軽自動車のタイヤ交換費用の相場は?交換時期や自分でできるかなども解説

タイヤは車の走行性能だけではなく、安全性にもかかわる重要な部品です。

そのため交換時期をしっかりと見極め、適切なタイミングで交換しなければなりません。

この記事では、軽自動車のタイヤ交換に必要な知識から、タイヤ交換にかかる費用、自分での交換方法、プロに頼むメリットなどを詳しく解説します。

目次

軽自動車のタイヤ交換費用

軽自動車のタイヤ交換の費用は、タイヤの種類やサイズ、交換の方法(自分で交換するか専門家に頼むか)により大きく異なります。

ここでは、一般的な軽自動車のタイヤ交換費用について解説します。

軽自動車のタイヤ交換の工賃目安

軽自動車のタイヤ交換の工賃は、一般的に4本交換で5,000円~15,000円程度です。

工賃は依頼先や地域により異なるため、具体的な金額は事前に確認しておくことをおすすめします。

軽自動車のタイヤ本体にかかる費用目安

軽自動車のタイヤ本体の細かい価格は、タイヤの品質やブランド、インチサイズによって以下のように異なります。

同じタイヤであれば、サイズの大きさに比例して価格も高くなるのが一般的です。

※以下は1本あたりの目安価格となります。

インチ費用目安
13インチ約3,000円〜
14インチ約3,000円〜
15インチ約4,000円〜

軽自動車のタイヤ交換費用を安く抑えるためには?

軽自動車のタイヤ交換の費用を抑えるためには、以下のような方法が挙げられます。

  • タイヤ交換を業者に依頼せずに自分で行う
  • 価格の安いタイヤを購入する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

タイヤ交換を自分で行う

タイヤ交換を自分で行うと、業者に支払う工賃が発生しないため交換費用は安く抑えられます。

ただし、様々な工具が必要であることに加え、ジャッキアップなど危険を伴う作業もあり、作業には手間や時間がかかります。

また、タイヤを正しく装着できていないと走行中に外れる可能性もあり、危険です。

普段から車のメンテナンスや修理を行っており工具類がそろっている、正しい知識と交換技術がある場合は別ですが、リスクやタイムパフォーマンスなどをトータルで考えると業者に依頼した方が得であるといえるケースも少なくありません。

価格の安いタイヤを購入する

交換する新しいタイヤは価格が安いものを選ぶのも、軽自動車の交換費用を抑えるひとつの方法です。

今ではディーラーやカー用品店のほかにも、タイヤ専門店、ECサイト、インターネットオークションなど様々な場所でタイヤの入手が可能であり、国産タイヤよりも価格の安いタイヤも容易に入手できます。

なお、ECサイトやオークションでは激安のタイヤが取り扱われていることもあり、予算に合せたタイヤ選びが可能ではありますが、中古品やオークションで見かける激安タイヤは品質が良くないものもあるので、信頼できる店舗や売り手から購入することが大切です。

軽自動車のタイヤ交換時期を確認する方法

軽自動車のタイヤ交換のタイミングは、タイヤの使用状況や環境により異なります。

ここでは、タイヤ交換の時期と寿命の確認方法を解説します。

軽自動車のタイヤ交換時期は?

軽自動車のタイヤ交換時期は、主にタイヤの使用状況と走行距離によって決まります。

一般的に、タイヤの寿命は使用開始から5年程度とされていますが、これはあくまでも目安であり、実際のタイヤの状態によります。

また、タイヤのゴムは紫外線などの影響によって劣化するので、ほとんど車に乗っていない、という場合でも製造から10年経過を目安に交換することをおすすめします。

走行距離もタイヤの交換時期の目安となります。

走行距離2万~3万km程度での交換が理想ですが、運転の仕方や走行環境によってはこれより早く寿命が来るケースもあるので、定期的にタイヤの状態をチェックするようにしましょう。

軽自動車のタイヤ交換時期の判断方法

タイヤの交換時期を調べる方法はいくつかあります。

以下、具体的な方法をご紹介します。

タイヤの製造年を確認する

タイヤのサイドウォールには、製造年週が4桁の数字で記載されています。最初の2桁が週を、後ろの2桁が年を表します。

たとえば、「3220」であれば、2020年の32週目に製造されたことを意味します。製造年を把握することで、製造年からの経過年数を寿命のひとつの判断基準にできるでしょう。

