車のフッ素系コーティングとは?効果やメリット・デメリットを解説

車の美観を保つ施工としてはカーコーティングがありますが、一口にカーコーティングといっても実に様々な種類があります。

今回はカーコーティングの一種、「フッ素系コーティング」の効果・デメリット・他のコーティングとの違いなどについて徹底解説いたします。

愛車にどのコーティングを施すべきかお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

フッ素系コーティングとは

車のフッ素系コーティングとは、文字通りフッ素を含むカーコーティングです。

フッ素はフライパンなどの調理器具にも焦げ付き防止加工として施されていますが、定着させる手段は車と異なります。

調理器具の場合はフッ素を定着させるために高温で焼き付けているのに対し、車はケイ素という成分を合わせるため焼き付けなくてもボディ表面に定着させることが可能です。

車のコーティングにおいてフッ素は単体で用いられることはないため、「フッ素系コーティング」と呼ばれています。

フッ素系コーティングの効果

フッ素系コーティングのメリットとしては、撥水性・防汚性能・撥油性・耐熱性という4つの効果に期待できる点が挙げられます。

それぞれどのような効果なのか、以下より解説いたします。

撥水性

ボディ表面に付着したフッ素系コーティングは被膜を作り、水弾きを良くする効果があります。

ボディが水に濡れた際、水滴が汚れと一緒に落ちていくためボディ表面をキレイに保ちやすくなります。

そのため、日々の洗車を楽にしたいという人には嬉しいメリットです。

防汚性能

通常、泥・花粉・黄砂といった汚れはボディについたまま放置すると固着して簡単な洗車では落ちにくくなります。

一方でフッ素コーティングを施工していれば、塗装に汚れが直接固着しなくなるため、汚れで塗装の劣化が早まる心配もありません。

水弾きの良さも相まって、軽い汚れなら水洗いだけでもおおむね落とせる場合があります。

撥油性

フッ素は表面張力が非常に低く、それを含んだフッ素系コーティングは油を弾く効果も発揮します。

大気中の排気ガスやパーツに施されたグリスなど、油性汚れの固着も防いでボディの状態をよりキレイに保つことができます。

このような撥油性は、シリコーンやガラスを含む他のコーティングにはない性能です。

耐熱性

調理器具のコーティングにフッ素が用いられる理由のひとつに、優れた耐熱性も挙げられます。

フッ素樹脂は200℃前後の熱に耐えうる性質を持ち、車のコーティングにおいてもその性質を発揮します。

そのため車にフッ素系コーティングを施すと、日差しによる熱や紫外線から塗装を守ることが可能です。

フッ素系コーティングとその他コーティングとの違い

車のコーティングは、他にもワックス・ポリマーコーティング・ガラスコーティングなどがあります。

他のコーティングはフッ素系コーティングと何が違うのか、以下より詳しく解説いたします。

フッ素系コーティングとワックスとの違い

ワックスは「ろう」を主成分としており、塗装表面に塗布して油性の被膜を張り、ツヤを出したり汚れから塗装を守ったりするケア方法です。

フッ素系コーティングよりも施工難易度は低いですが、持続性・撥水性・防汚性能は比較的低く、撥油性や耐熱性は備えていません。

フッ素系コーティングとポリマーコーティングとの違い

ポリマーコーティングは、樹脂を主成分とするコーティングの総称です。

フッ素系コーティングも樹脂であるフッ素やシリコーンを配合しているため、ポリマーコーティングという大枠の中に存在するコーティングの一種と考えて良いでしょう。

総じてガラスコーティングよりは施工コストと耐久性が低く、ワックスよりは効果が持続しやすい傾向にあります。

フッ素系コーティングとガラスコーティングとの違い

ガラスコーティングは、その名の通りガラスが主成分のケミカルを塗布するコーティング施工のことです。

フッ素系コーティングよりも強固な被膜を形成し、製品によってはメンテナンスを続けることで5年前後持続する場合もあります。

他にも撥水性・防汚性能・ツヤ感など全体的に性能が優れていますが、施工コストが高い傾向にある点はデメリットです。

フッ素系コーティングのデメリット

フッ素家コーティングは様々な効果に期待できる一方で、以下のようなデメリットもあります。

コーティング被膜に傷がつきやすい

フッ素系コーティングは被膜が柔らかく、耐衝撃性が低いことが欠点です。

