エンジンオイルランプは、エンジン内部の潤滑状態や油圧に異常が生じた可能性を示す警告灯です。
点灯した場合、原因によっては走行を続けることでエンジンに重大なダメージが及ぶおそれがあり、軽視できないサインといえます。
この記事では、エンジンオイルランプが点灯する主な原因や予防策、点灯時の対処法を解説します。
エンジンオイルランプが点灯したら最初に確認すべきこと

エンジンオイルランプが点灯した場合、基本的に走行を続けるのはNGです。
まずは落ち着いて、以下の手順に沿って状況を確認しましょう。
走行中にエンジンオイルランプが点灯、または点滅した場合、まずは落ち着いて車を路肩や駐車場など安全な場所に停めてください。
なお、高速道路上は駐停車が禁止されているため、高速道路走行中にエンジンオイルランプが点灯した場合は、近くのサービスエリアやパーキングエリアで停車するようにしましょう。
やむを得ず路肩に停車する場合は、ハザードランプ・三角表示板・発煙筒などで後続車に注意を促すようにします。
安全な場所で車を停車したら、エンジンを停止させます。
エンジンを停止してすぐは、エンジンルーム内がとても熱くなっているので注意しましょう。
ボンネットを開けて、内部にあるオイルレベルゲージを探します。
オイルレベルゲージとは、目視でオイル量を確認するための測定器具です。
一般的な国産車のオイルレベルゲージは、持ち手がリング上(オレンジ色、黄色、白など)になっています。

このオイルレベルゲージをゆっくりと引き抜き、ペーパータオルで拭き取ります。
もう一度差し込んで、引き抜いた後にオイルが点いた位置を確認することで、オイルの残量を判断できます。

<オイル量が不足している場合は補充する>
引き抜いた時のオイルの付着位置が上記のような正常の位置ではなく、下回っている場合は、オイル残量不足が原因と判断することができます。
オイル残量が不足している場合は、すぐに近くのディーラー・ガソリンスタンド・カー用品店などでオイル交換を行いましょう。
<オイル量に問題がない場合はロードサービスへ連絡>
エンジンオイルの残量に問題がなかった場合は要注意です。
エンジンやオイルポンプの故障などが考えられますが、自分では診断が難しいため、
ロードサービスに連絡し現場に来てもらいましょう。
エンジンオイルランプが点灯する原因

エンジンオイルランプは、エンジン内部のオイル圧が低下したときに点灯します。
主な原因は、次の3つです。
エンジンオイル量の減少
エンジンオイルランプが点灯する原因として最も多いのが、エンジンオイルの減少です。
エンジンオイルは少しずつ燃焼室に入り込み、ガソリンと一緒に燃焼して排出されるため、定期的な交換・補充が必要な消耗品のひとつです。
エンジンオイルの漏れ
エンジンオイルが漏れている場合も、オイルランプが点灯します。
エンジンオイルは車の外に漏れ出る場合と内部で漏れている場合があります。
内部漏れは気が付きにくいですが、部品の経年劣化によって発生することがありますので、オイルランプが点灯した時は確認が必要です。
オイルが漏れている状態で走行を続けていると、エンジン焼き付きの原因になります。
走行中に焼き付くと、急にエンジンが止まる可能性があり、大変危険です。
エンジンオイルポンプの故障
エンジンオイルを吸い上げて各パーツに循環させる役割がある、エンジンオイルポンプに不具合が発生している場合も、オイルランプが点灯する場合があります。
このポンプが故障すると、エンジンオイルが各パーツに適切に循環しなくなり、エンジンの故障につながる可能性があります。
点灯したエンジンオイルランプを放置するとどうなる?

エンジンオイルランプが点灯したまま放置すると、ノッキングが発生したり、エンジンが焼き付いたりする可能性があります。
詳しくみていきましょう。
ノッキングが発生
ノッキングとは、ノッキングとは、エンジンの燃焼室内で異常燃焼が起こり、「カラカラ」「キンキン」といった異音や振動が生じる現象です。
エンジンオイルが不足すると潤滑が不十分になり、エンジン内部の動きが悪くなることで、ノッキングが起こりやすくなります。
ノッキングが続くと、エンジン内部の部品が損傷し、修理費用が高額になるおそれがあります。
エンジンが焼き付く
エンジンの焼き付きとは、エンジンオイルが十分に機能しなくなることで、ピストンとシリンダーのあいだの油膜が失われ、金属同士が強くこすれ合って癒着したり、部品に傷が付いたりする状態を指します。
焼き付きが起こると、エンジンが停止して走行不能になることがあり、一部の部品交換では対応できず、大掛かりな修理やエンジン交換が必要になる可能性があります。
エンジンオイルランプとは?

