車の下回りの洗車が必要な理由は?やり方や頻度、注意点など徹底解説

洗車の際はボディの汚れに注目しがちですが、下回りも同じく入念に洗うことが大切です。

そこで今回は、下回りの洗車が必要な理由や下回りの洗車頻度、洗車方法など詳しく解説いたします。

これまで下回りの洗車に悩んでいた方や、あまり意識していなかった方も、ぜひ参考にしてください。

目次

車の下回りの洗車が必要な理由 

下回りは地面に近く汚れやすいため、「どうせすぐ汚れるのだから洗車は必要ないのでは」と考える方もいるかもしれません。

しかし、下回りの洗車を怠ると以下のようなトラブルが起こりやすくなるため、定期的に洗うことが大切です。

サビの発生につながる

通常、車の下回りには防サビ処理が施されているため、少し洗車をしない程度ではすぐにサビが発生することはありません。

しかし、走行を続けていると砂利や小石などが巻き上げられて下回りに接触し、防サビ処理が少しずつ劣化していきます。

この状態で汚れを放置すると、サビが発生するリスクが高まります。

特に、雪国の道路に撒かれている融雪剤は塩化カルシウムを主成分としており、下回りをサビさせる大きな要因です。

部品が劣化し、最悪の場合事故につながることも

下回りの汚れを放置するとサビが発生し、徐々に広がって金属部分の劣化を加速させます。

これは、単に愛車の寿命が短くなるだけでなく、重要な部品の劣化により事故が発生するリスクも伴います。

愛車を長く安全に使い続けるためには、定期的な下回りの洗車が必要です。

車の下回りを洗車する頻度

車の下回り洗車の頻度は、お住まいの地域や季節、走行環境や使用状況などによって異なります。

ここでは、目安となる頻度をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。ご自身の状況に合わせて、無理なく対応しましょう。

雪がほとんど降らない地域なら月に1〜2回程度でもOK

雪が少なく、冬場の融雪剤による塩害のリスクが低い地域では、月に1~2回程度の洗車でも問題ないでしょう。

ただし沿岸部や離島、降雪地域を走行した場合は、地域に関係なくその都度洗車しておくと安心です。

降雪地域の方は要注意!融雪剤が付着した場合はこまめに洗浄

降雪地域では、冬場に融雪剤が撒かれた道路を走る機会が増えます。

この場合、しっかりと洗車をするのは月に1回程度でも良いですが、雪道を走行した後はできるだけ早く下回りを水洗いすることをおすすめします。

融雪剤の主成分である塩化カルシウムや塩化ナトリウムが車に付着すると、サビや腐食の原因となります。

下回りの洗浄を習慣化することで、効果的にサビを防ぐことができます。

車の下回りを洗車する方法・やり方

車の下回りを洗車する方法としては、以下の3つがあります。

  • 自分で洗車する
  • 洗車機を利用する
  • 業者へ依頼する

自分で洗車する

下回りは、ボディに比べて洗うのが難しい部分になりますが、自分で洗車することも可能です。

自分の都合に合わせて洗車できるメリットはありますが、自分で下回りを洗車する場合は道具を準備する手間がかかったり、ジャッキアップが必要となるため、慣れていなければ時間を要するほか、危険を伴います。

洗車機を利用する

できるだけ手軽に下回りを洗いたい場合は、洗車機の利用もおすすめです。

洗車機によっては、オプションとして下回り洗浄機能が備わっています。

自分で道具を用意しなくても、待つだけで下回りの汚れを落とせるため便利です。

ただし、洗車機の場合、細かい部分まで汚れを落とすことができないこともあります。

そのため、ひどい汚れが付着している場合や汚れが固着している場合は、ご自身で洗車するか、業者へ依頼する必要があります。

業者へ依頼する

ガソリンスタンドや洗車専門店の洗車サービスを提供している店舗では、下回りの洗車も受け付けています(業者によって異なります)。

知識を持ったスタッフが細かい部分までしっかりと洗い上げてくれます。

自宅で下回りを洗車する方法

下回り洗車に必要な道具

必要な道具と場所を用意し、自分の手で下回りを洗う方法です。

下回りの洗車を自分で洗う場合は、以下の道具を用意しましょう。

  • ジャッキ
  • ホース
  • 高圧洗浄機
  • 下回り用のノズル
  • 下回り用の洗剤

一般的なホースやカーシャンプーでは、下回りの汚れを落としきれない可能性があるため、高圧洗浄機と専用の洗剤が必要です。

高圧洗浄機は、家庭用のタイプがおすすめです。業務用は圧力が強すぎることがあり、車にダメージを与える恐れがあります。

下回り洗車の手順

必要な道具を用意したら、以下の手順で下回りを洗います。

STEP
車をジャッキアップする
STEP
下回り用のノズルを取り付けた高圧洗浄機で水洗いする
STEP
水洗いで汚れが落ちなければ洗剤を使う
STEP
水で洗剤を十分に落とす

