タイヤ交換は自分でしない方がいい?メリット・デメリットや注意点、交換方法など徹底解説

タイヤは一定以上の年数または走行距離を超えると、劣化により走行性能や燃費に影響が及ぶため交換が必要になります。

タイヤ交換は業者へ依頼するケースが一般的ですが、費用を抑えるために自分で交換はできないものかと考える方もいるはずです。

今回はタイヤ交換を自分で行うことのメリット・デメリットに加え、自分で交換する方法や業者に依頼した場合の費用もご紹介いたします。

目次

タイヤ交換は自分でもできる?

結論から述べると、タイヤ交換は作業によっては自分ですることも不可能ではありません。

一口にタイヤ交換と言っても、「脱着(履き替え)」や「組み換え」など様々な作業があります。

次項より、自力でも可能な作業と業者に任せるべき作業について解説いたします。

脱着ならできる可能性が高いが難易度は高い

「タイヤ交換」では、主に以下のような作業内容が含まれています。

  • 脱着(履き替え):タイヤのゴム部分とホイールをまとめて取り替える
  • 組み換え:タイヤのゴム部分のみ取り替える
  • バランス調整:ホイールバランスのズレを調整する

上記のうち、一般の方でもできる可能性がある作業は「脱着(履き替え)」です。

詳細は後述しますが、脱着は車体を持ち上げて新品のタイヤ・ホイールセットを取り付けるだけの比較的シンプルな作業となっています。

とはいえ、脱着も最悪の場合は命に関わるトラブルに発展しかねないリスクが潜む難易度の高い作業です。

タイヤ交換初心者なら専門家へ任せる方が安心

タイヤ交換の経験がなく、知識や技術を持たない一般の方は無理をせず業者へ依頼することをおすすめします。

業者へ依頼するにあたって費用は気になるポイントですが、業者選びを工夫すればお得な価格で交換することができます。

自分でタイヤ交換を行う際のメリット・デメリット

難易度が高いとはいえ、自分でタイヤ交換を行う場合にもいくつかのメリットがあります。

メリット・デメリットのどちらも理解を深め、業者へ依頼するか自分で交換を行うかを判断しましょう。

メリット

タイヤ交換を自分で行うことの主なメリットは、「交換費用が安く抑えられる」と「緊急の際も自分で対応できる」の2つです。

交換費用が安く抑えられる

業者にタイヤ交換を依頼すると、新品のタイヤ代金に加えて工賃もかかります。

タイヤ交換を自分で行う場合はその工賃がかからず、費用を抑えることが可能です。

特に積雪地帯では、季節に応じて毎年2回のタイヤ交換が必要になります。

タイヤ交換の高いカーユーザーほど、自分で交換した場合に高い節約効果に期待ができます。

緊急の際も自分で対応できる

自分でタイヤを交換するスキルが身に付いていれば、走行中にタイヤのトラブルが生じてもロードサービスを待たずに対処することができます。

保険に付帯しているロードサービスを利用すると保険料が値上がりするため、余計な出費を抑えられるというメリットにもつながります。

デメリット

自分でタイヤ交換を行うと主に費用面でのメリットを得ることができますが、決して小さくはないデメリットも潜んでいます。

自分でタイヤを交換することの主なデメリットは、「作業に時間を要する」「初期費用がかかる」「重大な事故を引き起こす可能性がある」の3つです。

作業に時間を要する

車のタイヤの重量は、軽自動車に用いられる小型なものでも1本あたり5~6kgにホイールの重量が加わります。

タイヤの持ち運びだけでも大きな労力がかかるうえに、交換作業そのものも難易度が高いため、一般の方では作業時間が長引く場合がほとんどです。

費用が削減されるぶん、時間と手間が非常にかかることを前提として作業を行う必要があります。

道具の購入など初期費用がかかる

初めてタイヤ交換を行う場合、車体を上げるためのジャッキやタイヤの取り換えに必要な各工具を買い揃えなければなりません。

工賃を削減するために自力での交換を試みても、結果として工賃以上の初期費用がかかる可能性があります。

交換時や交換後に重大な事故を引き起こす可能性がある

タイヤ交換はジャッキアップした車体の下に入り込んでの作業となりますが、適切な方法でジャッキアップを行わないとジャッキが外れて車体の下敷きになる恐れがあります。

また、タイヤ交換ができたとしても、ナットを正しい力加減で締めていなければ走行中にタイヤが外れる原因となります。

特に初心者の方は、作業に時間がかかるからといって慌てて作業をするとタイヤを正しく固定できていない可能性が高まります。

命に関わる重大な事故のリスクと隣り合わせになることも留意したうえで、自分で交換をしても良いか慎重に判断をしましょう。

タイヤ交換(脱着)に必要な道具(工具)

前項にてデメリットとして述べた通り、タイヤの交換をするには様々な工具が必要です。

脱着作業の場合に必要な工具は、以下の通りです。

  • ジャッキ
  • クロスレンチ
  • トルクレンチ
  • 輪留め
  • 軍手

上記の中でも最低限必要な物は、車体を上げるためのジャッキ・ホイールナットを回すためのクロスレンチ・ホイールナットを適切に締めるためのトルクレンチです。

加えて車体が動きにくくなる輪留め、汚れやケガを防ぐための軍手があるとより安心して作業をすることができます。

タイヤ交換に必要な道具(工具)の費用相場

タイヤ交換で使用する各工具の費用相場は、以下の通りです。

工具費用
ジャッキ4,000~20,000円程度
クロスレンチ1,000~4,000円程度
トルクレンチ3,000~10,000円程度
輪留め1,000~5,000円程度
軍手100~3,000円程度

