車の凹みを直そうとネットで検索してみると「熱湯を使えば自分で直せる」という情報を目にしたことがあるかもしれません。
「DIYでお金をかけずに修理をしよう!」と思うかもしれませんが、熱湯を使った修理方法にはリスクや注意点があります。
また、余計なリスクを招くのを避けるならプロに修理を任せるのが一番です。
今回は、車の凹みを熱湯で直すときのリスクや注意点を解説します。
車の凹みは熱湯をかけるだけで直せる?
車の凹みを熱湯をかけて直すこと自体は可能です。
原理としてはシンプルで、熱によって凹んだ部分を変形させて形を整えるという仕組みになっています。
そのため、DIYの情報として「車の凹みを熱湯をかけて直す方法」を目にする機会も多いと思いますが、そう単純な話ではないのが実情です。
熱湯で修理できる凹みは限られる
熱湯をかけて修理できる凹みは「ごく小さなもの」のみに限られます。
小さくて単純な凹みであれば熱湯をかけて自分で直すこともできるのですが、大きな凹みや様々な方向から凹みが発生しているなど、複雑なものには対処できません。
その他にも、凹みに傷が加わっているものなどもDIYによる修理は難しいでしょう。
全ての凹みを熱湯で直すことはできないので、基本的にはプロに修理を任せるのが無難です。
車の凹みを熱湯で直すにはリスクが高すぎる
車の凹みを熱湯で直すにはさまざまなリスクが生じます。
そもそもDIYでは元通りの仕上がりにするのは難しいですし、正しく行わないと症状を悪化させるケースもあります。
熱湯を使った作業を行うため、火傷や怪我のリスクも考慮しなければなりません。
このようにDIYで車の凹みを直すのにはリスクが高すぎるため、基本的にはプロに作業を任せるのがおすすめです。
車の凹みを熱湯でDIYするリスク
車の凹みを熱湯で修理するリスクを深く掘り下げていきましょう。
主なリスクは以下の6点です。
- リセールバリューを下げる可能性がある
- 正確に車のダメージを把握できない
- 損傷がない部分にダメージを与える可能性がある
- 結局余分な修理費用が必要になるケースも
- 怪我の危険がある
- 安全装置等のセンサーに不具合を生じさせる可能性がある
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
リセールバリューを下げる可能性がある
熱湯によって車の凹みを元に戻すこと自体はできますが、DIYによる修理とプロの作業とではクオリティに圧倒的な差が生じます。
パッと見た程度であれば修理の跡は目立ちませんが、車を査定に出した際には修理痕が必ずチェックされるでしょう。
DIYによる修理を行ったことが分かると、ほぼ間違いなく査定にマイナスの影響が及ぶため、リセールバリューが下がる可能性が高いです。
査定額の落差を考慮すれば、料金を支払ってプロに修理を依頼した方がお得になるケースもあります。
正確に車のダメージを把握できない
凹み自体はあくまで外見上のダメージなのですが、凹みが生じるほどの衝撃が車に加わっていることを考えると、凹み以外のダメージがある可能性もあります。
DIYで凹みの修理自体はできても、それ以外のダメージには気付けませんし、修理にも対応できないでしょう。
プロに依頼をすれば凹みの修理はもちろん、車をチェックする中でその他の問題を発見して修理をしてくれます。
場合によっては安全な運転に支障が及ぶダメージがある可能性もあるので注意してください。
損傷がない部分にダメージを与える可能性がある
熱湯を使った修理方法だと凹み以外の部分にダメージを与える可能性があります。
損傷がない部分に熱湯をかけてしまったり、修理のために衝撃を与えてしまったりして、症状を悪化させるケースも考えられます。
DIYで凹みを直すには、作業をする人の技術や経験が必須となるので、軽くネットで調べただけで自分でやろうと思うのは推奨できません。
結局余分な修理費用が必要になるケースも
DIYで凹みを修理した結果、症状を余計に悪化させてしまうケースもあります。
自分で直そうとして上手くいかずにプロに依頼をした場合、最初からプロに依頼した場合よりも修理費用が高額になる可能性が高いです。
そのため、より確実に綺麗に修理するのであれば、迷わずプロに依頼することをおすすめします。
怪我の危険がある
熱湯を使った作業を行うため、火傷のリスクが生じます。
作業をする本人だけでなく、小さな子供やペットなどが不意に近寄って熱湯をかぶる可能性も考えられます。