タイヤの溝を確認する

タイヤの溝の深さはタイヤのグリップ性能や排水性能に大きく関係し、溝が極端に減ったタイヤは本来の性能を発揮できません。

新品のタイヤの深さは製品によって若干異なりますが、8mm程度が一般的です。摩耗が進み残り溝が1.6mm以下になると「スリップサイン」が露出します。

スリップサインは複数個所にありますが、一箇所でも露出していると、車検に通りません。そのためスリップサインが露出しているタイヤは即座に交換する必要があります。

スリップサインが露出する前に交換するのが望ましいので、新品のタイヤの半分程度である4mm程度まで溝が減ったら交換するといいでしょう。

タイヤのひび割れ・傷を確認する

タイヤのサイドウォールにひび割れや傷が見られる場合、それはタイヤの老化やダメージを示す可能性があります。

特に深い傷や大きなひび割れが見られる場合は、タイヤがパンクする危険があるため、早急な交換が必要です。

軽自動車のタイヤの選び方

タイヤは車の全重量を支える重要なパーツです。

それぞれの車に適したタイヤを装着しないと車の本来の性能を発揮できないばかりか、重大事故につながるような不具合を起こす可能性も否定できません。

細かい部分までよくチェックし、それぞれの軽自動車に合ったタイヤを選ぶことが大切です。

ここでは、軽自動車のタイヤの選び方について詳しく解説します。

車種に適したタイヤサイズを選ぶ

まず、自分の車に合ったサイズのタイヤを選びましょう。タイヤサイズは、タイヤの側面に記載されています。

記載されている数字は、タイヤの幅、扁平率(タイヤの幅に対する高さの比率)、ホイール径を示しています。

<参考>

例えば、「165/70R13」と記載されている場合、それぞれの数字は以下の意味を持ちます。
・「165」…はタイヤの幅を示しており、この場合165ミリメートルです。
・「70」…はアスペクト比を示しており、この場合はタイヤの高さがタイヤ幅の70%であることを意味します。
・「R」…はラジアル構造(タイヤの内部構造)を示しています。
・「13」…はホイールの直径を示しており、この場合は13インチです。

タイヤのサイズは車の走行性能や燃費に大きな影響を与えるため、正しいサイズを選ぶことが重要です。

指定の純正タイヤを選択する時にはそれほど気にする必要がありませんが、純正タイヤ以外のものを選ぶ際には細かいサイズまでよく確認しましょう。

なお、その車に適したタイヤサイズ(純正タイヤサイズ)は、運転席側のセンターピラー(メーカーによって場所が異なるケースもある)に貼り付けられているシールや、取扱説明書で確認できます。

求める性能に応じてタイヤを選ぶ

一般的に軽自動車は普通車よりもタイヤサイズが小さく、回転数が多くなりがちです。また街中での使用が多く、ストップ&ゴーを頻繁に繰り返すことから摩耗が普通車よりも激しい傾向があります。

軽自動車専用のタイヤは、摩耗に強い設計になっているほか、軽自動車の魅力のひとつである低燃費を実現するものが多くなっています。

メーカーによっては静粛性を高めたコンフォートタイプや、耐摩耗性に特化したロングライフタイプなどもあり、軽自動車用タイヤの選択肢は豊富です。

自分の運転環境と求める性能を明確に理解し、それに最適なタイヤを選ぶことが重要です。

軽自動車のタイヤ交換は自分でもできる?

タイヤ交換は専門的な知識が必要な作業ですが、適切な工具と注意点を理解していれば、自分で行うことも可能です。

ここでは、自分でタイヤを交換するメリット・デメリットや交換方法を解説します。

軽自動車のタイヤ交換を自分でするメリット

タイヤ交換を自分で行う最大のメリットは、工賃を節約できる点といえるでしょう。

また、自分のタイミングで交換ができるため、予定を立てやすいという利点もあります。

軽自動車のタイヤ交換を自分でするデメリット

タイヤが正しく装着できていないと、走行中に外れて大惨事を起こす可能性が否定できません。

また、タイヤの細かいサイズがわからないなどでタイヤ選びを誤ると走行中にパンクやバーストを起こしたり、車がまっすぐに進まなかったりする危険があるほか、駆動系にダメージを与えることにもなりかねません。