各工具はAmazonや楽天市場といった通販サイトやカー用品店、ホームセンターなどで販売されています。

自分でタイヤ交換する際の手順

タイヤ交換は手順を誤ると作業時間がより長引いたり、事故が起こる可能性が高くなったりします。

自分でタイヤを交換する際は、以下の手順を参考に作業を行いましょう。

タイヤ交換の事前準備

すでに所有しているタイヤへ交換する場合、作業へ取り掛かる前にタイヤの状態を確認しましょう。

タイヤの溝は1.6mm以下にまで摩耗が進むと車検に通らなくなるうえに、安全面にも悪影響が及びます。

最低でも溝が3mm以上あること、タイヤの表面にひび割れや傷などがないことを確認のうえタイヤを交換しましょう。

タイヤの摩耗が進んでいたり、ひび割れや傷などがあるとタイヤの買い替えも必要になります。

タイヤ交換方法

タイヤの状態確認と必要な道具の用意を済ませたら、以下の手順で交換作業を行います。

STEP
車が勝手に動かないように水平な作業場所を確保する
STEP
AT車はPレンジ、MT車は1速に切り替えて、必ずサイドブレーキをかける
STEP
交換するタイヤの対角線上に輪留めを置く
STEP
ホイールナットを少しだけ緩めてから、ジャッキで車体を上げる
STEP
緩めていたホイールナットを手で回して外す
STEP
タイヤを取り外して新しいタイヤを取り付ける
STEP
ホイールナットを取り付けて軽く締める(仮締め)
STEP
ジャッキを降ろしてからホイールナットをトルクレンチで締める
STEP
ゆっくりと試運転をして異音や違和感がないかを確認する

自分でタイヤ交換を行う場合の注意点

自分でタイヤ交換を行う場合、以下の点に注意を払いながら慎重に作業を進めることが大切です。

  • 必ず水平かつ周囲の邪魔にならない場所で作業をする
  • タイヤによっては回転方向が決まっていることもある
  • ホイールナットは正面から見て上→下→左→右の順で締める

ホイールナットは力任せに強く締めると工具を傷めたり、ナット本体が破損したりする恐れがあります。

また、締め付けが弱すぎてもタイヤが外れやすくなるため、上記の順で適切な加減で締めましょう。

不安があるなら専門家へ依頼して安心のタイヤ交換を!

自分でタイヤを交換するには、安全な作業場所や必要な工具の用意や危険を伴う交換作業が必要です。

車の整備に関して経験がない方にとっては非常にハードルが高いため、不安を覚える方は無理をせずプロへ依頼をしましょう。

タイヤの交換依頼が可能な業者は数多くありますが、リーズナブルかつ安心してタイヤの購入・交換を行いたい方は「ENEOSウイング」が特におすすめです。

ENEOSウイングは確かな技術を持ったスタッフがタイヤ交換を実施

ENEOSウイングでは独自のタイヤ資格者制度を設けており、タイヤに関して豊富な知識を持ったスタッフが新品タイヤの購入から交換までトータルでサポートしております。

タイヤ交換の作業においても優れた技術を習得しており、確実かつ迅速な作業を実現していることも特徴です。

タイヤを交換したい一方でまとまった時間が取れない方、緊急でタイヤ交換が必要となった方も、安心してお任せください。

全国300以上展開で依頼しやすい!

ENEOSウイングは全国300以上のエリアに店舗を展開しており、その多くでタイヤ交換サービスをご依頼いただけます。

ご自宅からほど近い店舗にて、給油や洗車など日常的な利用のついでにタイヤ交換ができることもENEOSウイングならではの特徴です。

自分でタイヤ交換する際のよくある質問

最後に、自分でタイヤ交換をすることに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

ジャッキアップする際のポイントはありますか?

ジャッキアップは不安定な場所で使用すると簡単に外れてしまうため、必ず水平で固い地面に設置して使うようにしましょう。

また、車ごとに設定された「ジャッキアップ」にジャッキを接続することも大切です。

女性でもタイヤ交換をすることはできますか?

正しい手順を理解し、技術を身に付けていれば女性でもタイヤ交換を行うことはできます。

ただしタイヤを取り付ける際に持ち上げられるだけの力を要すること、汚れてもいい服装で行うことが前提となるため注意が必要です。

車のタイヤ交換は性別を問わず難易度の高い作業であるため、車の整備に関する経験がない方はおすすめできません。

まとめ

車のタイヤ交換は、タイヤのゴム部分とホイールをまとめて取り替える「脱着」であれば自分で行うことも可能です。

自分でタイヤ交換を行えば、業者に依頼した場合にかかる工賃の分だけ費用を削減することができます。

ただし初めて交換を行う場合は工具などを揃える際に初期費用がかかる他、やり方を誤れば重大な事故につながるリスクも伴います。

できるだけ費用を抑えながら安全かつ確実にタイヤを交換したい場合は、豊富な知識と高い技術力でタイヤの購入・交換をサポートするENEOSウイングにご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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