タイヤは使用回数や経過年数により劣化が進む消耗品であるため、定期的な交換が必要です。
しかしタイヤ交換が初めての方や頻繁にタイヤ交換をしない方にとって、業者選びの段階から「どうすれば良いのか」と感じるポイントは多いことでしょう。
そこで今回はタイヤ交換について、業者選びの段階から実際に交換を行うまでの流れをステップ形式でご紹介しながら大切なポイントをわかりやすく解説いたします。
これさえ読めばタイヤ交換の流れを網羅することができますので、ぜひ参考にしてみてください。
タイヤ交換の大まかな流れ
タイヤ交換は、基本的に以下のような流れで進めていきます。
近年はWEBからの予約に対応した業者が増えているため、依頼先にこだわらなければ予約からタイヤ交換・支払いの段階まで簡単に済ませることができます。
しかし工賃やサービスの内容は業者によって大きく変わるため、大ざっぱな判断で進めると後悔する結果となりかねません。
次項より、各ステップにおいて重要なポイントを詳しく解説していきます。
Step1.タイヤ交換ができるお店を選ぶ
まずはタイヤ交換に対応している業者から、依頼先の候補をピックアップします。
ここでは、業者選びに関して重要なポイントを解説いたします。
タイヤ交換業者選びのポイント
先述した通り、タイヤ交換は依頼する業者によって費用が変わる他、サービス内容なども異なります。
ご自身がより納得のいくサービスを受けるためには、以下7つのポイントに注目しながら業者を選ぶことが大切です。
タイヤ交換可能な車種を確認する
ほとんどの業者は、軽自動車や一般的なサイズの普通車であればタイヤ交換を断ることはありません。
しかし以下の車種に関しては特殊なタイヤを使っている場合が多いため、交換依頼を受け付けてもらえない可能性があります。
- トラックや重機などの特殊車両
- ドレスアップしている車
- 高級輸入車
- 19インチ以上の大径ホイールを装着した車
- 12インチ以下の小径ホイールを装着した車
初めて依頼する業者の場合、愛車はタイヤ交換の対応が可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
タイヤ交換後の保証をチェックする
業者は専門的な技術力をもって交換を実施してくれるとはいえ、予期せぬ理由から交換後すぐにタイヤがトラブルに見舞われることもあります。
業者によっては、一定の期間内であれば交換後にトラブルが発生した場合に無償で交換可能という保証サービスが用意されています。
万が一の可能性を考え、保証サービスの有無に注目しながら業者を選ぶと安心です。
取り扱っているタイヤの種類
店舗でタイヤを購入のうえ交換をしたいと考えている方は、店舗にどのようなタイヤが揃っているかを確認すると良いでしょう。
取り扱いタイヤの種類が豊富であれば、予算や求める性能に近いタイヤを選ぶにあたって選択肢が広がります。
タイヤの知識に自信がない方は、タイヤの種類が豊富なだけでなくスタッフのサポート力にも優れた業者がおすすめです。
タイヤの持ち込みは可能か
別のショップで購入したタイヤを持ち込んで交換したい場合は、依頼先候補の業者が持ち込みに対応しているかどうかも確認しておきましょう。
業者によってはタイヤの持ち込みに対応していなかったり、持ち込みの場合は工賃が割高になったりします。
使用済みタイヤの処分対応や処分料について
タイヤの交換後、古いタイヤを処分してくれるかどうかも業者によって異なります。
多くの業者は処分に対応してくれますが、費用にタイヤの処分料が加算される場合があります。
その一方で古いタイヤを下取りすることで処分料を無料としている業者もあり、よりお得に交換をしたい方にはこのような業者がおすすめです。
インターネット予約ができるか
インターネット予約に対応している業者であれば、店舗の営業時間内に電話や来店することが難しい方でも簡単に予約を済ませることができます。
併せて予約時に交換費用の見積もりやシミュレーションも可能であれば、あらかじめ必要な費用を把握できるため安心です。
どんな決済方法があるのか
タイヤの購入費用や交換工賃などに関して、現金払いだけでなくクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応している業者が増えています。
しかしキャッシュレス決済には様々なサービスがあり、同じ種類の業者でも対応サービスが異なる場合も多いです。
現金払い以外の決済方法を希望している方は、あらかじめ依頼先候補の対応サービスを確認しておきましょう。
Step2.タイヤ交換の予約をする
依頼したい業者が決定したら、交換を実施する日程を決めたうえで店舗に予約をしましょう。
事前に予約をすれば優先的に作業をしてもらえるため、店舗が混雑していても長時間にわたり待たされる心配がありません。
予約をする方法は、大きく分けて来店・電話・インターネット予約の3通りです。
店舗で予約する場合
店舗に直接来店し、タイヤ交換を希望する旨を伝えて予約をするという方法です。
給油・洗車などができるガソリンスタンドやカー用品の買い物ができるカー用品店など、他の目的のついでに交換依頼をしたい場合はスタッフに尋ねてみると良いでしょう。
