車の塗装が剥がれた場合の修理方法とは?原因や料金についても解説

ふとした時、「大切な愛車の塗装が剥がれている!」とびっくりした経験をした方は、多いのではないでしょうか。

どんなに大事にしていても、愛車の塗装が思わぬことで剥がれてしまうことがあるのです。

今回は、塗装が剥がれてしまう原因、万が一塗装が剥がれた場合の料金について解説していきます。

目次

車の塗装が剥がれる原因とは

車の塗装が剥がれる原因といえば車を擦ったり、ぶつけてしまったりすることを想像する方が多いでしょう。

しかし、それ以外にも車の塗装が剥がれる原因があるのです。

詳しく見ていきましょう。

ぶつけた・擦るなどの傷

ぶつけた・擦るなどの傷

ボディの塗装剥がれの一番多い原因は、ぶつけた・擦ったなどのキズによるダメージです。

自身で作ってしまったキズは確認できると思いますが、走行中の飛び石など気がつきにくい小さな傷も塗装剥がれの原因となっています。

紫外線によるもの

紫外線による塗装剥がれ

紫外線も、塗装剥がれを起こす原因の一つです。

一般的な車の塗装は3〜7層ほど塗り重ねられています。

直射日光で紫外線を浴び続けることで、表面の層から順に塗装の劣化が進み、退色や塗装の剥がれが生じます。

水滴が残っていても紫外線を集める

車のボディに残った水滴

雨が降った後や洗車後、ボディに水滴が残っているとそれがレンズの役目となり、紫外線を集めます。

紫外線から受けるダメージについては先程触れた通りですが、残った水滴をそのままにすると、塗装を剥がす原因となる「イオンデポジット」もできるのです。

イオンデポジットとは、水滴から水分が蒸発して残った汚れがシミのようになっている状態のことを言います。

さらに、イオンデポジットを放置すると、塗装内部にシミが侵食し塗装面にクレーターのような穴が開き「ウォータースポット」となるのです。

鉄粉や鳥のふんなどの汚れ

鳥のフンが付いた車

鉄粉は、鉄道沿線や幹線道路等で付着しやすいです。

鉄粉が付着しても、すぐに洗車できれば洗い落とすことが可能です。

しかし、放置してしまうと塗装をサビつかせ、穴を開けてしまいます。

さらに侵食が塗装内部へと進むと、ボディの元となる鉄板までサビつかせ、ボディパネルを交換しなくてはならないほど劣化させてしまいます。

また、鳥のフンも同様に塗装をサビつかせる性質を持っています。

鳥のフンは強い酸性で腐食性が高く、酸性に弱い車の塗装は短時間で酸化してしまいます。特に鳥のフンの白い部分は強力な酸性ですので、見つけたら即除去しましょう。

車の塗装剥がれの修理方法

一般的に塗装剥がれの修理は、次のように行われます。

STEP
下地作業

破損部分の塗装を剥がし、パテを埋め込み研磨する。

STEP
塗装作業

パテを埋め込んだ部分に塗装を重ねる。6層の塗装を行う車種もあるが、一般的な車種は4層の塗装を行う。

車の塗装剥がれはDIYでも修理可能?

修理費用を抑えたいなどの理由から、自分で修理できるのでは?と考える方もいると思います。

市販品などを使用して、DIYで修理することは可能なのでしょうか。

市販品での修理は可能

塗装剥がれが広範囲でなく、些細な剥がれ程度であれば、スプレーやタッチペン、シールなどを使用して、自分で修理することも可能です。

修理には、スプレーやタッチペン、シールなどを使って塗装剥がれを修復していきます。

スプレー

缶スプレーは色が豊富に販売されているので、愛車のカラーにマッチするものを選ぶことができます。

また、自分で塗装した部分が本来の塗装部分に馴染むように”ぼかし剤”と呼ばれる専用のスプレーを使用することで、キレイに仕上げることができます。

タッチペン

指先で触って引っかからないものや小さな引っかき傷でできた塗装剥がれは、タッチペンを使って直すことが可能です。

ただし、傷に合った太さのタッチペンを選ばないと、傷から塗料がはみ出てしまったり、何度も塗る手間がかかったりしますので、傷に合ったタッチペンを選ぶことをおすすめします。

シール

貼るだけで傷が隠せるシールタイプのものです。

車と同じ色のシールを傷口に貼って完了なので、初心者にも安心な傷消し方法です。

ただし、失敗のリスクは大きい

「コストを抑えたい」「修理に出している時間がない」など、DIYを選ぶ理由は様々あると思います。

しかし、

  • DIYの道具を揃えるのが大変
  • 塗料が垂れて見栄えが悪い
  • 色むらができた
  • 塗装した部分に空気が入り、ザラザラした仕上がりになった
  • 修理にかなり時間を要した

という結果になることも少なくありません。

また、思い通りに仕上がらなかったために、自分で修理をした後に業者へ依頼した方も多いです。

DIYは費用を抑えて修理ができるメリットはありますが、満足できる仕上がりにならない上に大切にしている愛車の価値を下げてしまう恐れがあります。

そのため、DIYで修理をする場合は、慎重に検討しましょう。

リスク回避のために修理はプロへの依頼がおすすめ

先にDIYはリスクが大きい旨のご説明をしましたが、お金を節約するためにDIYをしても、結果的にたくさんの時間と労力を使ってしまうこともあります。

塗装に自信のない方や短時間で済ませたい方は、まずプロに相談してみてください。

なお、プロへ依頼する場合は、複数社で見積もりを取ったり、予算を事前に伝えることで予算に合った提案をしてくれたりすることもあります。

車の塗装剥がれの修理費用(料金)はどれくらい?

