春先から初夏にかけて「黄砂」に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
黄砂は、アレルギーや視界不良といった健康や安全面の問題に加え、愛車の美観を損ねる原因にもなります。
さらに、車に黄砂が付着したまま放置すると、塗装の劣化や細かい傷を引き起こすだけでなく、視界の妨げとなり運転に支障をきたす可能性があるため注意が必要です。
この記事では、黄砂が車に与える影響や、黄砂の対策、そしてきれいに黄砂を落とすための洗車方法などを詳しく解説します。
大切な愛車を守るための知識とコツを、ぜひ参考にしてください。
黄砂とは?
黄砂とは、中国やモンゴルなどの乾燥地帯から風に乗って運ばれる砂塵のことです。
偏西風などに乗り、日本を含む広範囲に飛散します。特に春先は黄砂が飛来しやすくなっています。
黄砂が飛来することで、空が霞み視界が悪くなったり、アレルギー症状が生じたりなど、私たちの日常生活や健康に様々な影響をもたらします。
その中には車への影響もあります。次項で車に黄砂が付着することで起こりうる影響についてみていきましょう。
車に付着した黄砂を放置すると、美観や安全性に影響がでる可能性も
黄砂が多く飛ぶ時期、車にびっしりと黄砂が付着しているのを目にしたことはありませんか?
黄砂は、車の美観を損なうだけでなく、安全性にも影響を及ぼすことがあります。以下では、黄砂が車に与える具体的な影響について詳しく解説します。
シミや傷の原因になり美観を損ねる
黄砂を放置すると、車の美観や塗装に大きなダメージを与える可能性があります。
雨や気温の変化で黄砂がボディや窓ガラスに固着すると、ザラザラした頑固な汚れになり、普通の洗車では落としにくくなります。
さらに、黄砂に含まれる化学物質や汚染物質が塗装に浸透して変色やシミを引き起こすこともあります。
また、細かい粒子が摩擦によって塗装に傷をつけるリスクも高く、傷ついた部分から水分や汚れが入り込むことで、サビが発生してしまう可能性もあります。
これらを放置すれば、最終的には目に見える大きなダメージとなり、車の美観を大きく損なうだけでなく、車体そのものの劣化にもつながります。
視界を妨げ運転に支障をきたす可能性も
黄砂は車の安全性にも影響を及ぼします。
黄砂がフロントガラスやヘッドライトに付着すると、視界が悪くなり、特に夜間や雨の日の運転では見えにくさが増してしまいます。
さらに、黄砂がブレーキやタイヤに入り込むと、ブレーキの効きが悪くなる可能性もあります。
また、センサーやカメラが汚れることで、自動運転支援システムの精度が低下し、誤作動を引き起こす原因にもなりかねません。
車を黄砂から守る具体的な対策とは?
週に1回程度、洗車をする
黄砂による車の劣化を防ぐためには、洗車が最も効果的です。
適切な方法で洗車を行い、黄砂を確実に除去することで、車の美観を保つことができます。
車専用のモップで黄砂を払い落とす
専用のモップでボディ表面の黄砂を速やかに払い落とすことで、黄砂によるダメージを軽減できます。
モップは柔らかい素材で作られているため、塗装を傷つけるリスクを抑えながら、効率よく黄砂を除去できます。
ただし、モップを使う際には、黄砂が乾いた状態で優しく払うことを心がけましょう。
無理に力をかけると、細かな砂粒が塗装を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
コーティングを施す
車の表面にコーティングを施すことで、保護層が形成され、黄砂が付着しにくくなります。
さらに、コーティングにより表面が滑らかになるため、付着した黄砂も簡単に払い落とせる効果が期待できます。
黄砂を効果的に落とすセルフ洗車のコツ
ここでは、車の黄砂対策として最も効果的な、洗車に関して詳しく紹介していきます。
セルフ洗車で黄砂を効果的に除去するためのコツを解説します。
高圧洗浄機を使って黄砂をしっかり洗い流す
