タイヤ交換の費用(値段)はどれくらい?費用を安くする方法も解説

車の安全性・走行性能・快適性の良し悪しに直結するタイヤは、使い続けるうちに劣化が進むため定期的な交換が必要です。

しかしノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを使い分けていない限り、タイヤ交換は頻度の低いメンテナンスであるため費用感がよく分からない方も多いことでしょう。

そこで今回は、タイヤ交換の費用(値段)相場を様々な要素別にご紹介すると共に、安く抑えるコツや交換費用の経費計上時の勘定項目なども解説いたします。

お得にタイヤ交換をするために有益な情報となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

タイヤ交換の費用(値段)に影響するポイント

タイヤ交換の値段は、タイヤ本体代や交換する本数だけでなく以下のような要素によって変化します。

  • 作業内容
  • 車種
  • 依頼先 など

シーズンごとにタイヤを交換する方も、寿命が近づいてから交換する方も、依頼する際の費用はできるだけ安く抑えたい方が多いはずです。

そのためには、各要素におけるタイヤ交換費用の相場を理解しておく必要があります。

次項より上記3つの要素に置ける費用相場をご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

【作業別】タイヤ交換の費用(値段相場

タイヤ交換の費用(値段)相場は、総額にして「2,000~13,000円」程度です。

タイヤ交換は、単純にホイールとタイヤを取り替える作業だけを指す言葉ではありません。

目的に応じてタイヤ交換・脱着・組み替えという3つの基本作業に加え、バランス調整・ゴムバルブ交換といった作業やタイヤ廃棄の代行をしてもらえる場合もあります。

業者によっては基本作業の工賃とそれ以外の工賃が別途かかることもあれば、複数の作業の工賃がまとめられていることもあるため、依頼前に料金設定の確認が必要です。

以下より、タイヤ交換で行われる各作業の費用相場をご紹介いたします。

タイヤ交換(脱着+組み替え)の費用相場

脱着と組み替えのどちらも行うタイヤ交換の値段相場は、1本あたり「1,000~10,000円」程度です。

タイヤ交換とは、タイヤ・ホイールを取り外してタイヤを新品のものに組み替え、再び車に取り付けるという一連の作業を指します。

後述する脱着と組み替えのどちらも行うため作業工程が増えることから、工賃の相場もやや高くなっています。

タイヤ脱着(履き替え)の値段相場

脱着(履き替え)の値段相場は、1本あたり「500~2,000円」です。

タイヤの脱着(履き替え)では古いタイヤ(ゴム部分)・ホイールを取り外し、すでにホイールに取り付けられたタイヤに替える作業が行われます。

上記のタイヤ交換や後述する組み替えよりも工数が少ないため、値段も安い傾向にあります。

タイヤ組み替えの値段相場

組み替えの工程はタイヤ交換とほぼ変わらないため、値段相場も1本あたり「1,000~10,000円」程度となります。

タイヤの組み替えとは、新品のタイヤ(ゴム部分)をホイールに組み替える作業のことです。

タイヤのみ購入してホイールはそのまま使い続ける場合、脱着を行う必要があります。

組み替えでは一度車体からホイールごとタイヤを取り外し、ホイールからタイヤを外して新品に取り替えます。

タイヤ組み替えの詳しい作業内容については、以下の記事をご覧ください。

タイヤを交換する以外に必要な費用

バランス調整の費用(値段)相場

バランス調整の費用相場は、1本あたり「500円~1,000円」程度です。

タイヤにおけるバランス調整とは、タイヤの質量を専用の機器で測定のうえ、重心位置が中心となるように調整する作業のことで、タイヤ交換の際に必ず行われる作業です。

ゴムバルブ交換の費用(値段)相場

ゴムバルブ(エアバルブ)交換の費用相場は、1本あたり「300円~1,000円」程度です。

ホイールについているゴムバルブは、空気の注入口であると同時に充填された空気を逃がさないための部品で、定期的な点検と交換が必要になります。

ゴムバルブ交換にはタイヤの組み替えを伴うため、タイヤ交換が必要なタイミングでゴムバルブも同時に交換するケースが一般的です。

【車種別】タイヤ交換の費用(値段相場

タイヤ交換費用の内訳において、大部分を占める要素がタイヤ本体代です。

タイヤ本体の全体的な費用相場は、「12,000~100,000円」程度と非常に幅が広いです。

タイヤの値段はサイズと比例しており、なおかつ車種ごとに適したタイヤのサイズは異なります。

ここでは、軽自動車・コンパクトカー・SUV・ミニバン・セダンにおけるタイヤの値段相場をご紹介いたします。

※ここでの値段相場については、脱着+組み替えでのタイヤ交換の費用相場となります。

軽自動車のタイヤ交換の値段相場(NーBOX・タントなど)

「N-BOX」や「タント」などの軽自動車に最適なタイヤサイズは、13~15インチ程度です。

13~15インチのタイヤにおける値段相場は、以下の通りになります。

サイズ値段(4本)
13インチ12,000~40,000円程度
14インチ12,000~40,000円程度
15インチ15,000~50,000円程度

コンパクトカーのタイヤ交換の値段相場(アクア・ソリオなど)

「アクア」や「ソリオ」などのコンパクトカーは、14~15インチ程度のタイヤサイズが適しています。

軽自動車と同等のサイズであるため、タイヤ本体代も同じような費用感で想定して良いでしょう。

サイズ値段(4本)
14インチ12,000~40,000円程度
15インチ15,000~50,000円程度

SUVのタイヤ交換の値段相場(ハスラー・フォレスターなど)

「ハスラー」や「フォレスター」など、SUVに分類される車種のタイヤサイズは16~18インチとされています。

16~18インチのタイヤにおける値段相場は、以下の通りです。

サイズ値段(4本)
16インチ40,000~50,000円程度
17インチ40,000~60,000円程度
18インチ60,000~80,000円程度

ミニバンのタイヤ交換の値段相場(シエンタ・セレナなど)

「シエンタ」や「セレナ」など、ミニバンに適したサイズは16~19インチ程度です。

19インチと大型なタイヤも装着可能な場合がありますが、基本的にはSUVと同程度の値段になると考えて良いでしょう。

16~19インチのタイヤにおける値段相場は、以下の通りです。

サイズ値段(4本)
16インチ40,000~50,000円程度
17インチ40,000~60,000円程度
18インチ60,000~80,000円程度
19インチ60,000~100,000円程度

セダンのタイヤ交換の値段相場(プリウス・レクサスなど)