実際にプロへ修理をお願いすると、いくらぐらいかかるのでしょうか。

車種や車体色の違いで修理費用が異なる場合がありますが、一般的な相場は以下の通りです。

修理箇所料金相場
ボンネット15,000円〜
ドア35,000円〜
バンパー15,000円〜
ルーフ52,000円〜
フェンダー30,000円〜

車の塗装剥がれの修理はどこでできる?

塗装剥がれの修理は、以下の場所で依頼することができます。

  • ディーラー
  • 板金業者
  • カーショップ
  • ガソリンスタンド

それぞれの特徴をご紹介していきます。

ディーラー

ディーラー

メーカーの車種に精通した高い知識と技術を持つエキスパートが、純正パーツを使って修理や整備を行ってくれます。

車種に合わせた修理をしてくれる分、修理代は高額になりやすいです。

板金業者

板金業者

幅広い車種に対応しており、純正以外のパーツの使用も提案してくれるので、比較的修理代は抑えられます。

しかし、少人数で対応している小規模の業者が多く、板金と塗装や部品交換を同時には受けてもらえないこともあります。

カーショップ

カーショップ

様々な部品やパーツが揃っているので、店内商品から選んで修理に使用する傾向があります。

品揃えの良い店舗であれば、自分で塗料それぞれの性能や価格を確認しながら選ぶことができます。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンド

給油や洗車に限らず、ガソリンスタンドでも依頼することが可能です。

全国各地にたくさんの店舗があり、ガソリンを給油するついでにも立ち寄れるので、塗装剥がれを見つけてすぐにプロに相談できる場所と言えます。

負担小・安い料金で修理するならガソリンスタンドがおすすめ

自宅近くにあるガソリンスタンドは、気軽に相談に行きやすく、また早くキレイで安く仕上げてくれます。

お見積もりも無料ですので、まずはガソリンを入れるついでにご相談してみるのもオススメです。

【参考】車の塗装が剥がれたらすぐに修理を

車の塗装剥がれは、大きなものはもちろん、小さいものでも軽視してはいけません。

小さな塗装剥がれから、大きな修理が必要となってしまうケースも少なくないからです。

放置NGの理由1:塗装剥がれが広範囲に広がる

塗装剥がれが広範囲に広がった車

小さな塗装剥がれから水分や汚れが徐々に浸透すると、周辺の塗装まで剥げやすい状態になってしまいます。

放置NGの理由2:サビが発生した場合は修理費用が高額になる

サビが発生した車

小さい塗装剥がれだと、直すか悩んでしまいがちですが、放っておくと塗装内部にまでサビが侵食し、大きな修理が必要となることもあります。

そうなると部分修理では済まず、修理費用は高額になるうえ、修理時間も長くなる傾向にあります。

小さな塗装剥がれも早めの修理がおすすめです。

車の塗装剥がれの修理に関するよくある質問

塗装が剥げた場合の応急処置はありますか?

車のボディに傷をつけてしまい塗装が剥げたら、すぐにタッチペンで応急処置をしましょう。

タッチペンは、小さな傷であれば目立たなくすることはもちろん、塗装が剥がれた部分から水分や雨水の浸透を抑え、サビや腐食を防ぐことができるからです。

しかし、あくまでも一時的な応急処置ですので、早めにプロに相談すると良いでしょう。

塗装剥がれの修理の期間はどれくらいですか?

板金の必要がなく、塗装のみであれば1日程度で終わるでしょう。

一方、凹みもあり板金が必要な場合は、板金に2〜3日、塗装範囲も広ければ広ければ2日程度かかり、トータル4〜5日必要となります。

小さな塗装剥がれだとDIY修理でも大丈夫ですか?

小さく浅い傷の修理であれば、市販のタッチペンやシール、スプレーなどを使ってDIYで修理することも可能です。

ただし、DIYでの修理はあくまでも応急処置程度と考えておいてください。

小さな傷であっても確実に修理をしておかなければ、傷の具合が進行し悪化してしまうことも考えられます。

そのため、早めにプロに相談し、しっかりと修理してもらうことが大切です。

車の塗装剥がれは高技術・リーズナブルな価格のENEOSウイングにお任せください

ENEOSウイングの板金塗装とは

ENEOSウイングでは、検定に合格した技術者がお客様の大切なお車を修理いたします。

高い技術力と豊富な設備・機材により、期待以上の仕上がりを実現しています。

また、超速乾性の塗料を使用しているため、施工時間も大幅に短縮でき、その分コスト削減が可能なため、高品質仕上げながらリーズナブルな価格でご提供しております。

お見積もりから納車までお近くのSSで対応可能

ENEOSウイングの板金サービスは、全国のSSで承っております。

お見積もりから、お預け、納車までご自宅近くのSSで対応しておりますので、お忙しい方でも安心してご利用いただけます。

お見積もりもSSで簡単に行えますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

今回は車の塗装剥がれの修理についてご紹介してきました。

日常的に車を使用している場合、気をつけていても、知らぬ間に車の塗装が剥げてしまうことがあるでしょう。

塗装剥がれを放置すれば、水分や汚れがボディ内部まで侵食されてしまうことがあるので、小さな塗装剥がれも早めに修理することが大切です。

塗装剥がれを見つけたら、是非お近くのENEOSウイングスタッフにお声掛けください。

お客様のご要望に添ったご提案をさせていただきます。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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