車の下回りは、泥や水分、海水、融雪剤などが付着しやすい箇所といえます。
ボディのように汚れがすぐに目に見えるわけではないため、知らず知らずのうちに汚れを放置しているケースもあるかもしれません。
しかし、下回りの汚れを放置するとサビや部品の劣化につながるリスクがあります。
ここでは、車の下回り洗浄が必要な理由や洗浄のタイミング、自分で洗う方法、注意点などについて解説します。
車の下回り洗浄が必要な理由

下回りは地面に近く汚れやすいため、「どうせすぐ汚れるのだから洗車は必要ないのでは」と考える方もいるかもしれません。
しかし、下回りの洗車を怠ると以下のようなトラブルが起こりやすくなるため、定期的に洗うことが大切です。
サビの発生につながる
一般的に車の下回りには防サビ加工が施されていますが、走行中に砂利や小石が当たることで、保護されている表面が少しずつ傷むことがあります。
そこに水や泥、海水、融雪剤などが付着すると、金属部分のサビや腐食につながるおそれがあります。
特に、雪道に撒かれる融雪剤や沿岸部の塩分は、下回りにダメージを与えやすいため注意が必要です。
部品が劣化し、安全性に影響することも
車の下回りには、駆動系やマフラーといった重要な部品が多く配置されています。
サビによる腐食が進行すると、フレームやフロア、マフラーに穴が開いたり、部品の劣化につながったりすることがあります。
腐食が進行すると車の性能や安全性に影響を及ぼす可能性もあるため、定期的な洗浄が大切です。
車の下回りを洗車する頻度

車の下回りを洗車する頻度は、住んでいる地域や季節、走行環境によって異なります。
また、屋外保管か屋内保管か、日常的にどのような道を走るかによっても汚れの付き方は異なります。
基本的な洗車頻度の目安は以下の通りです。
通常の環境(雪がほとんど降らない地域)
- 月1〜2回程度が目安になります。
早めの洗浄が必要なケース(融雪剤・塩分・泥汚れ)
- 雪道や融雪剤が撒かれた道路を走行した後
- 沿岸部や離島など、塩分の影響を受けやすい地域を走行した後
- 泥はねが多い未舗装路を走る機会がある場合
特に融雪剤や海水由来の塩分はサビの原因となるため、付着したまま放置しないことが大切です。
本格的な洗車が難しい場合でも、走行後に下回りを水で洗い流しておくと、サビや腐食の予防につながります。
車の下回り洗浄ができる場所

セルフ洗車場(コイン洗車場)
セルフ洗車場では、高圧洗浄機を使って自分で下回りを洗浄できます。気になる部分を重点的に洗える一方で、作業にはある程度の手間がかかります。
洗車専門店
洗車専門店では、専用機材やノウハウを活用して下回りまで丁寧に洗浄してもらえます。費用は比較的高めですが、仕上がりを重視したい方におすすめです。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは、下回り洗浄機能付きの洗車機や手洗い洗車サービスを利用できる場合があります。
給油のついでに利用しやすく、短時間で洗浄できる点がメリットです。ただし、店舗によって対応状況は異なります。
ガソリンスタンドの手洗い洗車サービス
手洗い洗車に対応している店舗では、洗車機では届きにくい部分まで丁寧に洗浄してもらえる場合があります。
例えばENEOSウイングの「純水手洗い洗車プレミアム」では、アンダーウォッシュに対応しています。
※店舗によって取扱メニューが異なるため、事前にご確認ください。
自宅で車の下回り洗浄をする方法

下回り洗車に必要な道具
必要な道具と場所を用意し、自分の手で下回りを洗う方法です。
下回りの洗車を自分で洗う場合は、以下の道具を用意しましょう。
- ジャッキ
- ホース
- 高圧洗浄機
- 下回り用のノズル
- 下回り用の洗剤
一般的なホースやカーシャンプーでは、下回りの汚れを落としきれない可能性があるため、高圧洗浄機と専用の洗剤が必要です。
なお、業務用の高圧洗浄機は、圧力が強すぎることがあり、車にダメージを与えるおそれがあるため、注意が必要です。
下回り洗車の手順
必要な道具を用意したら、以下の手順で下回りを洗います。

自分で下回り洗車を行う際の注意点

自分で下回りを洗車する際、以下の点に注意が必要です。
電気系統に水をかけない
車の下回りには、配線やコネクターなどの電気系統が配置されています。
高圧洗浄機の強い水流を直接当てると、不具合の原因になる可能性があるため、電気系統周辺への噴射は避けましょう。
EV・ハイブリッド車は充電中に洗車しない
電気自動車(EV)やハイブリッド車は、充電中に下回り洗浄を含む洗車を行わないようにしましょう。
充電中に水を使用すると、漏電や感電などの事故につながるおそれがあります。
ジャッキアップには細心の注意を払う
車体の下を洗浄するためにジャッキアップを行う場合は、平らで硬い場所を選びましょう。
また、ジャッキは車両ごとに定められた「ジャッキアップポイント」に正しく設置することが重要です。
誤った場所でジャッキアップすると、車体を傷つけたり、作業中に車両が不安定になったりする危険があります。
万が一ジャッキが外れると、車両の損傷だけでなく重大なケガにつながる可能性もあるため、十分注意して作業を行いましょう。
下回りの汚れは車検に影響する?

