冬になると融雪剤が撒かれている道路も多く、下回りにサビが発生しないか心配になっている方も多いのではないでしょうか。
また沿岸部に住んでいる場合、潮風などから下回りのサビを防止したいという方もいると思います。
今回は、アンダーコートがよくわからない方や、自分の車にも必要なのか迷っている方に向けて、「アンダーコート」の効果や施工するメリット・デメリット、アンダーコートが必要な条件、費用まで徹底解説していきます。
大切なお車のコンディションを長くキープするためにも、ぜひご参考ください。
アンダーコートとは
アンダーコートとは、車の下回りなどのシャーシ(車を支えるフレーム)に対して特殊な塗料を使用してコーティングを行うことです。
水分や塩分による金属へのサビの発生を防ぐ目的があります。
車の下回りは鉄が剥き出しというわけではないため、必ずしも水分や塩分サビが発生するわけではありません。
しかし、わずかな隙間などから進入する可能性もあるため、アンダーコートによって水分や塩分の進入を最小限に抑えることができます。
アンダーコートの効果
水分や塩分によるサビの発生を防ぐことのできるアンダーコートですが、それ以外に振動の緩和や防音効果も期待できます。
アンダーコートの効果について詳しく見ていきましょう。
防錆効果
前述の通り、アンダーコートを施工することで、水分や塩分の進入を防ぐことができるため、サビによる車体やマフラーの腐食を防げます。
傷を防ぐ
下回りは、走行中に小石や砂を巻き上げて傷がつきやすい部分です。
下回りにアンダーコートを施すことで、石などの飛散物による傷を防ぐ効果があります。
振動を和らげる
アンダーコートを施工すると、走行中の衝撃を被膜が受け止めてくれるため、制振性の向上が期待できます。
防音効果
アンダーコートは衝撃音を吸収してくれるため、防音性にも優れています。また、カーオーディオによる音も吸収してくれるため、音漏れや振動音を緩和する効果も期待できます。
アンダーコートを施工するメリット・デメリット
ここでは、アンダーコート施工のメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
アンダーコートを施工する大きなメリットは、車の安全性や美観を維持できることです。
前述の通り、アンダーコートには防錆効果があります。
サビの発生を防ぐことにより、車体に穴が空いたり、ブレーキやエンジンなどに不具合を生じさせる可能性を抑えることができます。
デメリット
アンダーコートのデメリットとしては、施工費用がかかる点と言えます。
一口にアンダーコートといってもいくつかの種類がありますが、その効果持続期間は1〜2年とされています。
そのため、初回の施工はもちろん、効果持続期間が過ぎた場合は再施工する必要があるため、費用はそれなりにかかります。
アンダーコートが必要となる条件
サビの発生などを防いでくれるアンダーコートですが、すべての車に必要なのでしょうか。
ここでは、アンダーコートが必要となる条件についてみていきましょう。
降雪地帯に住んでいる場合
融雪剤が撒かれるような降雪地域は、アンダーコートの施工がおすすめです。
融雪剤には、「塩化ナトリウム」や「塩化カリウム」が含まれています。
融雪剤が撒かれた道路を走行することにより、車の下回りの至るところに融雪剤が付着するのです。
付着した融雪剤をすべて洗い流すことは非常に難しく、サビを促進させてしまう可能性があります。
沿岸部に住んでいる・走行する場合
沿岸部に住んでいる場合や走行する場合、塩分を多く含む海風が車に吹きつけます。
また場所によっては波が打ち上げられ、車に海水が付着する場合もあるでしょう。
前述した通り、下回りに付着した塩分を洗い流すことは難しいため、沿岸部に住んでいる場合や走行する場合もアンダーコートの施工がおすすめです。
アンダーコートの施工はどこでできる?