エンジンオイルランプの正式名称は「油圧警告灯」で、運転席の前に設置されている計器盤(インストルメントパネル)に表示される警告灯のことです。
エンジンオイルランプは、エンジンオイルやその周辺の部品に不具合が生じた際に点灯し、ドライバーに異常を知らせる役割があります。
エンジンオイルランプのマークは世界共通
エンジンオイルランプのマークは、魔法のランプのような形をしています。
これは「国際標準規格」で決められていて、車種や自動車メーカーによる違いはなく、輸入車でも同じデザインで全ての車に備わっています。
世界で統一されたデザインが決められているということは、それだけ重要度が高いことを意味しています。

エンジンオイルランプ点灯を防ぐための予防策

エンジンオイルランプが点灯すると、焦ってしまうかもしれません。
点灯したらすでに危険な状態であるケースもあるため、できれば点灯しないように事前に対策をしておきたいものです。
ここでは、エンジンオイルランプが点灯する前に取るべき予防策について紹介します。
定期的な点検
定期的な点検を行い、エンジンオイル周辺に異常を感じたら、早めに業者に依頼し点検してもらいましょう。
近くのガソリンスタンドや、カー用品店などでも点検してもらえます。
また、先述のとおりエンジンオイルの減りは自分で確認できるため、定期的なセルフチェックをおすすめします。
外部漏れの場合は、車の停止時にエンジン直下から漏れていないか目視で確認可能です。内部漏れは、オイルレベルゲージで極端に減っていないかチェックするといいでしょう。
定期的なメンテナンスの習慣が、トラブル予防につながります。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルは、車の心臓部とも言えるエンジンを守る重要な役割があります。
車の使用とともに減少するだけでなく、熱や汚れ・空気などを吸収することで少しずつ劣化するため、定期的に交換しましょう。
劣化したエンジンオイルは本来の性能を発揮できず、潤滑や冷却をはじめとする役割を果たせなくなり、エンジントラブルにつながるリスクが高まります。
適切なタイミングでの補充・交換によって車のパフォーマンスを維持でき、トラブルを未然に防げます。

エンジンオイル交換のタイミングと交換できる場所

ここまで解説してきた通り、エンジンオイルは定期的な交換が大切です。
エンジンオイルランプが点灯して慌てないためにも、適切なタイミングで交換をしておきましょう。
エンジンオイル交換の適切なタイミング
一般的には「走行距離5,000〜10,000kmごと」「6ヶ月ごと」の交換がおすすめです。
しかし、都市部での短距離走行や、山道など負荷がかかる道路といった「シビアコンディション」と呼ばれる環境下での車の使用が多い場合は、短めの周期での交換を目安にしましょう。
また、エンジンオイルが黒く濁っている・焦げたような匂いがする場合は、すぐに交換が必要な状態です。
エンジンオイルの補充とともに、エンジン周辺を点検も併せてしておくことをおすすめします。
エンジンオイル交換ができる場所
エンジンオイル交換は、主に以下の業者に依頼できます。
スライドしてください→
| 業者 | 特徴 |
|---|---|
| ディーラー | 費用が高くなることが多いが、メーカー推奨の純正オイルを使用することが多い |
| 整備工場 | 工場ごとに費用や対応に差がある場合があるので、要確認 |
| カー用品店 | エンジンオイルの種類が豊富 |
| ガソリンスタンド | 全国に店舗があり、営業時間も長いことが多いため気軽に利用しやすい。 給油や洗車のついでに依頼できる。 |
丁寧な対応と利便性の良さが魅力、オイル交換ならENEOSウイングへ

ENEOSウイングはガソリン給油や洗車サービスだけでなく、オイル交換サービスも承っております。
オイルランプが点灯するトラブルなどが発生した際も、お気軽にご相談ください。
確かな技術と丁寧な対応
ENEOSウイングには、技術力の高いスタッフが多数在籍し、確かな技術でオイル交換を行なっています。
お客様のお車に最適なオイルの提案から交換まで、丁寧に対応します。
全国に店舗があるENEOSウイングならではの利便性
EWNOSウイングは全国に300以上の店舗を展開しており、どこの店舗でも高品質なサービスが受けられます。
オイルランプが点灯するトラブルはもちろん、定期的なオイル交換や点検の際はぜひENEOSウイングへご相談ください。
エンジンオイルランプに関するよくある質問