そのうえ、タイヤ交換作業はジャッキアップが必要であり、正しい知識のもとに作業を行わないと危険を伴います。

また、タイヤ交換後はホイールバランスを調整する必要があります。ホイールバランスの調整には専用のバランサーが必要であり、個人で細かく精密な調整をするのは難しいのが現状です。

こうした点は、タイヤ交換を自分で行うデメリットといえるでしょう。

自分でタイヤ交換をする手順

自分でタイヤを交換する大まかな手順をご紹介します。

STEP
傾斜のない場所に車を停め、輪止めをする
STEP
レンチでナットを軽く緩めてから、ジャッキアップする
STEP
タイヤを外し、新しいタイヤを装着する
STEP
ナットを2~3回に分けて締め、最後にトルクレンチを使用して既定のトルクで本締めする

セルフでのタイヤ交換の細かい手順は、以下の記事をご覧ください。

軽自動車のタイヤ交換にはリスクが伴うので要注意

自分でタイヤ交換をする際には、いくつかのリスクが伴います。詳しく見ていきましょう。

怪我を負う可能性がある

自分でタイヤ交換を行う場合、車を支えるジャッキが不安定であれば、突然倒れる可能性があり、これにより重大な怪我を負う可能性があります。

また、重たいタイヤを扱うことで腰を傷めたり、工具を使う作業中に道具を落としたりして怪我をするリスクがあります。

ナットの破損

タイヤ交換時には、ナットを適切なトルクで締めることが重要です。

しっかりと締めようとするあまり過度にナットを締めすぎてしまうと、ナットが破損することがあります。

走行中に脱輪してしまう可能性がある

ナットの締めすぎにリスクがあるのは既述のとおりですが、ナットの締め付けが不十分だった場合も走行中にタイヤが脱輪する危険性があります。

これは非常に危険で、重大な事故につながる可能性がありますので注意が必要です。

タイヤの取付位置を間違える

タイヤの中には、回転方向の指定があるタイヤが存在します。回転方向の指定があるタイヤを逆方向に取り付けてしまうと、本来の排水性能が発揮できずハイドロプレーニング現象が起こりやすくなるなど、危険です。

回転方向の指定があるタイヤは、サイドウォールに「ROTATION」の文字と、矢印が記載されているので、矢印方向にタイヤが回転するように取り付けましょう。

安全にタイヤ交換を行うならプロへの依頼がおすすめ

軽自動車のタイヤ交換には、専門的な技術と経験が求められるうえ、作業にはリスクも伴います。

安全かつ確実にタイヤ交換を行うには、プロにまかせることをおすすめします。以下に、軽自動車のタイヤ交換ができる主な場所をご紹介します。

軽自動車のタイヤ交換ができる場所

軽自動車のタイヤ交換ができる主な場所は、以下4つが挙げられます。

  • ディーラー
  • 整備工場
  • タイヤ交換専門業者
  • カーケア用品店
  • ガソリンスタンド

ディーラー

ディーラーではタイヤ交換に限らず、ほぼすべての車の修理や、メンテナンスに対応しています。

一般的に技術力は一定以上を確保しておりディーラーによる技術力の差はほとんどないことに加え、ディーラーのメカニックはそのメーカーの車に精通しているため、安心して任せることができます。

整備や修理には基本として純正パーツを使用し、洗車などのサービスが受けられることも多いですが費用相場は最も高額です。

整備工場

街中の整備工場にタイヤ交換を依頼することもできます。

地域に密着したサービスを提供している工場が多く、地域性に配慮した整備などを行ってくれるのが整備工場の魅力のひとつであり、その地域の気候に適したタイヤ選びの相談などにも応じてくれるでしょう。

