コーティングの美しいツヤは、どんなコーティング剤を使うかだけで決まるものではありません。
実はその仕上がりは、誰がどこまで丁寧に施工するかが大きく関わっています。
今回は、2024年KeePer技術コンテスト全国チャンピオン、ENEOSウイング中部支店・高橋美帆さんに、仕上がりの美しさの秘訣について伺いました。
高橋さんは、コンテストで培った精密な技術と、現場で積み重ねてきた妥協のない姿勢を併せ持つプロフェッショナル。
その仕事へのこだわりを通して、美しいツヤが生まれる理由を紐解いていきます。
大切な愛車だからこそ、信頼できる人に預けたいもの。
この記事が、どこで・誰にコーティングを任せるかを考える際のヒントになれば嬉しいです。
美しさは9割“下地”で決まる。高橋流「ツヤのつくり方」
編集部:まず、コーティングはツヤがとても大切だと思いますが、このツヤを作り上げるために一番重要なポイントはどこになるのでしょうか?
高橋さん:一番大事なのは、やはり下地処理ですね。
コーティング剤そのものがどれだけ優れていても、下地が整っていなければ、本来の性能は発揮できません。
表面にムラがあると光をきれいに反射できず、仕上がりもどこか粗く見えてしまいます。
逆に、下地を丁寧に整えることで、光が均一に広がり、コーティングのツヤが自然に立ち上がってくる。
その積み重ねが、表面だけでなく車全体をきれいに見せる仕上がりにつながると考えています。
編集部:ギラギラした光り方ではなく、ボディ全体がなめらかに輝いているのが印象的です。
下地が整っているからこそ、表面だけでなく車そのものがきれいに見えるツヤになるんですね。
細部の仕上がりで全体の見栄えが変わる。高橋美帆が見逃さないポイント
編集部:ツヤは9割が下地で決まるとのことですが、他にも大切にしているポイントなどはありますでしょうか?
また、高橋さんはこれまで数多くのコーティングコンテストに出場されていますが、コンテストと日々の現場では、チェックしているポイントに違いはありますか?
高橋さん:コンテストでは基本的に新車を使うため、黒ずみや汚れといった「生活による汚れ」がほとんどありません。
そのため、コンテストでは細部のクリーニングを行わないこともあります。
でも、現場で施工するお客様のお車は、状況がまったく違います。
ドアノブの内側やゴム枠、エンブレム周り、ナンバーの端など、普段なかなか手が届かない部分には汚れが溜まりやすいんです。
編集部:たしかに、細かい部分が気になる時があります。ただ、専用の道具を持っていないとできない部分でもあると思うので、目を瞑ることが多いですね。
高橋さん:そうなんです。
いくらボディをきれいに仕上げても、細部に汚れが残っていると全体がどんよりして見えてしまう。
だから私は、現場では細部の確認を絶対に怠りません。
自分が施工する時はもちろん、研修でスタッフに伝えるときも「まず細部を整えること」を特に強調しています。
徹底的に細部をきれいにしてから、セオリー通りの下地処理を行う。これを守ることで仕上がりの美しさに大きな差がでるんです。
編集部:小さな黒ずみ一つで、車全体の印象がここまで変わるんですね。
正直、ここまで細かく見てくれるとは思っていませんでした。自分では気づけないところまで任せられる、という安心感があります。
速く、正確に。コンテスト×現場で磨いたプロの技術力
編集部:細部や下地を丁寧に仕上げる一方で、現場では引き渡しの時間が迫っていたり、一台にかけられる作業時間に限りがあったりと、常に時間との勝負になる場面も多いと思います。
そうした中で、コンテストで培った経験が活きていると感じる場面はありますか?
高橋さん:もちろんあります!
コンテストでは時間制限がある中で「早く・きれいに・正確に仕上げる」ことが求められます。
それは現場でもまったく同じで、どんなに忙しくても、塗り漏れや下地処理の抜けは絶対にあってはいけません。
そのためには、セオリー通りの作業を、いかに無駄なくスムーズに進められるかがとても大事です。
コンテストで身につけた段取りやスピード感は、日々の現場でも確実に活きています。
また逆に、現場で一台一台丁寧に向き合っているからこそ、その積み重ねがコンテストでも自然と力になると感じています。
コンテストのために特別なことをするというより、日常の施工の質が、そのまま結果に表れる感覚ですね。
編集部:高橋さんのお話から「特別なことをしている」のではなく、「当たり前を丁寧に続けている」ことの強さを感じました。
差を生むのは努力と探求心。高橋美帆の強さの源

施工の速さとクオリティを両立する力
編集部:コーティングは限られた時間の中で、どれだけ丁寧な仕上がりを保てるかが大切ですよね。
その点で、高橋さんの施工は、コンテストでも現場でも高く評価されていると思いますが、ご自身では、どんなところが一番の強みだと思われますか?
