板金塗装が上手いか下手か見分けるポイントは?よくあるトラブルから失敗した際の対処法まで

車の板金塗装は業者によって工法・設備・技術者のレベルが異なるため、どこに依頼するかで仕上がりに大きな差が生じることもあります。

そのためせっかくお金を出して依頼する以上は、上手い業者に板金塗装をしてほしいと考える方が多いはずです。

そこで今回は板金塗装を業者に依頼したときによくあるトラブル例と共に、上手い業者を見分けるポイントや万が一の際の再依頼などについて詳しく解説いたします。

目次

板金塗装が依頼できる業者は主に4つ

板金塗装に対応している業者は様々ですが、その中でも代表的な業者はディーラー・板金塗装業者・ガソリンスタンド・カー用品店の4つです。

ただし、各業者で板金塗装を依頼した場合のメリット・デメリットは以下の通り異なります。

ディーラーメリット・接客や保証などにおいてサービスの質が良い
・作業の質が安定している
デメリット・費用は最も高額な傾向にある
・工期が長くなりがち
板金塗装業者メリット・細かな要望にも柔軟に応えてくれる
・費用はディーラーよりも安い
デメリット・工場によって作業の質にムラがある
・ホームページがない工場も多いのでリサーチが難しい
ガソリンスタンドメリット・費用が安い
・給油や洗車のついでに相談ができる
・店舗数が多いので気軽に利用しやすい
デメリット・会社によっては損傷が激しいと断られることがある
カー用品店メリット・費用が安い
・店舗数が多いので気軽に利用しやすい
デメリット・損傷が激しいと断られることがある
・店舗によって技術者のレベルが大きく異なる

板金塗装でよくあるトラブルとは

レベルの低い業者に板金塗装を依頼すると、かえって状態が悪化するなどのトラブルに見舞われるため注意が必要です。

ここでは、レベルの低い業者に依頼してしまった際によくあるトラブルの例をご紹介いたします。

塗装があっておらず修理した部分が浮いて見える

本来のボディカラーを十分に再現できていない塗料が使われた際に起こるトラブルです。

特にある程度年数が経過した車は紫外線などの影響からボディカラーが色褪せており、車に記載されているカラーコードと完全に一致することはありません。

技術レベルが低い業者は塗料とボディの境目がうまく馴染むような施工ができないため、修理した部分が浮いて見えてしまいます。

修理後もゆがみが残っている

へこみ修理を依頼したにもかかわらず、作業後もボディパネルの変形が完全に直っていないというトラブルです。

へこみは度合いが深刻であるほど修理の難易度が上がるため、技術レベルの低い業者に依頼をすると元通りと言えるまでの仕上がりにはなりません。

見積もり金額と請求金額に大きな差がある

事前に見積もりを行ったときはリーズナブルな金額を提示していても、後から高額な金額を請求される場合があります。

理由としては、「見積もり時に修理が必要な範囲や作業内容の見極めを誤った」「正式な依頼につなげるためにあえて安い金額を提示した」などが考えられます。

見積もりの内容に少しでも違和感があったら、遠慮なく業者に確認することが大切です。

塗装面にザラつきやちぢみがある

板金塗装の作業後、「ザラつき」や塗装表面が縮んでいるかのような「シワ」が生じているケースもあります。

これらは塗料の組み合わせを誤ったり、下地処理が甘かったりする際に起こりがちなトラブルです。

傷やへこみは消えても見た目の改善とまでは至らず、板金塗装を依頼した意味がなくなってしまいます。

板金塗装が上手いか下手か見分ける5つのポイント

熟練の技術者であれば、板金塗装における仕上がりの良し悪しは容易に判断が可能です。

しかし一般の方だと、一目見ただけで仕上がりの質について判断できない場合がほとんどです。

ご自身が板金塗装を依頼した際に仕上がりの良し悪しを見分ける場合は、以下5つのポイントに注目すると良いでしょう。

修理箇所が修理前の車と同じ色に調色できている

まずは修理を行った箇所の色に注目してみましょう。

塗料の色合いはメーカーごとにナンバーで決められており、技術者自身がそのナンバーを参考に塗料の色を調整(調色)する必要があります。

調色は板金塗装業者の技術力が顕著になりやすい工程の1つであるため、本来のボディカラーと修理箇所の色に違いがないかを見ることで、仕上がりのレベルをある程度判断することができます。

