車のキズ別に見る修理の必要性と修理方法を徹底解説!放置NGな理由や自分で修理する方法も

車はどのように衝撃を受けたかによって様々なキズがつきますが、いずれにしても速やかな修理が必要です。

そこで今回は、車につくキズの主な種類や修理する方法、修理にかかる費用の目安など詳しく解説いたします。

万が一のトラブルに備えて知識をつけておきたい方、現在愛車のキズを直すべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

【キズ別】車のキズの種類

車につくことが多い5種類のキズと、それぞれの特徴をご紹介いたします。

擦りキズ

壁・ガードレール・電柱など、障害物に車体を擦ってしまった際にできるキズです。

何かと擦ったことでできたキズを指す言葉であり、線キズやひっかきキズに対して使われる場合もあります。

特にバンパーやサイドミラーにつきやすく、引きずった跡のようなものが広範囲に見えることが特徴です。

なお、擦りキズはつき方によって深さや範囲が大きく異なる場合があり、適切な修理方法も変わります。

擦りキズの深さの見分け方や修理に使えるアイテムなど、以下の記事で詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。

線キズ

線キズとは鋭利なもので強く引っかかれたような、一本線のキズのことをいいます。

走行中に木の枝などが車体に当たったり、鍵・キーホルダーやアクセサリーが当たったりすることでつくケースが多いです。

線キズの原因や直し方、修理費用の目安は以下の記事で詳しく解説しています。

飛び石によるキズ

飛び石が車体に当たった際に生じる点状のキズで、ボンネットについていることが多いです。

飛び石とは前方を走行している車のタイヤに巻き込まれた小石が跳ね上げられ、愛車に当たってしまうトラブルのことをいいます。

特に砂利道や高速道路の走行中や、大型車両の後ろで走行しているときに飛び石の被害を受けやすくなります。

ボディにキズができるだけでなく、フロントガラスの損傷にもつながるため、飛び石が起こりやすい場所での走行には十分な注意が必要です。

飛び石による、ボディの損傷とフロントガラスの損傷の修理方法については以下の記事で解説しています。

ひっかきキズ

浅い線状の跡が広範囲についているキズは、ひっかきキズと呼ばれることもあります。

車内に荷物を載せる・降ろす際に接触したり、誤った方法で洗車したりといった場合につきやすいキズです。

バンパー・フェンダー・ドアなどでよく見られるキズですが、損傷箇所によって修理費用が大きく変わることもあります。

ひっかきキズの具体的な修理費用については、以下の記事をご覧ください。

へこみキズ

塗装面にキズがつくだけでなく、パーツの形状がへこんでしまう「へこみキズ」もあります。

運転ミスで勢いよく障害物にぶつかる、交通事故で他の車と衝突するなどのケースで発生します。

また、地域によっては冬場に屋外駐車をすると、雪の重みでルーフやボンネットがへこんでしまう場合もあります。

へこみキズは塗装だけがダメージを負っている状態よりも修理の難易度が高いため、業者への相談がおすすめです。

へこみキズの直し方は、以下の記事で解説していますので併せてご覧ください。

車についたキズは放置NG。修理の必要性とは

車にキズがついたら、深さ・範囲にかかわらず放置すべきではありません。

キズがついたということはボディを保護する塗装が剥がれている状態であり、そこから水分や汚れが入り込んで金属部分にサビが生じやすくなるからです。

一度サビが発生すると塗装の内部で少しずつ広がっていき、より高額な修理を要する事態となります。

また、将来的に車を手放す際にも弊害が及ぶと考えられます。

放置により損傷が悪化していると、状態によっては減額の対象となり本来の価値よりも低い価格で買い取られてしまう可能性も高まります。

愛車の美観を損なうことはもちろん、費用面で損をしないためにも、キズは放置せず速やかに修理しましょう。

車についたキズを自分で修理する方法

車についたキズは、浅く小さなものであれば市販のキズ消し剤を使い自分で直せる場合もあります。

ここでは、自分で車のキズを修理する方法の例と注意点について解説いたします。

修理方法

キズ消し剤にも複数の種類がありますが、その中でも代表的なアイテムが「コンパウンド」と「タッチアップペン」です。

コンパウンドは薄い擦りキズや引っかきキズ、タッチアップペンは線キズや点状のキズの修理に役立ちます。

コンパウンドとタッチアップペンを使ったキズの修理方法は、以下の記事にて解説していますので、ぜひご参考ください。

自分でDIY修理する場合の注意点

上述した以外にも車のキズを修理する方法はいくつもあり、キズの状態によって適した修理方法は異なります。

キズの状態に不向きな修理を実施したり、作業方法を誤ったりすると、少しのミスで仕上がりが悪くなり、かえってキズが目立ってしまう恐れがあるため、注意が必要です。

今あるキズに適した修理方法が分からない方や、キレイに仕上げる自信がない方は無理に自分で修理せず、専門的な知識を持ったプロに相談しましょう。

車についたキズを業者で修理する方法

車のキズを、手間なくキレイに修理するなら業者への依頼がおすすめです。

ここでは業者へ修理依頼するにあたって知っておきたい、作業の流れやメリットについて解説いたします。

塗装修理の流れと仕上がり

業者が行う修理の流れは、塗装面のキズか、へこみキズかによって異なります。

基本的な修理の流れは、以下の通りです。

STEP
必要に応じてキズがついたパーツを取り外す
STEP
キズの周囲の汚れを落として養生シートで保護する
STEP
専用機器でキズの箇所を研磨する
STEP
下地を塗布して乾燥させる
STEP
下地を削って平らにならして塗装用の足つけをする
STEP
調色した塗料を塗布する
STEP
仕上げのベースコートやクリアを施して乾燥させる
STEP
コンパウンドとポリッシャーで表面を磨く
STEP
パーツを取り付けてから車体をキレイにして作業完了

