合は、その施設の管理者や所有者へ連絡しましょう。
車が縁石に乗り上げた・擦った場合にすぐに確認したいポイント5つ

縁石に乗り上げたり擦ったりした後は、ボディの傷だけでなく、タイヤ・ホイールや車体の下回り、走行時の異変も確認する必要があります。

安全な場所に車を停め、次の5点を確認しましょう。
| 確認する箇所・状態 | 確認する内容 |
|---|---|
| タイヤ・ホイール | ・タイヤ側面の深い傷やえぐれ・膨らみがないか ・コードの露出がないか ・空気圧の低下はないか ・ホイールの変形・ひび割れはないか |
| ボディ・車体の下回り | ・バンパーやサイドシルの傷・変形はないか ・アンダーカバーやマフラーの破損・垂れ下がりはないか |
| 液体漏れ | 車の下に接触前にはなかった液だまりや継続的な滴下がないか |
| 異音・警告灯 | ・金属が擦れる音やガタつく音がしないか ・接触後に警告灯が点灯していないか |
| ハンドル操作・車の挙動 | 車が左右へ流れる、ハンドルの位置がずれる、振動するといった異変がないか |
異変がある場合は、無理に走行せずロードサービスを手配しましょう。
また、縁石に強く乗り上げた場合は、外観に目立った傷がなくてもタイヤ・ホイールや足回りなどに損傷が生じている可能性があります。
強い衝撃があった場合や走行に違和感がある場合は、整備工場などで点検を受けましょう。
縁石に乗り上げた・車を擦ったときによくある傷や故障

縁石に乗り上げたり擦ったりすると、ボディだけでなく、タイヤやホイール、車体の下回りが損傷することがあります。
ここでは、縁石との接触によって起こる可能性がある主な傷や故障について解説します。
こすり傷
縁石との接触によって、バンパーや車体の側面などにこすり傷がつくことがあります。
傷が塗装の下まで達して金属部分が露出すると、水分などの影響でサビが発生するおそれがあります。
車の下回りの損傷
縁石に乗り上げると、車体の下回りが縁石と接触し、損傷することがあります。
また、乗り上げた後にアンダーカバーが外れるなどして、走行中に異音が発生する場合もあります。
下回りは外から状態を確認しにくいため、異音などの異常がある場合は点検を受けましょう。
タイヤの損傷やホイールの変形
タイヤを縁石に強く当てた場合、側面(サイドウォール)に傷や膨らみが生じたり、ホイールが変形したりすることがあります。
タイヤの損傷は空気漏れやパンクにつながる可能性があるため、特に深い傷や膨らみがある場合は注意が必要です。
液体漏れ
縁石との接触後に車の下に液体漏れが見られる場合は注意が必要です。
車から漏れる液体には、エンジンオイルや冷却水などがあります。
一方、車の下にある透明な水は、エアコンの排水である場合もあります。
液体の種類を見た目だけで正確に判断するのが難しい場合もあるため、接触前にはなかった液漏れには注意しましょう。
タイヤの深い傷や膨らみ、液体漏れ、異音などがあり、安全に走行できるか判断できない場合は、無理に走行せずロードサービスなどを利用しましょう。
擦った際にできた車の傷や故障はどこで直す?

縁石との接触でできた傷や故障は、損傷した箇所や程度に応じて、ディーラーや自動車整備工場、板金塗装業者、カー用品店などに相談しましょう。
対応できる修理内容は店舗によって異なるため、事前に確認することが大切です。
ボディ表面の小さく浅い傷であれば、コンパウンドなどの市販用品を使って目立ちにくくできる場合があります。
一方、深い傷やへこみなどはDIYでの修理が難しいため、専門業者への依頼を検討しましょう。
縁石で車を擦った場合の修理費用

縁石で車を擦った場合の修理費用は、傷の種類や大きさ、損傷した部位、車種などによって異なります。
ENEOSウイングでは、国産車の線キズ・すりキズを17,600円~、バンパーのえぐれキズを22,880円~、へこみキズを29,040円~で修理しています。
実際の料金や対応内容は、車種や傷の状態、修理内容、店舗などによって異なる場合があります。
詳しくは利用する店舗へお問い合わせください。
また、縁石への接触によってタイヤやホイール、車体の下回りなどにも損傷がある場合は、別途、修理や部品交換の費用が必要になることがあります。
正確な修理費用を知るためには、実際に車両の状態を確認してもらい、見積もりを取りましょう。
縁石への乗り上げや擦ってできた車の傷の修理に保険は利用できる?