設備が充実しているか

板金塗装の質を高めるには、技術者のスキルだけでなく設備の充実度も重要です。

塗装中にホコリなどの異物が入らないように専用のブースを設置していたり、高性能な機材で調色や板金の精度を向上させている業者なら高いクオリティの修理に期待ができます。

修理完了後の表面が滑らかになっているか

修理箇所に手で触れみて、塗装の表面にザラつきや歪みなどがないかをチェックしましょう。

滑らかな仕上がりであれば、丁寧な下地処理と溶剤の相性を考慮した塗装作業が行われているものと判断できます。

見た目や動作などに違和感がないか

修理直後は違和感がなくても、後日車を使っている最中にトラブルが生じることもあります。

特にへこみを修理したあと、ボディパネルの間にすき間があったりドアの開閉時に違和感があったりという不具合に気が付くケースは多いです。

色の再現度や修理箇所の感触だけでなく、全体的な見た目や車の動作にも問題がないかをしっかりとチェックしましょう。

塗料が液ダレしていないか

塗装した箇所から一直線に伸びる筋がある場合、塗料が液ダレしているものと判断できます。

塗料の液ダレは過度な厚塗りや塗料の希釈率の誤り、施工環境などが原因で発生するトラブルです。

技術者の技術力と知識によって発生率が変わるため、液ダレの有無も技術者のレベルを判断する際の参考になります。

上手い板金塗装業者を見つける際の6つのチェックポイント

板金塗装業者が上手いかどうかは、作業後ではなく依頼前に見分けておきたいものです。

実際の作業クオリティは依頼前に完全に把握することは難しいですが、上手い業者が見つかる確率を上げる選び方はあります。

上手い板金塗装業者を見つけるためには、以下6つのポイントをチェックしながら選ぶことが大切です。

店舗の口コミや評判

ネット上に投稿されたレビューや周囲の人たちの意見などを参考に、店舗に対する口コミ・評判を把握しましょう。

サービスの質・対応力・仕上がりの良し悪しなど、実際のその店舗を利用した人ならではのリアルな情報を得られる場合があります。

また、周囲に店舗の利用者がいた場合は修理箇所を実際に見てみるのもおすすめです。

実績台数

これまでに多くの車の修理を経験した業者であれば、その分ノウハウも多く蓄積されています。

損傷の範囲・深さにかかわらずあらゆるトラブルを解決する知識・技術が培われていると判断できるため、依頼の際の安心感が高いです。

また、実績台数が多いということは、それだけ多くの人々から信頼されているという証明でもあります。

修理事例

業者によっては、公式ホームページなどに実際の修理事例を写真と共に掲載している場合もあります。

どのような車の損傷に対してどのような方法で修理をしたのか、その修理にかかった料金はいくらなのか…といった情報が記載されているため、ぜひチェックしておきましょう。

設備の充実度

先述したように、板金塗装業者の技量を測るうえで重要な判断材料となるのが設備の充実度です。

どんな効果をもたらす設備がどれほど揃っているのか、業者のホームページや修理事例などの情報を参考に把握しておきましょう。

技術者の手はもちろん、最先端の設備も惜しみなく活用している業者であればクオリティの高い修理に期待ができます。

近くの店舗であれば実際に見に行く

近年は情報収集から予約までネット上で完結できる業者が増えていますが、近隣の店舗に依頼する場合は実際に足を運んでみるのもおすすめです。

店舗にどのような設備が備わっているのか、車種を問わず修理を受け付けているのか、スタッフは普段どのように顧客と接しているのかなど、様々なポイントから業者の良し悪しを判断することができます。

修理費用が相場と大きく差がないか

板金塗装にかかる費用はケースごとに変わりますが、おおよその相場は決まっています。

業者から提示された料金が相場を大きく上回っている、または大きく下回っている場合は本当に必要かつ的確な修理が行われないリスクがあるため注意が必要です。

依頼を検討する業者は1社に絞らず、複数の業者で見積を取りながら相場観を身に付けることをおすすめします。

万が一仕上がりに不満がある場合やり直しはできる?