高橋さん:仕上げまでの速さだと思います。
スピードを出してもクオリティを落とさずに仕上げられること。これはコンテストでも評価されやすいポイントですね。
早く終わらせることだけでなく、お客様の大切な一台を丁寧に仕上げることを意識しています。
編集部:そのスピードと仕上がりの安定感は、どのように身につけてこられたのでしょうか?
高橋さん:とにかく、上手い方の施工をたくさん見て、自分の作業を録画して、ひたすら反復練習しました。
正直、根性論寄りな部分もあります(笑)。
技術は、頭で分かっているだけでは身につきません。
身体が自然に動くようになって、初めて安定した仕上がりとスピードが両立できます。
その積み重ねがあるからこそ、お客様にも安心して車を預けていただけるのだと思っています。
編集部:早くても仕上がりが安定している理由は、日々の努力にあるんですね!
成長を止めないための姿勢と日常の積み重ね
編集部:ご自身の中で、「ここで一段階レベルが上がった」と感じた瞬間はありますか?
高橋さん:実は、技術が伸び悩んでいる時期もありました。社内コンテストでも思うような結果が出ず、壁にぶつかっていたんです。
でもそんな時に、とても良いインストラクターに出会い、施工フォームについて具体的なアドバイスをいただいたことで、一気に変わりました。
そこからコンテストの点数も伸びて、毎日の練習を重ねて、優勝することができました。
また「塗る」工程だけでなく、拭き取りの精度を高めたことで、より早く・よりきれいに仕上げられるようになってきたと感じています。
「ここまででいいや」と思った瞬間に成長は止まるので、これからも新しい溶剤や施工方法に合わせて技術をアップデートしていきたいですね。
技術には天井がないので、これからも向上心を持って続けていきたいです。
編集部:伸び悩みを経験しながらも、そこから技術を磨き続けて優勝にたどり着いたお話に、思わず引き込まれました。
教える立場になっても、現場感覚を忘れない
編集部:今は教育を担当される立場でもある高橋さんですが、ご自身の施工感覚を保つために、どんなことを大切にされていますか?
高橋さん:現場に出ないとどうしても感覚が鈍ってしまうので、できるだけ施工の現場に入るようにしています。
本音を言えば、コーティングの施工を一日も空けたくありません。もし期間が空きそうな時でも、必ずどこかで車に触るようにしています。
あとは、体力維持のために走るなど、常にコンディションを保つことを意識していますね。
編集部:高橋さんの話を聞いていると、技術力の高さはもちろんですが、「この人に任せたい」と思わせてくれる姿勢そのものが、仕上がりの安心感につながっているのだと感じました。
ちなみに、スタッフの方が「ここで苦戦する人が多いな」と感じるポイントはありますか?
高橋さん:得意・苦手も体格も十人十色なので、同じことを伝えても、同じようにはできません。
例えば背の高い男性だと、手足が長い分フォームがまったく違うので指導が難しいですね。
逆に、自分と近い身長・体格の方には伝えやすいというのはあります。
だから、その人がどこでつまずいているのかを見つけて、そこに合ったアドバイスをすることが大事。
それを見抜けないとその方の成長が止まってしまうので、難しさはありますが、やりがいも感じています。
編集部:高橋さんの人を見る力や現場で培ってきたご経験が活きているのだと感じました。
どの店舗でも、同じ基準で施工を任せられるという安心感につながりますね。
全国チャンピオンの基準をあなたの愛車にも。ENEOSウイングの技術力
全国チャンピオンとして活躍する高橋美帆さんが大切にしているのは、コーティングの技術だけではありません。
細部を見逃さない姿勢、下地づくりへの丁寧さ、そしてスピードとクオリティを両立するための工夫。
こうした日々の積み重ねが、ENEOSウイングの施工品質を支えています。
コンテストで培った精度と、現場で磨いた実践力。
その両方があるからこそ、より美しく・より長持ちする仕上がりをお届けすることができます。
ENEOSウイングには、技術向上への探求心を持ちながら、全力でお客様の車に向き合うスタッフが全国にいます。
お近くの店舗でぜひENEOSウイングのカーコーティングを体験してみてください。




コメント