車検時のタイヤ交換は高い?費用やタイヤ交換費用を安く抑えるポイントを解説

車検を受けた際にタイヤ交換をする、もしくはタイヤ交換を勧められる人も多いのではないでしょうか。

確かに安全に走る上で重要なタイヤは消耗品ですし、適切なタイミングで交換しなければならない一方で、交換の時期がわからない人も多いはずです。

自分で交換タイミングが判断できないなら、プロに検査をしてもらったついでにタイヤを換えてもらうのがベストと思うかもしれません。

しかし、車検時にタイヤを交換すると割高になる傾向があります。

今回の記事では車検時のタイヤ交換について解説していき、タイヤ交換の費用を安く抑えるためのポイントを整理します。

目次

タイヤが原因で車検に通らないことはある?

車検ではタイヤの検査も行い空気圧やトレッドの摩耗、ひび割れや傷などのチェックを行います。

安全に走る上で不十分な状態のタイヤを使っていた場合には、車検に取らないことがあります。

タイヤは安全に走る上で重要なパーツです。

消耗度の激しいタイヤを使っていると、ブレーキの制動力が落ちたり、濡れた路面で滑ったりなど、交通事故の原因に繋がります。

タイヤは車検でも厳しく検査されるパーツの1つなので、整備不良のタイヤで車検に行くと交換を求められるケースが多いです。

車検時のタイヤの検査項目

車検時のタイヤの検査項目を解説します。

主なポイントは以下の4つです。

  • タイヤのヒビや亀裂
  • 偏摩耗
  • タイヤの溝の深さ
  • 空気圧

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

タイヤのヒビや亀裂

タイヤにヒビや亀裂などが走行中のパンクを引き起こすなど、さまざまなリスクが生じます。

走行中についた傷の可能性もありますし、使用期間が長くゴムの経年劣化によってひび割れが生じることもあります。

走行距離が短くても使用期間が長いと、タイヤにひび割れが生じることがあるので、適切なタイミングで点検整備を行う必要があります。

偏摩耗

偏摩耗とはタイヤの一部分が際立って摩耗している状態のことです。

法律ではタイヤのトレッドの厚みが1.6mmを下回っている状態で公道を走行するのが禁じられています。

同様に車検でもトレッドが1.6mm以下だと通らないため、一部分だけでも偏った摩耗をしているとチェックが行われます。

摩耗の度合いについてはトレッドを計測して判断する方法もありますが、一般的にはタイヤが摩耗すると露出するスリップサインを確認してください。

タイヤの溝の深さ

タイヤの溝は1.6mm以上ないと車検に通すことができません。

摩耗によって溝が浅くなっていると、スリップの原因にも繋がりますし、ブレーキ性能が落ちてしまいます。

雨の日などで交通事故を起こすリスクが上がるので、溝が浅くなっているタイヤはすぐに交換しましょう。

空気圧

タイヤの空気圧も安全に走行する上で重要なポイントになるため、適切な値に調整することが求められます。

空気圧に関しては車検の際に調整をしてもらえるので大丈夫なのですが、空気圧が不足した状態で走り続けると、タイヤの摩耗が早まってしまうので、定期的な調整が必要です。

1ヶ月に1回を目安に、エアーチェックを行いましょう。

車検時にタイヤ交換はすべき?

