ホイールキャップの正しい外し方は?必要性や装着時の注意点まで解説

ホイールキャップは見た目を良くするだけでなく、ホイールを保護する役割などもあります。

セルフでのカスタマイズや交換などにチャレンジする方も多いパーツではありますが、正しい外し方や装着方法を守らないと、破損や事故につながるリスクも否定できません。

この記事では、ホイールキャップの外し方から装着時の注意点、選び方、そして必要性について徹底解説します。

ホイールキャップについての疑問を解消し、より安全で快適なカーライフを手に入れましょう。

目次

ホイールキャップとは

ホイールキャップは、スチールホイールの外観を美しく見せるために装着されるカバーで、ホイールの保護やタイヤ周りのデザイン性向上に貢献するパーツといえます。

ABS樹脂やポリプロピレンなどで作られているのが一般的で、デザインはモデルによってさまざまです。

おしゃれさやスタイリッシュさが売りの車の場合、ツートンカラーや凝ったデザインのホイールキャップが使用されているケースが多い傾向があります。

たとえば、女性に人気のキュートな軽自動車、スズキ「アルトラパン」は花をモチーフにしたおしゃれなフルホイールキャップを採用しています。

センターキャップとの違い

センターキャップはホイールキャップと名称が似ていることから混同されがちですが、ホイールキャップとは異なるパーツです。

ホイールキャップはホイール全体を覆い、スチールホイールに組み合わされるのに対し、センターキャップはホイールの中心部分のみを覆う小さなカバーで、主にアルミホイールに使用されます。

スチールホイールとホイールキャップの組み合わせよりも上質感があり、引き締まった足元が演出できるため人気があります。

ただし、コストが高いため軽自動車では上位グレードや比較的高額なモデルに採用されるケースが多いといえるでしょう。

ホンダ「N-BOX CUSTOM」や、SUVライクなスーパーハイトワゴンであるスズキ「スペーシアギア」、ダイハツ「タントファンクロス」などはアルミホイール採用です。

ホイールキャップを選ぶ時の注意点

ホイールキャップを選ぶ際、ホイールサイズに合ったものを選択することはもちろんですが、固定方法にも注意しましょう。

多くのホイールキャップはリムに爪を引っ掛けて固定していますが、中にはホイールナットで固定するタイプのものもあります。

爪留めタイプは取り外しが比較的簡単ですが、ホイールナットで取り付けるタイプは脱着時にジャッキアップが必要です。

作業に時間と手間がかかることに加え、慣れていないと怪我をするリスクがあります。

普段から自分でタイヤ交換などを行っている方の場合はそれほど難易度の高い作業ではありませんが、不安があれば業者に依頼するか、爪ではめ込むタイプを選ぶことをおすすめします。

正しいホイールキャップの外し方・取り付け方

ここでは、一般的な爪ではめ込むホイールキャップの外し方・取り付け方を紹介します。

ホイールキャップの外し方

STEP
キャップの端を少し引っ張り、隙間を作る
STEP
作った隙間に指やドライバーなどを差し込み、キャップ全体を均等に引っ張る

ホイールキャップの取り付け方

STEP
エアバルブの位置を確認し、ホイールキャップのくぼみとタイヤのエアバルブの位置を合わせる。
STEP
ホイールキャップの下側から順に、外周を均等に押し込む
STEP
全体を軽く叩き、浮いている箇所がないか確認する

特段難しい作業はなく、慣れてくると外すときも手で引っ張り出せるようになります。

ホイールキャップ装着時の注意点

ホイールキャップの装着は比較的簡単ですが、走行中に外れないよう、しっかり固定することが大切です。

キャップが緩んでいると振動で外れやすくなり、最悪の場合は走行中に脱落して事故の原因になる危険性があります。

また、エアバルブの位置合わせは必ず行いましょう。バルブの位置を無視して無理に取り付けると、バルブが傷つき、エア漏れやパンク、またホイールキャップの爪折れが起こることがあります。

基本的にはそのタイヤに適したサイズのホイールキャップであればバルブに干渉せずに取り付けられるはずですが、汎用品の中には同じサイズであってもバルブ位置が合わないものが稀にあるため、注意しましょう。

そもそもホイールキャップは必要なのか?

ホイールキャップは、車を購入したときには標準装備されていることが多いですが、ない車もあります。

そのため、「なくても問題ないのでは?」という疑問を持つ方も少なくありません。

ここでは、ホイールキャップの必要性や、ホイールキャップを装着しないとどのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。

ホイールキャップの必要性

ホイールキャップは、装着していないと走れない、または走行性能など車の性能に影響を与える、というものではありません。

装着しないほうが車が軽くなって燃費に良い、という意見もあるほどで、「絶対に必要」というものではないといえます。

ホイールキャップを外すデメリットとは

ホイールキャップを外すとホイールがむき出しになり、汚れや錆が付きやすくなります。

特に塩害がある地域や冬に積雪する地域では、ホイールの劣化が進みやすくなるのはデメリットといえるでしょう。

また、ホイールキャップはハブ周辺を守る役割も持っています。ホイールキャップがないことでハブがダメージを受けやすくなる可能性もあります。

そのほか、ホイールキャップがないスチールホイールむき出しの状態、いわゆる「鉄チン」はどうしても足回りが簡素な印象になりがちです。

おしゃれさが魅力の軽自動車の場合は足元の雰囲気が車に合わない、もう少しデザイン性を持たせたい、と感じることもあるかもしれません。

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最新の設備を備えた作業環境で、経験豊富なスタッフが対応させていただきます。もちろんホイールキャップの交換についても、お気軽にご相談ください。

また、ENEOSウイングではオンラインでのタイヤ交換予約も受け付けています。事前にご予約いただければ、お待たせすることなくスムーズに対応させていただきます。

お車のメンテナンスやタイヤに関するお悩みがあれば、ぜひENEOSウイングをご利用ください。あなたの大切なお車を、安全かつ快適に保つためのお手伝いをいたします。

ホイールキャップの外し方に関するよくある質問

軽自動車のホイールキャップについて、よくある質問をまとめました。

ナットキャップの外し方はどうすればいいですか?

ナット固定式のホイールには、ナットキャップが装着されているケースがあります。

ナットキャップを外す際には、マイナスドライバーをナットとキャップの間に差し込み、てこの原理で浮かせてからラジオペンチを使って取り外しましょう。

メーカー別にホイールキャップの外し方は異なりますか?

ホイールキャップの外し方は、メーカーや車種によって若干異なる場合があります。

多くのホイールキャップは爪ではめ込むタイプであり専用工具を使わずに手やドライバーで簡単に外せます。

しかし、一部車種ではナット固定式を採用しているケースも存在します。ナット固定式のホイールキャップを外す際には、ジャッキアップが必要です。

まとめ

ホイールキャップの装着や取り外しは、それほど難しい作業ではありません。

しかし、不安がある場合は、専門知識があるプロに相談することをおすすめします。ジャッキアップが必要なナット固定式のホイールキャップの場合はなおさらです。

ENEOSウイングでは、タイヤ交換サービスもご提供しており、各店舗にはタイヤに関する豊富な知識を持ったスタッフが在中しています。

ホイールキャップなどタイヤについてのお困りであれば、お近くのENEOSウイングにご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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