ただし、店舗が混雑していると来店から予約完了までに時間がかかる可能性があるため注意が必要です。
電話で予約をする場合
ほとんどのタイヤ交換業者は、電話での予約に対応しています。
来店はせずともスタッフと直接的なやり取りができるため、確実かつ迅速に予約することができます。
なお、店舗によって電話予約の対応時間は24時間なっていることもあれば、店舗の営業時間内限定となっていることもあります。
インターネットから予約をする場合
依頼先がインターネット予約に対応している場合は、公式ホームページから利用する店舗を選択のうえ必要事項を記入することで予約を済ませることができます。
また、様々なタイヤ交換業者が掲載されており好きな店舗に予約することが可能なポータルサイトを使うという手もあります。
インターネットは来店や電話とは違い、時間帯や曜日にかかわらず自分の好きなタイミングで予約ができる便利な手段です。
【参考】タイヤ交換の当日予約はできる?
タイヤ交換の予約は当日ではなく、遅くとも前日までに済ませることをおすすめします。
大手の業者や人気の高い業者は当日だと予約が埋まっている場合が多く、希望のスケジュール通りに交換を完了させることができないからです。
また、新しいタイヤを店舗で購入する場合、希望するタイヤの在庫が切れており購入することができない可能性もあります。
スムーズかつ確実にタイヤ交換を行うなら、事前予約は必須です。
Step3.タイヤを用意する
依頼先の選定と同時に決めておきたいポイントが、「新品のタイヤはどのように用意するか」です。
業者に交換を依頼する場合におけるタイヤの入手手段は、店舗購入・ネット通販での購入の2つがあります。
また、独自に購入したタイヤやすでに所持しているタイヤを取り付けてもらう場合、店舗にタイヤを引き渡す方法も2通りあることは留意しておきましょう。
お店で選ぶ
依頼先でタイヤを購入し、それを愛車に取り付けるという方法です。
タイヤに関する知識が豊富なスタッフの在籍する店舗なら、アドバイスを受けながら愛車にぴったりなタイヤを探すことができます。
あらかじめ購入したいタイヤが決まっている場合は、予約の時点で在庫状況の確認もしておくと良いでしょう。
必要に応じて取り寄せてもらうことで、確実に希望のタイヤへ交換することができます。
ネット通販で購入する
タイヤの交換費用を安く抑えたい場合は、ネット通販で安価なタイヤを購入のうえ自分で店舗に持ち込むという手もあります。
ただしネット通販は価格の安さに比例して性能が著しく低い粗悪品も潜んでいたり、高額な送料がかかる場合もあるため十分に注意が必要です。
持ち込みするパターン
実店舗またはネット通販などで独自に購入したタイヤ、すでに所持しているスタッドレスタイヤ・ノーマルタイヤを装着したい場合は、店舗に直接持ち込むことで交換のみしてもらうことが可能です。
ただし店舗によっては持ち込みに対応していない場合もあるため、事前の確認が必要です。
持ち込みでタイヤ交換を行うメリット・デメリットや料金相場などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
店舗へ直送するパターン
タイヤ交換業者の中には、自宅またはネットショップから店舗へそのままタイヤを直送することが可能な店舗もあります。
重量のあるタイヤを自分で持ち運ぶ手間がかからず、当日は手ぶらで来店可能という便利なサービスです。
直送する場合は事前の問い合わせが必須とされていることが多いため、予約と併せて直送したい旨を店舗へ伝えましょう。
Step4.タイヤ交換
当日になったら予約した時間までに来店し、タイヤ交換となります。
事前予約をしていれば、店舗が混雑していても待ち時間なしで作業に着手してもらえます。
タイヤ交換の方法とは
一口にタイヤ交換といっても、その作業内容は「脱着(履き替え)」「組み換え」「ローテーション」など様々です。
脱着はホイールごとタイヤを付け替え、組み換えはタイヤのゴム部分のみを付け替えることになります。
タイヤローテーションは偏摩耗を防ぐために必要なメンテナンスのことで、駆動方式に応じた方法でタイヤの配置を変えます。
タイヤ交換における各作業の特徴や費用相場については以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
タイヤ交換にかかる時間
タイヤ交換にかかる時間は作業内容の他、交換するタイヤのサイズによって変わります。
例えば16インチ~18インチタイヤの場合は脱着なら40分程度、組み換えなら40~50分程度が一般的な作業時間です。
ただしリフトに乗らない車種や高価な社外ホイールを使用している場合などは、作業時間が長引きやすくなります。
タイヤ交換の作業時間については、以下の記事で詳しく解説しています。
Step5.支払い
交換作業が終わり、支払いを済ませたら車の引き渡しとなります。
先述した通り、タイヤ交換における支払い方法は現金の他にクレジットカード・電子マネー・QRコード決済など様々です。
事前に確認済みの支払い方法を使い、代金を支払いましょう。
車検時にタイヤ交換をする場合、予約方法は異なる?