自分で下回り洗車を行う際の注意点

自分で下回りを洗車する際、以下の点に注意が必要です。

電気系統に水をかけてしまう恐れがある

車の下回りには、安全機能に必要なセンサー類など電気関係の部品が搭載されています。

電気系統に高圧洗浄機で水をかけると、内部まで水が入り込んで故障する恐れがあるため十分な注意が必要です。

また、ハイブリッド車や電気自動車の場合は、駆動用バッテリーの充電中に洗車することは避けましょう。

充電中に洗車すると、充電装置が濡れて火災や感電など重大な事故につながる恐れがあります。

洗車の際は、必ずリッドや中ブタを閉めて、パワースイッチで電源を切ってから作業しましょう。

ジャッキアップのやり方を誤ると事故につながる

ジャッキアップの際は、必ず平らで硬い地面を選びましょう。

不安定な場所でジャッキアップすると、車体からジャッキが外れやすくなります。

また、車の下回りにはジャッキを接続できる「ジャッキアップポイント」があります。

ジャッキアップポイント以外の場所にジャッキを接続すると、車体に傷がついたり作業中にジャッキが外れたりする恐れがあります。

誤ったやり方でジャッキが外れると、車体が落ちて故障するだけでなく、自分自身がケガをする事故につながります。

下回りを手間なく隅々まで綺麗にするなら業者へ相談を

自分で下回りの洗車を行う場合、道具を用意し、安全に注意しながら作業を行う必要があり手間がかかります。

また下回りはデリケートな箇所であるため、やり方を誤ると故障するリスクも伴います。

ガソリンスタンドの洗車機はセルフ洗車より手軽な方法ではありますが、下回り洗浄機能付きの洗車機を探す手間がかかるほか、細部までしっかり洗車できない可能性もあります。

手間をかけず、安全に下回りを洗いたい場合は、ガソリンスタンドや洗車専門店の洗車サービスを利用するのがおすすめです。

下回り洗車をプロに依頼するメリット

洗車サービスを提供する店舗のスタッフは、車の正しい洗車方法に関する知識と、洗車を専門的に行ってきた技術力を備えています。

愛車の形状に合わせ、故障や傷のリスクを避けたベストな方法で洗車してくれることが特徴です。

特に下回りは頑固な汚れが付着しやすいですが、プロは業務用の洗浄剤や機器を使用するため、家庭用の道具よりも確実かつ効率的に汚れを落とすことができます。

車の下回り洗車はプロにおまかせ!愛車を守るENEOSウイングの洗車サービス

ボディから下回りまで、愛車をキレイに保つための洗車はENEOSウイングにお任せください。

ENEOSウイングの洗車サービスはプロによる完全手洗いでご提供しており、細かな隙間や洗車機では洗浄が行き届かない箇所の汚れもしっかりと除去します。

また、店舗によっては水シミのリスクが少ない「純水」を使用しており、水道水では実現できない透明感のある仕上がりも特徴です。

ボディ・下回りの汚れを効果的に予防する、コーティング「アンダーコート」もご用意しておりますので、ご希望の際はお気軽にご相談ください。

車の下回りの洗車に関するよくある質問

最後に、下回り洗車についてよくある質問について解説いたします。

下回り洗車をしないとどうなりますか?

下回りを洗車しないと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • 下回りにサビが発生する
  • サビにより劣化が早まり故障や事故につながる

特に、レジャーで泥や潮風の影響を受ける場所での走行が多い車、雪道を走ることが多い車は注意が必要です。

自宅で下回り洗車はできますか?

自宅でも、必要な道具を揃えれば下回りを洗車することは可能です。

ただしやり方を間違えると、車体に傷がつく・怪我をする・車が故障するといったトラブルが起こる恐れがあります。

安全に下回りの汚れを落とすなら、プロへの相談がおすすめです。

まとめ

洗車はボディだけでなく、雨水・泥・融雪剤などで汚れやすい下回りにも必要なケアです。

とはいえ、自分で下回りを洗車する場合、準備から作業まで手間がかかります。

ラクに下回りのキレイな状態を保つなら、専門知識と確かな技術力を持つプロへ相談しましょう。

全国に300以上の店舗を展開しているENEOSウイングでは、車に優しい完全手洗いの洗車サービスをご提供しております。

隅々までしっかりと汚れを洗い流しますので、まずはお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

コメント

コメントする

上に戻る