工賃はディーラーよりも安い傾向があります。

タイヤ交換専門業者

タイヤ交換専門業者は、ほかの場所では対応できないような特殊なタイヤ交換に対応してくれるところも少なくありません。

また、タイヤを専門的に扱っているのでリーズナブルなものから高級品まで、予算や好みに応じて豊富な選択肢からタイヤが選べます。

費用相場は整備工場と同程度か若干リーズナブルに抑えられる傾向があるようです。

カーケア用品店

カーケア用品店の中には、タイヤ交換の他に、オイル交換や車検など、一通りの車のメンテナンスを行っている店舗もあります。

幹線道路沿いなどの便利な場所に店舗を構えていることが多く、車で利用しやすい傾向があります。

ガソリンスタンド

一部のガソリンスタンドでは、給油のついでにタイヤ交換を行っています。

急なタイヤ交換が必要なときや、給油のついでに見積もりや作業をお願いできるので利便性が高いと言えます。

カー用品店やガソリンスタンドは、工賃が比較的利用しやすい価格帯であることがほとんどです。

タイヤ交換ができる場所はさまざまですが、場所によってサービス内容や価格が異なるので、特徴や工賃の相場を理解し自分に適した場所を選んで依頼しましょう。

軽自動車のタイヤ交換に関するよくある質問

軽自動車のタイヤ交換に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

軽自動車のタイヤ4本の価格相場は?

軽自動車のタイヤの価格はブランドやタイプ、サイズによって異なりますが、一般的な軽自動車用タイヤの価格相場は1本あたり3,000円から15,000円程度です。

なお、高性能タイヤやスタッドレスタイヤなどはそれ以上の価格となることもあります。

軽自動車のタイヤサイズの見方は?

タイヤサイズは、タイヤの側面に記載されています。

数字とアルファベットで表示され、たとえば「165/60R15」のような形式です。

ここでは、「165」はタイヤの幅(mm)、’60’はアスペクト比(タイヤの幅に対する高さの比率%)、’R’はラジアル構造を示し、’15’はホイールの直径(インチ)を表します。

軽自動車のタイヤ交換はどこですると安いですか?

一般的にタイヤ交換専門業者や大手カーケア用品店、ガソリンスタンドでは比較的リーズナブルな価格でサービスを提供していますが、安さだけでなく他の点にも注目しておきましょう。

また、品質や技術力も違いますので、安さ以外にも安心して任せられるか判断する必要があります。

軽自動車のタイヤ交換を2本だけすることは可能ですか?

2本だけ交換することは可能です。

しかし、前輪と後輪のタイヤが異なる状態では、車の走行性能や安全性に影響を及ぼす可能性があります。そのため、基本的には4本全てを交換することが推奨されています。

ガソリンスタンドでタイヤ交換する際、当日でもできますか?

ガソリンスタンドによりますが、一部のガソリンスタンドでは当日のタイヤ交換も対応しています。

ただし、混雑具合やスタッフの対応状況により、予約が必要な場合もあります。

具体的な対応は、事前に各ガソリンスタンドに問い合わせることをおすすめします。

軽自動車のスタッドレスタイヤの価格はいくらですか?

スタッドレスタイヤは通常のタイヤに比べて価格が高めです。

軽自動車用のスタッドレスタイヤの場合、一般的な価格相場は4本あたり15,000円から30,000円程度となります(タイヤのみの価格)。

ただし、ブランドや性能により価格は変動します。

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ENEOSウイングのタイヤ交換の特徴

ENEOSウイングタイヤ交換サービスは、プロフェッショナルなスタッフによる確かな技術と、お客様一人ひとりのニーズに応じた柔軟な対応が特徴です。

また、最新の設備を備えた清潔な作業環境で、安心してタイヤ交換を依頼することができます。

予算や要望に合わせて最適なタイヤを選べますし、専門のスタッフがお客様の車に最適なタイヤをご提案することも可能です。

ENEOSウイングは持ち込み・直送も対応!

ENEOSウイングでは、お客様がECサイトなどで購入したタイヤの持ち込みや直送にも対応している店舗もあります。

持ち込みや直送の場合は事前に店舗へご相談ください。

WEBからの予約でお得な割引・特典あり!

ENEOSウイングでは、WEBからご予約いただくことで、お得な割引や特典をご用意しております。

タイヤ交換を予定している方は、事前にお近くの店舗ページをチェックしてみてください。

まとめ

タイヤを定期的に交換し、良い状態に保っておくことは安全のために重要なことに加え、車の寿命を延ばすことにもつながります。

ENEOSウイングでは、確かな技術、豊富な知識を持ったスタッフが安心できるタイヤ交換を実施しています。

お客様の納得できる仕上がり、リーズナブルな価格を実現していますので、ぜひタイヤ交換をご検討している方は、お近くのENEOSウイングへご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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