縁石への乗り上げや接触で車が損傷した場合、契約している車両保険の補償内容によっては、保険金の支払い対象となることがあります。
ただし、自損事故が補償されないタイプの車両保険では対象外となる場合があります。補償範囲や免責金額(自己負担額)は契約によって異なるため、保険会社や契約内容を確認しましょう。
車両保険を使う場合の注意点
免責金額は自己負担になる
車両保険に免責金額が設定されている場合、その金額は自己負担となります。
例えば、修理費用が10万円、免責金額が5万円なら、ほかに保険金額を調整する条件などがなければ、5万円が自己負担となります。
翌年以降の保険料が高くなる
縁石との接触による自損事故で車両保険を使用すると、翌年以降の保険料が高くなる可能性があります。
一般的には3等級ダウン事故として扱われ、翌契約年度の等級が原則3等級下がることに加え、事故有係数適用期間が3年加算されるためです。
保険を使う場合と自己負担を比較する
修理費用によっては、車両保険を使用せず自己負担で修理したほうが、結果的に負担を抑えられる場合があります。
修理費用の見積もりを取ったうえで、受け取れる保険金や保険を使用した場合の今後の保険料を保険会社に確認し、自己負担で修理する場合と比較して判断しましょう。
縁石に乗り上げない・擦らないための予防策

縁石への乗り上げや接触を防ぐには、自分の車のサイズやタイヤの位置、内輪差を把握し、道路状況に応じて速度を落とすことが大切です。
また、段差を越える必要がある場合は、車体の下部が接触しないか確認しながら慎重に進みましょう。
車のサイズやタイヤの位置を把握する
自分の車のサイズ感やタイヤの位置を把握し、車幅や内輪差を意識して運転しましょう。
駐車する際は、サイドミラーやバックモニターなども活用し、目視と合わせて車と縁石の位置関係を確認することが大切です。
状況に応じてスピードを落とす
狭い道路や見通しの悪い場所では、スピードを落として運転しましょう
速度が出ていると、ハンドル操作が遅れたり、勢いで縁石に乗り上げてしまう可能性があります。
また、雨や雪、夜間など視界が悪い状況では、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。
縁石にはゆっくり乗り上げる
やむを得ず段差を越える場合は、十分に速度を落とし、バンパーや車体の下部が接触しないか確認しながら慎重に進みましょう。
段差が高い場合や安全に通過できるか判断できない場合は、無理に進入しないことが大切です。
車高の低い車は特に注意する
車高の低い車は、一般的な車よりもバンパーや車体の下回りが段差に接触しやすい場合があります。
縁石や段差を通過する際は、車高と段差の高さを確認して慎重に進みましょう。
縁石に乗り上げた・擦った際はお近くのENEOSウイングへご相談を!

縁石を乗り上げた・擦ったことによるボディの傷やへこみでお困りなら、ENEOSウイングにお任せください。
ENEOSウイングでは自社工場にて、確かな知識や技術力を持つプロのスタッフが損傷の状態やご予算に合わせて最適な方法で修理をいたします。
愛車のキズやへこみが気になる方は、お近くのENEOSウイングへお気軽にご相談ください。
縁石に乗り上げた・擦った際のよくある質問

車を縁石に乗り上げた・擦った際によくある質問を、回答と一緒にまとめました。
縁石に乗り上げたり擦ったりした際、警察へ連絡は必要?
縁石などの道路設備を損傷した場合は、物損事故として警察へ連絡しましょう。
安全な場所に車を停め、事故が発生した場所や損傷状況などを伝えます。
縁石に乗り上げたり擦ったりした車の修理代はいくら?
修理代は、傷の種類や大きさ、損傷した部位、車種などによって異なります。
タイヤ・ホイールや下回りなどにも損傷がある場合は、別途修理や部品交換が必要になることがあります。
実際の料金は車の状態や店舗などによって異なる場合があるため、詳しくは利用する店舗へお問い合わせください。
縁石への接触による車の傷に保険は使える?
自損事故を補償する車両保険に加入していれば、修理費用が補償される可能性があります。
ただし、自損事故を補償しないタイプの車両保険では対象外となる場合があります。補償範囲は保険会社や商品、契約内容によって異なるため、契約内容を確認しましょう。
まとめ
縁石に乗り上げたり車を擦った場合は、まず安全な場所に停車し、車や縁石の状態を確認しましょう。
タイヤやホイール、車体の下回りに損傷がないか確認し、液体漏れや異音、警告灯の点灯、走行時の違和感などがある場合は、無理に走行しないことが大切です。
また、縁石などの道路設備を損傷した場合は警察へ連絡し、必要に応じて道路や施設の管理者にも報告しましょう。
ボディのキズやへこみが気になる場合は、ENEOSウイングへお気軽にご相談ください。
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