安全装置等のセンサーに不具合を生じさせる可能性がある
昨今の車には安全装置などのさまざまなセンサー類が搭載されていることが多いです。
凹みの修理を自分ですると、これらの安全装置に不具合が生じる可能性があります。
センサー類が取り付けられた車の修理は、プロに作業を依頼するのが推奨されるので、自分で修理をするのは控えましょう。
車の凹みを熱湯で修理する際の注意点
車の凹みを熱湯で修理する際の注意点を解説します。
ごく小さなへこみであれば熱湯を使ってDIYで修理することもできますが、その際にも以下の2点には注意してください。
- 熱湯の扱いに注意する
- ゆっくりと時間をかけて行う
安易にDIYをすると症状の悪化や怪我を招くので、細心の注意を払ってください。
熱湯の扱いに注意する
熱湯を使った修理では安全面に問題があるため、作業をする際には細心の注意を払ってください。
皮膚に熱湯が触れて火傷をするリスクが高いので「素足にサンダルは避ける」「軍手などを着用する」「防水性の高い靴(長靴など)を履く」などを意識してください。
また、自分だけでなく家族やペットなど、周囲の人に危険が及ばないようにしましょう。
ゆっくりと時間をかけて行う
車の凹みを修理する作業を急いで行うと、逆に症状を悪化させる可能性が高いです。
プロでなければスムーズに作業することはできないので、DIYをする場合は様子を見ながら少しずつ時間をかけて作業をしてください。
無理やり凹みを直そうとすると悪化して余計な修理費用がかかるので、お金をかけない分、時間と手間を惜しまないことが大切です。
車の凹みを失敗せずに直すならプロへ依頼が懸命
車の凹みを自分で直すと「車の価値を下げる」「症状が悪化する」「怪我の恐れがある」などのリスクがあるため、基本的にはプロに修理を依頼するのが推奨されます。
プロに依頼をすれば確実に凹みを直して元通りにできますし、時間や手間もかかりません。
費用的にも修理料金よりも自分で作業することによる金銭的なデメリットが大きくなる可能性が高いでしょう。
そのため、技術や経験がある人以外は失敗を避けるためにも、プロに修理を依頼することがおすすめです。
プロへ車の凹み修理を依頼するメリット・デメリット
車の凹みの修理をプロに依頼するメリットとデメリットを解説します。
主なメリット・デメリットは以下の通りです。
プロに依頼するメリット
- キレイな仕上がりで修理ができる
- 的確な判断で凹み修理をしてくれる
- 安全装置などのセンサーに不具合が生じることもない
プロに依頼するデメリット
- 自分で修理をするより費用がかかる
- 修理に時間がかかるケースもある
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
プロへ依頼するメリット
プロに依頼すると正確な知識や技術によって、クオリティの高い作業で修理ができるのが主なメリットと言えます。
DIYとプロの修理には圧倒的な差があるため、仕上がりの美しさや安全性を考えるならプロへの依頼がおすすめです。
キレイな仕上がりで修理ができる
プロに依頼すればただ凹みを直すだけでなく、仕上がりもキレイにできます。
修理痕を残さずキレイに仕上がれば、リセールバリューも維持できます。
的確な判断で凹み修理をしてくれる
凹みにもさまざまなタイプがあり、凹みの大きさや深さなどを的確に判断して作業の方針を決めなければなりません。
そういった判断はプロでなければ難しいので、ごく小さな凹み以外はプロに依頼するようにしましょう。
安全装置などのセンサーに不具合が生じることもない
凹みをDIYで修理すると安全装置などのセンサーに不具合が生じるケースもあるため、プロに任せるのが無難です。
特に、センサー類はバンパーに設置されていることが多いため、この部分の凹みについてはプロに任せるようにしてください。
プロへ依頼するデメリット
プロに依頼するデメリットも確認しておきましょう。
基本的にはプロに依頼するのがおすすめなのですが、以下のようなデメリットがあることも把握しておいてください。
自分で修理をするより費用がかかる
やはりプロに依頼をする以上、費用はかかってしまいます。
ただ、自分で作業をしてリセールバリューを下げてしまったり、症状が悪化して余計に修理費用がかかったりなど、トータルコストを考えるとプロに依頼する方がお得といえるでしょう。
修理に時間がかかるケースもある
凹みの度合いや依頼をする時期などに応じて、修理に時間がかかるケースがあります。