最後にエンジンオイルランプに関するよくある質問を回答と一緒にまとめました。
エンジンオイルランプが点いたり消えたりしている場合、点検に出した方がいいですか?
エンジンオイルランプが点いたり消えたりする場合も、すぐに点検が必要です。
エンジンオイルランプが点灯する理由は、エンジンオイルの減少・オイル漏れ・オイルポンプの故障などが考えられますが、点灯前の初期症状として、点いたり消えたりすることがあります。
点滅を放置していると、エンジンに重大な損傷を与える恐れがありますので、速やかに点検するようにしましょう。
エンジンオイルランプは何キロ走ったら点灯しますか?
エンジンオイルランプは、何キロ走ったら点灯するという具体的な距離で決まるわけではありません。
一般的に5,000〜10,000km走ったらオイル交換をすることが推奨されていますが、目安は使用状況や車種によっても異なるので、定期的な点検を心がけましょう。
【参考】オイルランプ以外の緊急性が高い警告灯

※警告灯の種類や表示内容は、車種・年式・搭載システムによって異なります。以下で紹介する警告灯がすべての車に備わっているわけではありません。
エンジンオイルランプ以外にも、点灯したまま走行を続けると重大なトラブルにつながる可能性がある警告灯があります。
以下では、特に注意が必要な警告灯について紹介します。
水温警告灯
水温警告灯は、エンジンの冷却水(クーラント)の温度が低い状態で、青色に点灯します。
外気温が低い時などは、すぐに走行を始めず、エンジンが温まるまでしばらく暖機運転を行いましょう。
また、水温警告灯は冷却水の温度が高い場合に赤色で点灯することもあり、赤色表示の際は緊急性が高いため、十分な注意が必要です。
ブレーキ警告灯
ブレーキ警告灯は、エンジン始動中にパーキングブレーキが作動している場合や、ブレーキフルードが不足している場合に、黄色または赤色で点灯します。
赤色で点灯した場合は、まずパーキングブレーキが解除されているかを確認してください。
パーキングブレーキを解除して警告灯が消える場合は、問題ありません。
パーキングブレーキを解除しても警告灯が消えない場合は、ブレーキシステムに異常が発生している可能性があります。
走行中に赤色で点灯した際は、できるだけ早く安全な場所へ停車し、修理対応を行う必要があります。
充電警告灯
バッテリー警告灯は、バッテリーの充電系統に異常がある際に赤色で点灯します。車は走行することでバッテリーの発電容量を確保し、エンジンを作動させるための電力を供給しています。
しかし、充電警告灯が点灯したまま走行を続けると、バッテリーの充電が切れるリスクがあり、エンジンが動かなくなるおそれがあります。
警告灯が点灯した場合は、早めに安全な場所へ停車し、ロードサービスへ連絡しましょう。
エンジン警告灯
エンジン警告灯は、エンジンやトランスミッション、電子制御スロットルなどに異常が検知された際に点灯します。
車には多くのセンサーが搭載されており、そのいずれかで異常が検出されると、エンジン警告灯によって知らせる仕組みです。
点灯する原因は、吸排気の異常や点火系の不具合などさまざまで、一般の方が原因を特定するのは困難です。
放置すると重大なトラブルにつながる可能性もあるため、警告灯が点灯した場合は、できるだけ早めにプロに点検してもらいましょう。
ハイブリッドシステム過熱警告灯
ハイブリッドシステム過熱警告灯は、ハイブリッド車においてハイブリッドシステムが過熱した際に点灯します。
この警告灯が表示された場合は、安全な場所に車を停め、ハイブリッドシステムを停止してください。
停止後、5分以上時間をおいてから警告灯やマルチインフォメーションディスプレイの表示を確認し、表示が消えていれば通常走行が可能です。
ただし、警告灯が頻繁に点灯する場合や、表示が消えない場合は、販売店や整備工場へ相談することが推奨されます。
マスターウォーニング
三角形の中に「!」マークが表示されるマスターウォーニングランプは、車両の特定の部位ではなく、システム全般に何らかの異常が発生していることを知らせる警告灯です。
赤色で点灯または点滅し、緊急性が高い警告灯とされています。
マスターウォーニングランプが点灯した場合は、速やかに安全な場所に停車し、ロードサービスやディーラーに連絡しましょう。
車種によっては、警告灯の点灯とあわせてブザーが鳴ったり、ほかの警告灯が同時に点灯したりすることもあります。
まとめ
この記事では、エンジンオイルランプが点灯する理由や予防策についてお伝えしました。
エンジンオイルランプは、エンジンオイルの減少や漏れ、オイルポンプの故障などで点灯します。
点灯した場合はまずは安全な場所に停車し、原因を確認しましょう。
また、エンジンオイルランプの点灯予防策として、定期的な点検とオイル交換が重要です。
全国に店舗があるENEOSウイングでは、技術力が高いスタッフが設備の整った環境でオイル交換を行なっています。
エンジンオイル交換やエンジンオイルのトラブルが発生した際はぜひお近くのENEOSウイングにご相談ください。


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