黄砂は非常に粒子が細かく、車の表面だけでなく細かな隙間や凹凸部分にも入り込んでしまいます。
そのため、通常の水洗いや軽いブラッシングでは取り切れない黄砂も、高圧洗浄機を使用すれば効果的に洗い流すことができます。
ただし、高圧洗浄機は家庭用のものを使用するのがおすすめです。
業務用の高圧洗浄機は水圧が非常に強く、車体や塗装に傷をつけてしまうリスクがあるため注意が必要です。
カーシャンプーをしっかり泡立てて泡で洗う
カーシャンプーをしっかり泡立てることで、泡が黄砂を包み込み、汚れを効率的に引き剥がすことができます。
また、泡が潤滑剤の役割を果たすため、塗装面を傷つけるリスクを軽減できます。柔らかいスポンジを使い、力を入れずに優しく洗うことがポイントです。
洗車の仕上げには、吸収性の高い柔らかい洗車用クロスを使用しましょう。
このタイプのクロスは、車の表面を優しく保護しながら水分を効果的に吸収し、拭き残しによる水アカやシミを防ぐことができます。
洗車を行うタイミングを選ぶ
黄砂が飛んでいるタイミングで洗車を行っても、すぐに再付着する可能性があります。
洗車を行う際は、天気予報や黄砂情報を確認し、飛散が少ないタイミングを選びましょう。特に雨が降った翌日や、空気が澄んでいる日は洗車に最適です。
黄砂が付いた車を洗車する際の注意点
乾いたボディをこすらないように注意する
黄砂が付着した状態の車を乾いたクロスやスポンジでこするのは厳禁です。
黄砂には鉱物のように硬い粒子が含まれているため、乾いた状態でこすると塗装面に細かい傷がつき、最終的にボディ全体がくすむ原因になります。
洗車前には必ず水を使って黄砂を十分に流し、塗装を保護しながら作業を行いましょう。
黄砂が付いたままの状態で洗車機は避ける
「高圧洗浄機がない」「自分で洗車をする時間が取れない」または「洗車に適した場所の確保ができない」といった場合、ガソリンスタンドの洗車機を利用しようと考える方も多いでしょう。
しかし、黄砂が付いた車をそのまま洗車機に通すのは避けるべきです。
先述したように、黄砂には微細な砂粒や鉱物粒子が含まれており、これらが車の表面に付着したまま洗車機にかけると、洗車機のブラシやローラーがそれらの粒子を塗装に擦りつけてしまいます。
その結果、塗装面に細かい傷がついてしまう可能性があります。
黄砂の汚れもきれいに落とす、ENEOSウイングの手洗い洗車
セルフ洗車で効果的に黄砂を落とすコツを紹介しましたが「手間がかかって大変」「洗車する時間が取れない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、ENEOSウイングの手洗い洗車のご利用をご検討ください。
全国に300店舗以上のガソリンスタンドを展開するENEOSウイングでは、高品質な洗車サービスを提供しています。
プロのスタッフが最新設備を活用し、車の状態を目視でしっかり確認した上で、適切な方法で細部まで丁寧に洗車をおこないます。特に、黄砂のような細かな汚れに対しては、プロの技術が効果を発揮します。
自宅での洗車では落としきれない細かい粒子の除去も、ENEOSウイングの手洗い洗車なら安心しておまかせいただけます。
愛車を常にベストな状態に保つために、ぜひENEOSウイングの洗車サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
黄砂は放置すればするほど車にダメージを与える可能性が高まります。
セルフ洗車でもしっかり対策を取ればある程度落とせますが、確実かつ丁寧に仕上げたい場合はプロの手に任せるのが安心です。
特に黄砂が飛びやすい季節は、早めに洗車をすることがポイントです。
ENEOSウイングの手洗い洗車では、黄砂や頑固な汚れもしっかり落とし、車の美しさを保つお手伝いをします。
忙しい時や手間を省きたい場合は、ENEOSウイングの洗車サービスにおまかせください。
コメント