「プリウス」や「レクサス」など、セダンにおいて一般的なタイヤサイズは15~17インチ程度となっています。

そのため、セダンにおけるタイヤの価格帯は以下の通りとなります。

サイズ値段(4本)
15インチ15,000~50,000円程度
16インチ40,000~50,000円程度
17インチ40,000~60,000円程度

【依頼先】業者別費用(値段相場

同じ作業別の値段相場にてご紹介した通り、タイヤ交換は同じ作業内容でも値段の幅が大きく開いています。

タイヤ交換の工賃設定における水準は、業者の種類によって異なるからです。

ここではタイヤ交換の主な依頼先である、ディーラー・タイヤ専門店・カー用品店・ガソリンスタンドの値段相場をご紹介いたします。

ディーラー

ディーラーのタイヤ交換(脱着+組み替え)における値段相場は、1本あたり「2,000~4,000円程度」です。

車を購入したディーラーは、サービスの質が高く自社メーカーの車の知識も豊富なため頼れる業者の1つです。

豊富な知識を活かし、タイヤ選びから愛車に最適な提案を受けることができます。

ただし、ディーラーで交換可能なタイヤは自社メーカーの純正品のみです。

さらに店舗に技術者は常駐しておらず、下請けとなる会社の工場で作業が行われるため工賃には中間マージンが含まれ、作業時間も長くなります。

そのため、ディーラーは値段が高い傾向にあることがデメリットです。

タイヤ専門店

タイヤ専門店のタイヤ交換(脱着+組み替え)は、1本あたり「2,000~4,000円程度」が相場です。

タイヤの販売を専門的に行う業者で、様々なメーカーのタイヤを豊富に取り揃えていることが特長です。

「燃費を良くしたい」「耐久性に優れたものがいい」「グリップ力重視でタイヤを選びたい」など、希望や予算に合ったタイヤを見つけやすいというメリットがあります。

また、タイヤ専門店ならではの高い技術力をそなえたスタッフも多く所属しており、安心して作業を任せることができます。

ただしディーラーと同じく工賃は高い傾向にある他、持ち込みで交換を依頼した場合は工賃が割高になるため注意が必要です。

カー用品店

カー用品店におけるタイヤ交換(脱着+組み替え)の値段相場は、1本あたり「1,000~3,000円程度」です。

カー用品店ではカーナビや修理アイテムなどのカー用品以外にも、タイヤの販売や交換に対応しています。

ディーラーやタイヤ専門店と比べて工賃が安く、タイヤ交換以外のメンテナンスも依頼することができるため利便性が高い業者の1つです。

しかし提供しているサービスの幅が広いぶん、週末や連休などは店舗が混雑します。

そのため作業時間や待ち時間が長引くうえに、当日飛び込みで来店をすると断られる場合も多いため事前予約が必要です。

また、カー用品店はタイヤ専門の業者ではないため、店舗によっては設備やスタッフの技術力が不足している場合もあります。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドにおけるタイヤ交換(脱着+組み替え)の値段相場は、1本あたり「1,000~3,000円程度」です。