業者のレベルだけでなく、万が一の結果に備えて再依頼ができるのかどうかも知っておきたいポイントです。

結論から述べると、すべてのケースにおいてやり直しができるわけではありません。

再依頼できるかどうかは業者によって異なる

板金塗装の再依頼については、業者によって対応の仕方が異なります。

無償で修理をやり直してくれる業者もあれば、追加料金が発生する業者もあるのです。

また、ケースによっては再依頼そのものを断られることもあります。

板金塗装は人の手による作業がメインであり、車の状態によっては修復可能な範囲に限りがあるからです。

明らかに修理業者の落ち度である場合はやり直しができるケースが多い

修理箇所に以下のような欠陥がある場合は、やり直しの依頼を検討しても良いでしょう。

  • 修理後も歪みが残っている場合
  • 修理箇所の塗装色が明確に異なる場合
  • 塗装面に砂ボコリなどの異物が付いている場合

上記はいずれも技術者の技量不足、または不十分な設備で作業を行った際に起こりがちな欠陥です。

このように明らかに業者側の落ち度が起因となる欠陥が認められれば、多くの場合やり直しに対応してもらえます。

板金塗装を依頼するにあたって理解しておきたいこと

板金塗装は業者によって仕上がりの差はあれど、まったく欠点がない作業とは断言することができません。

以下より、板金塗装で理解しておきたい2つの特徴について詳しく解説いたします。

完全に元に戻すのは難しい

車のボディは一度傷やへこみができると、損傷前とまったく同じ状態へと戻すことが難しくなります。

特に損傷の度合いが激しい場合、板金塗装だけでは対応しきれずパーツそのものを交換せざるを得ないこともあります。

一方で、比較的浅い傷や範囲が狭い損傷であれば、板金塗装で元通りに近い状態に戻る可能性が高いです。

修理後、時間経過とともにパーツ間のズレやひずみが発生する可能性もある

障害物や他の車などにぶつかった場合、その衝撃でパーツが正常な位置からズレてしまいます。

度合いによっては板金塗装でも対応可能ですが、ズレを完全に解消することはできません。

そのため、修理から時間が経過すると再びパーツ間のズレやひずみが目立ってくるケースもあるのです。

ENEOSウイングは技術力・設備ともに安心できる板金塗装をご提供します!

ENEOSウイングでは、全国各地の店舗で「ピッカーズ」や「カーコンビニ俱楽部」の板金塗装をご利用いただけます。

さらに、ある5つの特徴により他の業者とは一線を画す圧倒的な仕上がりと安心感のある作業を実現しております。

ENEOSウイングの板金塗装の特徴

ENEOSウイングで実施する板金塗装の大きな特徴は、以下の通りです。

自社リペア工場保有で一定以上の品質とリーズナブルな価格を実現

板金塗装は、実際の作業は外部の工場に委託するという業者も珍しくありません。

ENEOSウイングは十分な作業環境が整ったリペア工場を自社で保有しており、どの店舗でも一定以上の作業品質を保つことができます。

また、中間マージンや工場への運搬に伴う期間も不要なため、安さと迅速性も同時に実現しています。

年間11,000台以上の修理実績

ENEOSウイングでは、年間11,000台以上(2022年度)のお車に板金塗装を行った実績があります。

数多くの損傷を直してきた経験から培われる技術力・知識をフルに活かし、お客様1人1人のお車に最適な作業をご提案いたします。

他の業者では修理を断られてしまった損傷も、ぜひお気軽にご相談ください。

設備や塗料も一流のものを惜しみなく使用

ENEOSウイングの自社保有工場には、高性能な測定器や調色機といった機材や外資系メーカーの塗料など、一流の作業環境を整えております。

いずれも惜しみなく作業に使用することで、お客様の想像を超えるクオリティの板金塗装を可能としています。

各リペア工場に高い技術力を持つスタッフ駐在

作業環境はもちろん、各リペア工場に在籍するスタッフも高い技術力を持つ熟練のプロばかりです。

数多くのお客様よりご依頼いただいた板金塗装の経験に基づく、確かな知識と丁寧な作業で新車に近い輝きを取り戻すお手伝いをいたします。

全国展開で利便性抜群!