車検を業者に依頼するときも、ほとんどの場合予約が必要になります。
同時にタイヤ交換も依頼したい場合は、車検の予約時に交換を希望する旨を伝えれば対応してもらうことが可能です。
また、車検の検査項目にはタイヤのチェックも含まれているため、タイヤの状態によっては業者側から交換を勧められるケースもあります。
ただし、車検と同時のタイヤ交換は費用が割高になる場合が多く、お得に交換を済ませたい方にはおすすめできない手段です。
車検時にタイヤの状態を指摘された場合は、急を要する状態でない限り他の業者も調べたうえで依頼先を選ぶと良いでしょう。
タイヤ交換を行う上でのよくある質問
タイヤ交換に関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。
交換中はお店の中で待機しておく必要はありますか?
タイヤ交換中の待ち時間については、自由に過ごして問題ありません。
近隣のお店へ買い物に行ったり、自宅が近い場合は一度帰宅するなど好きなように過ごしましょう。
ただし店舗から離れる場合は、スタッフに声をかけると同時に大よその戻り時間も伝えておきましょう。
タイヤ交換の予約は何日前からできますか?
予約可能な期間については業者によって異なりますが、例えばENEOSウイングの場合は前日までであれば何日前からでも予約が可能です。
なお、積雪地帯はスタッドレスタイヤまたはノーマルタイヤへの履き替え時期が近づくとどの業者も予約枠が埋まりやすくなります。
スタッドレスタイヤへの履き替えなら9~10月頃、2~3月頃と早めの予約を心がけましょう。
電話などせず直接店舗に行ってタイヤ交換できますか?
予約や問い合わせをせずに直接来店した場合、そのときの予約状況やタイヤの在庫状況によっては交換を断られる可能性があります。
希望のスケジュール通りかつ愛車に適したタイヤへ交換する方法としては、事前の予約や問い合わせが確実です。
直送もOK!安心・安全のタイヤ交換はENEOSウイングへお任せください!
ENEOSウイングでは、全国各地に展開している店舗にてタイヤの販売・交換サービスを行っております。
独自の資格制度により豊富な知識を身に付けたスタッフが、お客様1人ひとりのご要望にお応えしながらタイヤの購入をサポートいたします。
もちろん、タイヤの持ち込みや直送も可能となっておりますのでお気軽にご相談ください。
実際の交換においても、高い技術力と万全の設備を駆使した迅速な作業を提供させていただきます。
「価格の安さと技術力を兼ね備えた業者を探している」「急いでタイヤ交換をしたい」などのお悩みをお持ちの方は、ENEOSウイングのタイヤ交換サービスをぜひご利用ください。
まとめ
タイヤ交換において納得のいくサービスを受けるには、業者選びの段階からいくつかのポイントを意識することが大切です。
また、店舗の混雑状況によっては当日の交換を受け付けてもらえる場合もありますが、スムーズかつ確実なタイヤ交換のために事前予約をおすすめします。
予約の際は、タイヤを店舗購入するなら在庫の確認や取り寄せの依頼、持ち込みなら持ち込み・直送の可否について確認しておくと安心です。
安心・安全のタイヤ交換サービスを提供しているENEOSウイングなら、店舗購入はもちろんタイヤの持ち込みや直送も対応しております。
タイヤ交換の依頼先をお探しの方は、多様なニーズに対応可能なENEOSウイングにお任せください。
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