ガソリンスタンドも、店舗によってはタイヤの販売や交換に対応している場合があります。

店舗数が多く給油や洗車なども兼ねて依頼することができるため、最も利便性が高いと言える業者です。

工賃も安い傾向にあるため、費用を抑えながらタイヤを交換したい方に適しています。

ただし、カー用品店と同じく設備やスタッフの技術力が不足している店舗もあるため注意が必要です。

ENEOS(エネオス)ウイングなら、資格制度で豊富な知識と技術を身に着けたプロのスタッフが各店舗に常駐しています。

タイヤ選びから交換作業まで、丁寧かつ精度の高いサポートが可能です。

タイヤを持ち込む場合は費用(値段)が割高になるケースもある

ここまで作業別や車種別のタイヤ交換費用を見てきましたが、店頭でタイヤを購入する場合か持ち込みかによっても費用が異なるケースがあります。

業者によっては持ち込みタイヤに対して交換費用(値段)を割高に設定している場合があるため注意が必要です。

また、ディーラーなどはタイヤの持ち込みそのものが不可とされていることも多いです。

安くタイヤを購入して持ち込みで交換したい場合は、必ず利用予定の店舗へ問い合わせておきましょう。

ENEOS(エネオス)ウイングでは、店舗購入はもちろん、持ち込みや店舗への直送にも対応していますので、お気軽にご相談ください。

タイヤ交換費用(値段)を安く抑えるコツ

タイヤ交換の費用を安く抑えるには、内訳の大部分を占める「タイヤ本体代」や「交換作業の工賃」に関する対策を講じることが大切です。

具体的な対策法としては、以下の5つを挙げることができます。

安価なタイヤを購入する

タイヤ本体代はサイズや用途によって変わりますが、基本的にメーカーの純正品や大手ブランドのタイヤは高額になりがちです。

あらかじめ購入したタイヤを持ち込んでの交換は工賃が高くなりますが、タイヤの価格と業者選びを工夫すれば総額にして安くなる場合があります。

タイヤを安く購入するには

タイヤを安く入手するためにおすすめな購入先としては、取り扱いメーカーが豊富で、安価なタイヤでも選択肢の幅は広いネットショップがおすすめです。

また、多くのタイヤはホイールとセットで購入する方が割安になります。

さらに交換の際も基本作業は脱着のみとなるため、工賃の節約につながります。

WEB割引やキャンペーンなどを利用する

業者の中には、季節に応じた割引キャンペーンやWEB予約者限定の割引サービスを実施しているところもあります。

例えばENEOS(エネオス)ウイングなら、WEB予約のお客様を対象にタイヤ4本の交換をお得な値段でご利用いただけるサービスなどを実施しています。

タイヤ交換の依頼先を選ぶときは、そのようなキャンペーン・サービスの有無や開催時期も確認してみましょう。

場合によっては、グレードの高いタイヤもお得な価格で交換することができます。

工賃の安い依頼先を選定する

先述の通り、タイヤ交換の工賃やタイヤ本体代の相場は業者の種類によって大きく変わります。

新品タイヤを購入して交換したいのであれば、タイヤの価格が安い業者を選ぶと良いでしょう。

新品タイヤへの交換費用はほとんどタイヤ本体代で決まるため、販売価格が安ければそれだけ総額も押さえられます。

一方でノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを履き替えるなど、交換作業のみ依頼したい場合は工賃の安さに注目した業者選びが重要です。

相見積もりをとる

ほとんどの業者は、タイヤ交換の前に見積もりをとることが可能です。

同じ種類の業者でも値段の設定は異なる場合があるため、複数の店舗で見積をとり比較検討することをおすすめします。

そのうえで、値段の総額とサービス内容のバランスに納得ができる店舗を探しましょう。

【参考】タイヤ交換費用を経費計上する際の勘定項目