ガラスコーティングのように被膜が硬いコーティングは軽い擦り傷程度なら予防が可能ですが、フッ素系コーティングにそのような効果はありません。

施工後も、塗装に直接傷がつくリスクを抑えられない点に注意が必要です。

油分が多いため劣化しやすい

油脂を多く含むフッ素系コーティングは、持続性が低いというデメリットもあります。

施工から3ヵ月程度で被膜が劣化してしまうため、フッ素系コーティングの効果を継続させたい場合はこまめな再施工が必要です。

持続性に優れたガラスコーティングと比べて、管理にやや手間がかかります。

洗車で剥がれてしまう場合がある

フッ素系コーティングの柔らかい被膜は、少しの刺激ですぐに落ちてしまうというデメリットももたらします。

コーティングの施工後も被膜をベストな状態に保つため定期的な洗車が必要になりますが、その際カーシャンプーの選択を誤ると、刺激で被膜が剥がれるケースも珍しくありません。

正しい管理の仕方を理解していないと、洗車のたびに再施工が必要となってしまいます。

車に施工するならどのコーティングがおすすめ?

数あるコーティングから愛車に最適なものを選ぶには、各コーティングの特徴やメリット・デメリットを理解する必要があります。

そのうえで比較し、自分が最も求める性能に優れたコーティングを選ぶことが大切です。

例えばコストと手軽さを重視するならワックス、性能と価格の安さのバランスが良いコーティングを求めるならフッ素コーティングがおすすめです。

長期間の持続・小さな傷を防ぐならガラスコーティングがおすすめ!

フッ素系コーティングよりも優れた性能に加え、走行中に小傷がつくリスクも抑えたいならガラスコーティングがおすすめです。

ガラスコーティングにも様々な種類があり、製品によって形成される被膜の厚みやツヤ感、施工コストは異なります。

ガラスコーティングは施工価格が高いとイメージされがちですが、低価格で施工可能な製品もあります。

フッ素系コーティングよりも性能の良さを担保できれば良いと考える一方で、コストがかさまないか心配なコーティング初心者の方にもおすすめです。

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フッ素コーティングに関するよくある質問

最後に、フッ素系コーティングに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

車のフッ素コーティングとは何ですか?

車におけるフッ素コーティングとは、フッ素を主成分としたケミカルを塗布する施工のことです。

撥水性・防汚性能・撥油性・耐熱性といった効果があり、施工後は洗車の手間を省けることがメリットです。

その一方で、耐衝撃性や耐久性が低い傾向にあり、こまめなメンテナンスが必要な点はデメリットといえます。

フッ素コーティングの耐久年数は?

実際に使用する製品や車の保管方法によっても変わりますが、フッ素系コーティングの一般的な耐久期間は3ヶ月~半年程度です。

フッ素系コーティングの被膜は刺激に弱く、研磨剤入りカーシャンプーなどを使った洗車を行うとさらに早く被膜が落ちてしまう可能性があります。

フッ素コーティングの相場はいくらですか?

フッ素系コーティングの施工価格は、30,000円程度が相場です。

ガラスコーティングよりも相場が安くコストパフォーマンスが高いように思えますが、耐久性の低さゆえにこまめな再施工が必要となる場合があります。

長い目で見ると、ガラスコーティングよりも出費がかさむ可能性もある点に注意しましょう。

まとめ

フッ素やシリコーンを配合したフッ素コーティングは、施工により日々の洗車を楽にしたり熱・紫外線から塗装を保護したりといった効果を得られます。

一般的には30,000円程度で施工できるため、コーティング初心者の方にもおすすめです。

ただし、より優れた耐久性・ツヤ感・持続力を求めるなら、ガラスコーティングの施工が適しています。

ENEOSウイングはキーパーコーティングの多種多様なガラスコーティングを取り揃えており、「なるべく安くガラスコーティングを試したい」「愛車の美観を最高に際立たせるコーティングがしたい」など、お客様の様々なご希望にお応えいたします。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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