車検時にタイヤを交換すべきかどうかは、メリット・デメリットの両方を把握した上で個々の事情に合わせた判断が必要です。

主なメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】

  • 整備点検に出す手間がかからない
  • 工賃は割安になる可能性がある

【デメリット】

  • 費用が割高になる可能性がある

では、それぞれの項目を詳しくみていきましょう。

車検時にタイヤ交換するメリット

車検時にタイヤを交換すると整備点検に出す手間が1回にまとめられるメリットがあります。

タイヤ交換も含めて車検に出した際にまとめてできるので、時間のない方にはおすすめです。

また、車検の点検や作業をする際に、車をジャッキアップするため、その際にタイヤ交換もしてもらえれば手間が省けるため、工賃が安くなる可能性があります。

車検時にタイヤ交換するデメリット

車検時にタイヤ交換をすると割高なタイヤを勧められて費用が高くなる可能性があります。

タイヤ交換をまとめて行う場合は、業者が保有するタイヤしか選べないため、ラインナップが充実した他業者などと比較すると、コスパの悪いタイヤになることもあるでしょう。

また、タイヤ交換の作業を外部委託している場合だと、工賃に加えて手間賃や中間マージンなどが発生するため、余計に費用がかかってしまいます。

車検前・車検時のタイヤ交換の費用目安

車検前にタイヤ交換する場合の費用相場

車検前にタイヤを交換する場合の費用相場を解説します。

軽自動車の交換費用相場

軽自動車では普通車よりもタイヤサイズが小さくなるため、部品代が安くなり、トータルでの交換費用が安くなる傾向にあります。

タイヤの部品価格3,000円〜5,000円/本
工賃1,000円〜3,000円/本

タイヤを4本購入して交換する場合の費用相場としては20,000円〜25,000円と考えてください。

普通自動車の交換費用相場

普通車のタイヤの部品価格と工賃の相場としては以下の通りです。

タイヤの部品価格5,000円〜10,000円/本
工賃1,000円〜3,000円/本

車検時にタイヤ交換をする場合の費用相場

車検時にタイヤ交換をする場合の費用の目安としては、通常時より1.5倍程度すると考えておきましょう。

店舗によっては「車検時の方が安くなる」ケースもあります。

車検時にタイヤ交換を勧められ、急を要した交換が必要ない場合は、内訳を含め見積もりを確認することがおすすめです。

車検時のタイヤ交換費用を安く抑えるなら事前に交換を

車検時のタイヤ交換費用を安く抑えるのであれば、事前にタイヤを交換しておくのがおすすめです。

専門店に行けば豊富な種類からタイヤを選べますし、トータルの費用も安く抑えられるでしょう。

また、インターネットで安いタイヤを購入して交換する手段もあります。

そのため、タイヤをチェックした際に交換が必要だと思ったら、車検を受ける前に交換を依頼することがおすすめです。

タイヤ交換の判断基準

タイヤ交換は以下の基準で判断をしてください。

・タイヤの溝やスリップサインで見極める
・ひび割れや偏った摩耗がある場合
・走行距離もタイヤ交換の目安のひとつ

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

タイヤの溝やスリップサインで見極める

タイヤの溝が浅くなっていたり、タイヤの表面にスリップサインが露出していた場合は、速やかに交換をすべきです。

摩耗によってタイヤのグリップ性能が落ちた状態になっているため、ブレーキ性能が落ちたり、濡れた路面などでスリップを誘発する危険性があります。

スリップサインは、タイヤの側面にある三角マークの直線上の溝で確認することができます。

タイヤの溝は、これまでお伝えしてきたとおり、1.6mm以下は交換が必須です。1.6mmまで擦り減っていなくとも、近い値であれば交換のタイミングと言えるでしょう。

ひび割れや偏った摩耗がある場合

タイヤの表面にひび割れがあったり、一部分だけに過度な摩耗があったりする場合も交換が必要です。

ひび割れや走行時にできたものだけでなく、タイヤの経年劣化によって生じるものもあります。

また、タイヤの空気圧が適正じゃない状態で走り続けると、タイヤが摩耗する箇所が偏ります。

走行距離もタイヤ交換の目安のひとつ

タイヤ自体の状態だけでなく走行距離も交換するかどうかの目安になります。

一般的には走行距離が3万kmを超えたら、交換の時期を迎えていると考えてください。

その他にも、走行距離に関係なくタイヤのゴムが経年劣化するため、3〜5年に1回はタイヤを交換するのがおすすめです。

車検時にタイヤ交換を勧められた場合はどうすればいい?