アンダーコートが必要となる条件についてみてきましたが、アンダーコートの施工はどこでできるのでしょうか。
依頼ができる場所、依頼先を選ぶコツについて紹介します。
依頼ができる場所
アンダーコートの施工は、ディーラーやカーショップ、整備工場、ガソリンスタンドなどで依頼できます。
ただし、中には取り扱いのない店舗もありますので、事前に問い合わせをして確認しておきましょう。
依頼先を選ぶコツ
アンダーコートは店舗によって使用している溶剤等も異なるため、価格もピンキリです。
そのため、依頼をする際は、1社に絞らずいくつかの業者を検討しましょう。
各業者に相見積もりを取れば価格比較ができたり、それぞれが提供しているアンダーコートの特徴も比較することができます。
また、各店舗の口コミなどの評価、疑問点を丁寧に説明してくれるかといった対応も選択基準のひとつです。
しっかりと見極め、安心してお任せできる店舗で依頼しましょう。
アンダーコートは自分で施工することはできる?
業者への依頼についてみてきましたが、費用を節約するためにアンダーコートを自分で施工できないかと考えている人もいるでしょう。
自分での施工は可能だが難易度は高い
アンダーコートは、市販の缶スプレータイプを使用すれば、自分で施工することも可能です。
しかし、車体を浮かせての作業や細部までマスキングが必要だったりと、設備面や技術面を考えると自分で施工するのは難易度の高い作業となります。
間違った施工をすると車の可動部分に不具合が生じる可能性も
難易度の高い作業であると同時に、やり方を間違えると車に不具合が生じる可能性もあります。
そのため、車やアンダーコートに関する知識という面でも長けていなければなりません。
安全に施工するためにも、不安な方は無理をせずプロにお任せすることがおすすめです。
アンダーコートの施工料金の相場
アンダーコートの施工料金の相場は、各業者がそれぞれオリジナルの溶剤や技術を持っているため、価格帯に幅があります。
安いところでは15,000円〜、高いところは50,000円〜となっています。
ディーラーに比べると、専門業者やガソリンスタンドは価格競争があるのでやや低めとなっています。
なお、ENEOSウイングではKeePerのアンダーコートを提供しています。料金は以下の通りです。
車種サイズ | 価格 |
---|---|
SS〜M | 16,300円 |
L〜XL | 19,500円 |
詳細についてはお近くの店舗へお問い合わせください。
アンダーコートの施工はENEOSウイングにお任せを!
アンダーコートの施工をお考えの方は、ぜひENEOSウイングへお任せください。
ENEOSウイングではコーティングサービスに特に力を入れており、数々の賞を受賞し、その技術力の高さを証明しています。
技術力の高さはもちろん、コーティング施工環境の整備も進めており、より良い環境で最高のサービスをご提供できるよう、日々進化を遂げています。
ENEOSウイングが提供するアンダーコートはKeePerのアンダーコートとなっており、密着性が高く、過酷な環境でもひび割れの起きにくい柔軟性を持つ特徴があります。
またすでにサビが発生している状態であっても、サビの上からアンダーコートを施工することが可能です。
疑問な点などもしっかりとご説明いたしますので、まずはお近くの店舗へお声がけください。
アンダーコートに関するよくある質問
アンダーコートについて、よくある質問をご紹介します。
アンダーコートはどれくらいの頻度での施工が必要ですか?
アンダーコートなどの下回りのコーティングは、雪道でスタック(雪にタイヤがはまり動けなくなる状態)身動きが取れなくなった際など、使用状況によって剥がれることがあります。そのため、1〜2年に1度塗り直しが必要です。
キーパーアンダーコートの耐久性はどのくらいですか?
キーパーアンダーコートの耐久性は1年間です。
ただし、車の使用状況によっても異なりますので、依頼先に相談しながらメンテナンスを行うと良いでしょう。
アンダーコートの乾燥時間はどれくらいですか?
アンダーコートの乾燥時間は塗料の種類によって異なり、1〜2時間で硬化するものもあれば、硬化に24〜48時間かかるものもあるなど様々です。
施工に使用する商品が、硬化にどれくらいの時間を要するのか事前に確認しておきましょう。
まとめ
アンダーコートは、車の下回りへのサビの発生や傷の予防をしてくれる効果があります。
普段、車の下回りは目につく場所ではなく、サビや不具合に気がつきにくい部分であるため、アンダーコートによる事前の予防が大切です。
特に降雪地帯に住んでいる場合や、沿岸部に住んでいる・走行することが多い場合はアンダーコートの施工がおすすめです。
ENEOSウイングでもアンダーコートの施工を承っておりますので、ぜひお近くのENEOSウイングへご相談ください。
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