ENEOSウイングの板金塗装は、北海道から九州までほぼ全国の店舗でご利用可能です。

お客様のご自宅から最も近いENEOSウイングにて、お車のお預け入れから納車まで完結いたします。

給油や洗車など日常的なケアのついでにご相談いただくこともできますので、お気軽にお越しください。

ENEOSウイングの板金塗装の評判

実際にENEOSウイングの板金塗装をご利用いただいたお客様による、口コミ・評判をご紹介いたします。

価格も見積もり時の説明も納得

リペアの見積もりを出してもらいました。 スタッフさんの対応も分かりやすく良かったです! 値段も他で見積もった金額よりも安かったです。

https://timy.jp/4288/review

ENEOSウイングは無駄を省いた独自の工法でコストを下げつつ、技術者のスキルと充実した設備で作業の速さ・正確性も維持しています。

安さだけでなく「なぜその価格・修理方法なのか」という根拠についても、すべてのお客様にご納得いただけるよう丁寧な説明を重視していることから上記のような評価もいただいてます。

丁寧で満足できるキレイな仕上がり

丁寧な作業を行ってもらいとても満足する出来になっていたのでここで修理依頼して良かったと思いました!

https://goo.gl/maps/9tR9TLR3cbZYyyaUA

ENEOSウイングはお客様1人1人の愛車を大切に思う気持ちに寄り添いつつ、プロならではの目線で最適な方法で丁寧に修理をいたします。

これにより、どのようなお客様にもご満足いただける板金塗装を可能としているのです。

修理事例を紹介

口コミ・評判に加え、ENEOSウイングが実際に板金塗装を行ったお車の事例もご紹介いたします。

独自工法を用いたENEOSウイングの板金塗装だからこそ成し得る、美しい仕上がりをご覧ください。

・バンパーについた傷の修理事例

・フェンダーについた傷・凹みの修理事例

・フェンダー・サイドパネル・リアバンパーについた傷・凹みの修理事例

板金塗装に関するよくある質問

最後に、板金塗装に関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

車の板金塗装には何日くらいかかりますか?

車の板金塗装にかかる日数は、損傷個所や損傷の状態によって変わります。

ENEOSウイングの場合、修理期間の目安は以下の通りです。

修理内容期間
リヤバンパー修理(キズ)1~2日
フロントバンパー修理(キズ)1日
フロントドア交換(ヘコミ)3日

なお、店舗の混雑状況やキズの度合いによって期間が異なる場合もあります。

具体的な期間については、お近くのENEOSウイングへお問い合わせください。

車の板金塗装の仕上がり時にチェックすべきところは?

板金塗装の仕上がりにおける良し悪しを判断するにあたって、以下のポイントに注目すると良いでしょう。

  • 修理箇所が修理前の車と同じ色に調色できているか
  • 設備が充実しているか
  • 修理完了後の表面が滑らかになっているか
  • 見た目や動作などに違和感がないか
  • 塗料が液ダレしていないか

なお、明らかに業者側の落ち度と認められる欠陥がある場合は、やり直しを依頼できることもあります。

まとめ

板金塗装が上手い業者を見分けるポイントとしては、口コミや評判・実績台数・修理事例・設備の充実度・費用などに注目しながら選ぶことが大切です。

レベルの低い業者に依頼をすると、修理箇所が目立ったりパーツの変形が戻りきらなかったりといったトラブルにつながります。

万が一業者の落ち度による欠陥があれば再依頼が可能な場合もありますが、余計な時間と手間がかかるため、可能な限りレベルの高い業者を最初から見つけることに注力するべきです。

ENEOSウイングは自社保有工場にて、「速さ」「安さ」「仕上がりの質」のいずれも妥協しない板金塗装を行っております。

板金塗装に対応している店舗は全国各地にございますので、現在お車の傷やへこみにお悩みの方はぜひお近くのENEOSウイングにご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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