なお、へこみキズの場合は塗装の前にハンマーや機器などを用いて形状を修復させてから、パテを盛るという作業も加わります。

専門業者に依頼するメリット

業者に依頼することの最大のメリットは、DIYよりも確実に・手間なくキズを修理できるという点です。

車の修理経験が豊富な業者なら、車種やキズの状態などに合わせて最適な修理プランを立て、市販されていない塗料や専門機器を使ってキズを直してくれます。

また、DIY修理のように自分で必要なアイテムを買い揃えて作業場所を確保するという手間もなく、料金を支払えばあとはキズが直るまで待つだけという便利さもメリットです。

車についたキズの修理費用と修理時間の目安

車についたキズの修理にかかる費用・時間は、キズの状態や依頼先によって変わります。

以下より、キズ修理の費用と時間の目安をご紹介いたします。

修理費用の相場

修理費用は、損傷箇所やキズの大きさ・深さ、依頼先によっても大きく異なります。

そのため、事前に相見積もりを取り、比較検討することが大切です。

以下では損傷箇所別の費用相場になります。

ボディ20,000円~50,000円程度
バンパー10,000円~35,000円程度
ドア20,000円~60,000円程度
フェンダー20,000円~60,000円程度
ルーフ35,000円~60,000円程度
ボンネット20,000円~50,000円程度

なお、損傷が激しい場合は板金塗装だけでは直しきれず、パーツ交換が必要になる可能性もあります。

パーツ交換となれば修理よりも費用が高くなり、総額にして10万円~100万円程度かかります。

交換費用を抑えるなら、比較的低価格なリビルトパーツや中古パーツへの交換が可能な業者に依頼することをおすすめします。

修理時間の目安

業者に車のキズ修理を依頼した場合、主な損傷箇所ごとの所要時間は以下の通りです。

ボディ数時間~2日程度
バンパー2日~4日程度
ドア3日~7日程度
フェンダー数時間~2日程度
ルーフ3日~5日程度
ボンネット2〜5日程度

ボディやフェンダーなど脱着の必要がないパーツで、軽度のキズなら即日修理が完了する可能性もあります。

なお、パーツ交換の場合は店舗にパーツの在庫がなければ取り寄せとなるため、その分時間かかります。

自社工場保有で一定の品質維持!車のキズ修理はENEOSウイングへ

大切な愛車のキズ・へこみにお困りの方は、ENEOSウイング板金修理サービスをご利用ください。

ENEOSウイングでは確かな知識と高い技術力を持つスタッフ、そして高性能な専門機器によるハイクオリティな板金修理を可能としています。

超速乾性の塗料と独自工法で作業時間やコストを大幅にカットしており、キレイな仕上がりでありつつも短納期・低価格でのサービスも実現していることが特徴です。

板金修理のご依頼は、全国300以上の店舗にて受け付けております。

お見積もりは無料のため、お近くのENEOSウイングへお気軽にご相談ください。

車のキズ修理に関するよくある質問

最後に、車のキズ修理に関してよくある質問にお応えします。

車の傷修理代の相場はどれくらいですか?

車のキズ修理にかかる費用は、10,000円~100,000円程度が相場です。

損傷箇所によって費用は大きく変わりますが、脱着が不要なパーツのキズは安くなる傾向にあります。

同じ損傷箇所・同じ程度のキズでも業者ごとで費用総額は変わるため、複数の業者で見積もりを取って比較すると良いでしょう。

車のキズ修理に保険は利用できますか?

「一般型」の車両保険なら、相手がいる事故と自損事故のどちらでもキズ修理に利用することができます。

一方で「限定型」の車両保険は、自損事故や地震に起因する損傷などの修理には使えません。

ただし相手がいる事故や飛来物との接触などによるキズなら、修理に使えます。

キズ修理に保険を使うと費用を抑えることができますが、翌年の保険料が高くなることを念頭に置いて、自己負担とどちらがお得かをよく考えて利用を検討しましょう。

車についた浅い引っかきキズの原因や修理方法は?

車に浅い引っかきキズができる主な原因は、荷物との接触や誤った方法による洗車などが挙げられます。

修理には、コンパウンドで研磨するという方法を用いるケースが一般的です。

ただし浅いものでも広範囲についている場合は修理が難しくなるため、業者へ依頼することをおすすめします。

まとめ

車は、様々な原因で擦りキズ・線キズ・飛び石キズ・引っかきキズ・へこみキズがつくリスクがあります。

どんなキズでも、状態を悪化させないためにも速やかな修理が必要です。

キズを修理する方法としては「DIY修理」と「業者への依頼」の2通りがありますが、失敗せず確実にキレイに仕上げるためには、業者に依頼するのがおすすめです。

ENEOSウイングなら、優れたスキルを持つプロのスタッフが、安く・早く・キレイな板金修理を実施いたします。

お見積もりは無料、かつ全国300以上の店舗が窓口になっていますので、業者への修理依頼が初めての方もお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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