車検時にタイヤの状態が基準を満たしていなかった場合、交換を提案されるのですが、費用面を考慮すると、できれば断って別のお店で交換を依頼したいですよね。

しかし、交換しなければ車検に通らないほど状態の悪いタイヤであった場合には、実質的にタイヤ交換を断ることができません。

ある程度の消耗度でついでに交換をする程度であれば、断って別のお店で依頼することもできます。

そのため、車検に通らないような状態のタイヤを使っている人は、車検前に交換しておくのがおすすめです。

車検に通らないタイヤの特徴

車検に通らないタイヤの特徴としては以下の基準が挙げられます。

・タイヤの溝が浅くなっている(深さが1.6mm以下)
・偏摩耗やひび、はみ出しがある
・適正な空気圧でない
・スリップサインが露出している

タイヤは安全な走行を行うための重要なパーツでもあるため、上記のような基準を満たしていない場合は整備不良となります。

整備不良の車で公道を走行すると、違反点数が2点加算されるなどの罰則が設けられているので注意してください。

車検前にタイヤ交換ができる場所

タイヤ交換は以下のような場所で依頼できます。

・ディーラーや販売店
・整備工場
・ガソリンスタンド
・タイヤ専門店

車を購入したディーラーや販売店では、質の高いサービスや車のことを知り尽くした上での丁寧な作業が期待できるものの、費用が割高になる傾向にあります。

整備工場は点検・修理を専門に請け負っているだけあって、早く・安い作業が期待できるでしょう。

ガソリンスタンドは営業時間が長く、どこにでもあるので突然のトラブルでも駆け込んで対応してもらうことができます。また、給油のついでに見積もりや交換作業をしてもらうことができるので、利便性にも優れています。

タイヤ専門店は、タイヤのプロとして豊富な種類から自分の車に合った最適なタイヤを選んでくれます。

タイヤ交換を行う場合は、技術力や費用面、口コミや評判など総合的に判断し、信頼のおける場所へ依頼するようにしてください。

車検前のタイヤ交換は豊富な知識と高い技術力を持つENEOSウイングへ!

車検前にタイヤ交換をする場合は、知識豊富で高い技術力を持つスタッフによる高品質なサービスが受けられるENEOSウイングがおすすめです。

では、ENEOSウイングでタイヤ交換を行うメリットを詳しく見ていきましょう。

ENEOSウイングのタイヤ交換の特徴

ENEOSウイングでは、独自のタイヤ資格者制度を設けることで、技術力や知識、接客などが優れたスタッフによる対応が受けられます。

タイヤ交換に精通したプロのスタッフが在籍しているため、安全かつ確実な作業が受けられるのも魅力です。

タイヤ交換に合わせて各部のチェックを行うほか、アフターフォローも万全です。

ENEOSウイングは直送・持ち込みでのタイヤ交換OK

タイヤ交換の費用を抑えたい方は、自分で購入したタイヤをENEOSウイングに持ち込んで交換することも可能です。

依頼先によっては、持ち込み対応ができない業者もありますが、ENEOSウイングでは持ち込みOKですし、購入したタイヤをお店に直送してタイヤ交換を依頼することも可能です。

直送であればタイヤをお店まで運ぶ手間が省け、タイヤ交換まで自宅で保管することもなく便利です。

車検時のタイヤ交換に関するよくある質問

車検時のタイヤ交換に関するよくある質問をまとめました。

車検時はスタッドレスタイヤでも通りますか?交換が必要ですか?

スタッドレスタイヤで車検を受けても、保安基準を満たしていれば通ります。

しかし、シーズンを過ぎているのであれば、ノーマルタイヤへの交換が推奨されます。

車検時はタイヤ交換は無料ですか?

車検時のタイヤ交換は基本的に有料です。

ただ、業者によっては車検時のタイヤ交換を無料で請け負ってくれるところもあります。

事前に見積もりをもらい確認をしましょう。

車検時にタイヤ交換を勧められた際、断ってもいいですか?

そのままの状態でも車検に通る状態のタイヤであれば断ることができます。

消耗度が激しく、そのままだと車検に通らない状態のタイヤだと断ることができない可能性が高いです。

まとめ

車検時にタイヤ交換をすると費用が割高になる可能性が高いので、車検前に済ませておくのがおすすめです。

車検前にタイヤ交換をすれば、タイヤの種類も自由に選べますし、費用も抑えられて一石二鳥です。

ENEOSウイングでは高い技術力と経験豊富なスタッフによる質の高いサービスを提供しています。ぜひ、車検前のタイヤ交換はENEOSウイングにお任せください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

コメント

コメントする

上に戻る
車検の WEB予約できます!