ただ自分で作業をする場合も、丁寧に時間をかけて行う必要があるため、手間や時間を考慮するとプロに任せる方が楽に修理ができるでしょう。
車の凹み修理をプロへ依頼する際の費用相場
車の凹みの修理をプロに依頼する場合の費用相場を紹介します。
修理費用は「凹みの大きさ」や「凹んだ箇所」「塗装費用の有無」によって以下のようになります。
凹みの大きさからみる費用相場
修理範囲(凹みの大きさ) | 費用相場 |
---|---|
10cm程度 | 2~3万程度 |
30cm程度 | 3~6万程度 |
修理箇所からみる費用相場
修理箇所 | 費用相場 |
---|---|
バンパー | 3~5万程度 |
ボンネット | 5~30万程度 |
ルーフ | 5~30程度 |
トランク | 5~30万程度 |
塗装範囲から見る費用相場
塗装範囲 | 費用相場 |
---|---|
10cm程度 | 1~3万程度 |
広範囲 | 10万円~ |
また、損傷の度合いによっては修理よりもパーツ交換の方が安くなるケースもあります。
ただし、上記はあくまで相場なので、詳しい費用については修理業者に問い合わせて見積もりを取ってください。
車の凹み修理の依頼先
車の凹みを修理する際の依頼先は以下の通りです。
- ガソリンスタンド
- カー用品店
- ディーラー
- 整備工場
修理の範囲によって対応できない店舗もあるため、まずは実際に傷を見せて修理が可能かどうか、確認しましょう。
依頼先を決める際のポイント
修理の依頼先を決める際には以下のポイントを意識してください。
- 修理費用の安さ
- 修理技術の高さ
- 損傷の度合い
やはり修理費用の安さを重視する人も多いですが、それだけでなく修理技術の高さにも注目しましょう。
修理費用が安くても仕上がりに納得できなければ、元も子もありません。
また、損傷の度合いによって依頼先が対応できるかも変わってきますので、車の状態を把握した上で決めましょう。
ENEOSウイングでは確かな技術を持つプロが丁寧に仕上げます!
車の凹みは熱湯をかけて直すこともできますが、さまざまなリスクを考慮するとプロに任せるのが一番です。
ENEOSウイングでは、一定の基準をクリアした技術者による質の高い仕上がりでの修理をご提供できます。
そのうえ、徹底したコストカットによるリーズナブルな価格も実現しています。
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熱湯による車の凹み修理に関するよくある質問
熱湯による車の凹み修理に関するよくある質問をまとめました。
車の凹みを熱湯で直す際に冷却スプレーはどのタイミングで使えばいいですか?
冷却スプレーを使用するタイミングは、熱湯をかけ凹んだ部分を後ろから押し出した直後に行います。
熱した箇所を冷却しないと作業後に修理箇所が変形する可能性があるので注意してください。
なお、熱湯や冷却スプレーを使っての修理はリスクが高いです。安全に、確実に修理を行う場合はプロへの依頼を検討してみましょう。
ウレタンバンパーの凹みを熱湯で直せますか?
ウレタンバンパーは柔軟性があり、熱湯によって変形しやすいため凹みを直すこと自体は可能です。
しかし、自分で直すとさまざまなデメリットやリスクがあるため、基本的にはプロに修理を任せるのがよいでしょう。
車に熱湯をかけて塗装はおかしくなりませんか?
車に熱湯をかけると塗装が剥げる可能性があります。
また、熱湯が修理箇所以外にも流れて、他の部分の塗装にも悪影響を与えることもあるため、自信のない方はプロに修理を依頼するのが無難です。
車の凹みを熱湯で修理する際、失敗しないコツはありますか?
熱湯で修理が可能な「小さな凹み」でのみ行うことや、焦らず少しずつ時間をかけて作業を行うなどがあります。
ただ、失敗を防ぐことを第一に考えるのであれば、プロに依頼をした方がいいでしょう。
まとめ
車の凹みを熱湯で修理する際のデメリットや注意点を解説しました。
DIYによって凹みを修理すること自体は可能なのですが、さまざまなデメリットがあるので基本的にはプロに任せるのがおすすめです。
ENEOSウイングでは、確かな技術力とリーズナブルな料金で修理サービスを提供しているので、凹み修理をキレイに仕上げたい方はぜひご利用をご検討ください。
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