法人や個人事業主の方が使っている事業用車は、タイヤ交換費用を経費として計上することができます。

タイヤ交換の場合、仕訳の際は「修繕費」「車両費」「資産維持費」のうちいずれかの勘定科目を使うケースが一般的です。

基本的には修繕費を選んで問題ありませんが、以前から修繕に関わる費用も車両費または資産維持費に含めているのであれば、タイヤ交換費用もそこに含めましょう。

なお、20万円を超えるタイヤに交換した場合は「資本的支出」とみなされるため、減価償却として少しずつ計上する必要があります。

タイヤ交換の値段に関するよくある質問

タイヤ交換の値段に関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。

1本のみタイヤ交換をしたい場合、値段はどれくらいですか?

作業は脱着のみか組み替えも含むのか、交換するタイヤのインチ数はどれくらいか、どの業者に依頼するのかによって値段は変わります。

例えば作業内容のみの相場としては、脱着のみ行う場合は1本あたり500~2,000円程度かかります。

タイヤ交換が安い時期はありますか?

ノーマルタイヤは、シーズンオフとなる降雪時期に安くなる傾向にあります。

スタッドレスタイヤは冬場に需要が高まるため、寒さが増してくる前の9~10月頃が安くなる傾向とされています。

ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤでは交換する値段に変わりありますか?

交換費用については、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤで大きく変わるケースは少ないです。

業者によって詳細な値段設定は変わるため、どちらにしても事前に確認しておくことが大切です。

ホイールのバランス調整は必要?料金はどれくらいですか?

作業内容にかかわらず、タイヤの交換後はバランス調整が必要です。

タイヤは新品でも形や重さが1つ1つ異なるため、バランス調整を行わないと走行中の快適性に影響が及びます。

ホイールバランス調整のみであれば1本あたり500円~1,000円程度かかりますが、業者によっては基本の工賃に含んでいる場合もあります。

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タイヤ交換は可能な限り安い業者に依頼したいものですが、技術面の不安から値段が高額な業者への依頼を検討する方もいることでしょう。

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ENEOS(エネオス)ウイングのタイヤ交換費用(値段)

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まとめ

タイヤ交換の費用は様々な内訳で構成されていますが、その中でも作業内容・車種(タイヤのサイズ)・依頼先は費用総額の決め手となる重要なポイントです。

費用を安く抑えながらタイヤを交換するには、安価なタイヤを購入したり複数の業者でとった見積もりを比較検討するなどの方法があります。

しかし安さだけを重視すると、粗悪品のタイヤに当たってしまったりスタッフの技術力不足で満足のいくサービスを受けることができなかったりと様々なリスクが伴います。

ENEOSウイングでは、タイヤに関する知識・技術のどちらにも優れたスタッフが対応させていただきます。

また、店舗独自のWEB割引・特典なども多数ご用意しております。

費用・技術共に安心できるタイヤ交換サービスをお求めの方は、ぜひENEOSウイングにご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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