車検では、ブレーキやヘッドライト、排気ガスなどとあわせて、下回りの状態も確認されます。
そのため、下回りに泥や汚れが付着していると、車検前に洗浄しておくべきか気になることもあるでしょう。
ここでは、車検と下回り洗浄の関係について解説します。
車検は保安基準に適合しているかを確認する検査
車検とは、車が法令で定められた保安基準に適合しているかを確認するための検査です。
自動車は使用とともに各部が消耗・劣化するため、定期的に検査を受け、安全に走行できる状態かを確認する仕組みになっています。
自家用乗用車(軽自動車を含む)の場合、新車登録から3年後、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
洗車そのものは車検に直接影響を及ぼすことはない
車検では下回りの検査もありますが、下回り洗浄をしていないことのみを理由に車検に通らなくなることはありません。
車検の合否は、あくまで車が保安基準を満たしているかどうかで判断されます。
そのため、下回り洗浄の有無が車検の合否に影響することは基本的にありません。
汚れがひどい場合は洗浄しておくのがおすすめ
ただし、下回りに泥や油汚れが厚く付着していると、オイル漏れや部品の損傷、サビの状態などを確認しにくくなることがあります。
点検をスムーズに行うためにも、汚れが目立つ場合は車検前に下回りを洗浄しておくとよいでしょう。
下回りを手間なく隅々まできれいにするなら業者へ相談を

自分で下回りの洗車を行う場合、道具を用意し、安全に注意しながら作業を行う必要があり手間がかかります。
また、下回りには部品や配線などがあるため、高圧洗浄機の使い方を誤ると不具合の原因になる可能性もあります。
洗車機の下回り洗浄機能を利用する方法もありますが、対応している洗車機を探す必要があり、汚れの状態によっては細部まで十分に洗浄できない場合もあります。
手間をかけずに下回りをきれいにしたい場合や、洗浄方法に不安がある場合は、ガソリンスタンドや洗車専門店の洗車サービスを利用するとよいでしょう。
車の下回り洗車はプロにおまかせ!愛車を守るENEOSウイングの洗車サービス

ボディから下回りまで、愛車をキレイに保つための洗車はENEOSウイングにお任せください。
ENEOSウイングでは、プロによる手洗い洗車サービスを提供しており、細かな隙間や洗車機では洗浄しにくい箇所まで丁寧に仕上げます。
また、一部店舗では水シミの原因となる不純物を取り除いた「純水」を使用しており、クリアな仕上がりを実現しています。
さらに、下回りの汚れやサビ対策として、「アンダーコート」の施工にも対応しています。愛車をより長く良い状態で維持したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
車の下回りの洗車に関するよくある質問

最後に、下回り洗車に関するよくある質問について解説いたします。
下回り洗車をしないとどうなりますか?
下回りを洗車しないと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 下回りにサビが発生する
- サビにより劣化が早まり故障や事故につながる
特に、海沿いや雪道を走行する機会が多い車は、定期的に下回りを洗浄することをおすすめします。
自宅で下回り洗車はできますか?
自宅でも、必要な道具を揃えれば下回りを洗車することは可能です。
ただし、作業方法を誤ると車体を傷つけたり、不具合の原因になったりする可能性があります。また、車体の下に潜り込む作業はケガのリスクも伴います。
手間をかけず安全に下回りを洗浄したい場合は、ガソリンスタンドや洗車専門店への依頼を検討するとよいでしょう。
まとめ
洗車はボディだけでなく、雨水・泥・融雪剤などの影響を受けやすい下回りにも必要なケアです。
ただし、自分で下回りを洗車する場合は、道具の準備や安全への配慮が必要となり、手間がかかることがあります。
手軽に下回りをきれいな状態に保ちたい場合は、洗車サービスの利用も選択肢のひとつです。
全国に300以上の店舗を展開するENEOSウイングでは、手洗い洗車サービスを提供しています。
下回りを含めた洗車についてお悩みの際は、お近くの店舗までお気軽にご相談ください。


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