車のボディについた細かい傷(小傷)は直すべき?対処法や修理する際の方法や費用目安を解説

日頃から注意を払って運転をしていても、いつの間にかついている車の小傷。

「何が原因で傷がつくのか?」「修理した方が良いのか?」などが気になる方は多いことでしょう。

今回は車の細かい傷(小傷)を修理する必要性や修理方法・費用の目安などを解説いたします。

細かい傷(小傷)がつく原因別に対処法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

車についた細かい傷(小傷)は直した方がいい理由

車についた傷が小さい場合、「目立たないし修理はしなくても良いだろうか」と考える方もいるかと思います。

しかし、車の傷はたとえ小さくとも放置すれば以下のようなトラブルにつながる恐れがあるため、速やかな修理をおすすめします。

小さな傷でも錆に繋がる可能性がある

錆びた小さな傷

ボディの金属部分は塗装やクリアコートなどで保護されているため、新車購入後すぐに錆びることはありません。

しかし小さくとも傷がつくと塗装やクリアコートが剥がれ、そこから水分や汚れが金属部分へ侵入する恐れがあります。

そのまま放置すると傷口から錆が発生しその周辺にまで広がっていくため、早めの修理が重要です。

傷が劣化した場合、高額な修理費用となることも

細かい傷(小傷)でも塗装が剥がれると保護機能が失われるため、時間の経過とともに劣化が進みます。

塗装表面に留まる程度の傷よりも、下地まで劣化が進行した傷の方が修理費用は割高になります。

すぐに修理しなければ見た目が悪くなるだけでなく、金銭的に損をする恐れもあるのです。

車についた細かい傷(小傷)はどこで直せる?

車についた細かい傷(小傷)の修理方法は、大きく分けて「セルフ補修」と「業者へ依頼」の2種類があります。

それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで、修理方法を選びましょう。

セルフ補修

カー用品店などで販売されているタッチペンやコンパウンド、カラースプレーなどの市販の傷消しを使用して、自分で修理する方法です。細かい傷が小さく浅い傷であればセルフ補修で済ます、という方も少なくありません。

セルフ補修は傷消し剤やクロス、スポンジなどのアイテムの実費しかかからないので、修理費用を安く抑えられるメリットがあります。

一方で修理経験がなければ失敗するリスクが高いことや、仕上がりの美しさや持ちはプロの修理には及ばない点はデメリットといえるでしょう。

業者へ依頼する

車の細かい傷の修理はディーラーや板金塗装業者、カー用品店やガソリンスタンドなどに依頼することが可能です。

業者であれば、プロの知識と経験、そして専用のアイテムを使用してどのような傷でもきれいに仕上げてくれます。

車の塗装は経年劣化し新車時とは微妙に色が異なっていることも少なくありませんが、プロであればそういった細かい色調調整なども行ってくれるので、傷があったとはわからない状態に戻してくれます。

デメリットとしては、工賃がかかることや、混雑具合によってはすぐに対応してもらえなかったり、修理に時間がかかるケースがあったりすることが挙げられるでしょう。

業者に細かい傷(小傷)の修理を依頼した際の費用相場

車の細かい傷(小傷)の修理費用の相場は依頼する業者や傷の種類、傷ができた場所によって異なります。

線傷や擦り傷の場合、バンパーなら10,000円程度~、ドアなどはもう少し高く20,000円程度~が相場です。

ボンネットやルーフは費用が高くなりがちで25,000円程度~となるでしょう。

えぐれ傷や鈑金修理が必要となるへこみのある傷の場合、費用相場はより高くなります。

【セルフ補修】車についた細かい傷(小傷)の修理方法

セルフ補修する場合、コンパウンド・傷消しワックス・タッチペンのいずれかを使用することで小傷を目立たなくすることが可能です。

それぞれどのようなアイテムなのか、どんな傷に使用するべきなのかを見ていきましょう。

コンパウンドで磨く

コンパウンドで磨く

コンパウンドは、細かい粒子で傷の表面を研磨するタイプのアイテムです。

爪で撫でても引っかからない程度の浅い傷であれば、コンパウンドによる研磨で目立たなくすることができます。

コンパウンドは粗目のものから仕上げ用の細目のものまで数種類を使い分けるときれいに仕上がります。最初は粗目のコンパウンドを使用し、徐々に細目のコンパウンドに変えていきましょう。

コンパウンドの種類を変えるときは、使用するスポンジやクロスも取り替えます。

なお、コーティング施工車のボディを研磨するとコーティング被膜が剥がれる可能性があるため、コンパウンドの使用を控えましょう。

コンパウンドでの補修(修理)方法

STEP
事前に洗車を行う
STEP
マイクロファイバークロスやスポンジなどにコンパウンドを取って傷の表面を優しく擦る
STEP
最後にタオルでコンパウンドを拭き取り、傷が目立たなくなっていれば補修完了

以下の記事では、より詳しく解説していますのでご参考ください。

傷消しワックスで艶出し

小傷のセルフ補修アイテムとして、車に艶を与えると同時に小傷を目立たなくさせるためのワックスもあります。

コンパウンドと同じく浅い傷の補修に適しています。

傷消しワックスはボディカラーに合わせて様々な色の商品が販売されているため、車に適したものを選びましょう。

あらかじめワックスをクロスなどにしみこませたワックスシートもあります。

ワックスシートは開封して傷部分を拭くだけととても簡単に使用できるので、応急処置用に車に積んでおくのもいいかもしれません。

傷消しワックスの補修(修理)方法

STEP
事前に洗車を行う
STEP
マイクロファイバークロスにワックスを取って傷に塗り広げる
STEP
仕上げにワックスを拭き取り、傷が目立たなくなっていれば補修完了です。

タッチペンを使用する

タッチペンはピンポイントで傷消し剤を塗布することができるため、豆粒程度の小傷や水に濡れても消えない線傷などの補修に適しています。

タッチペンは、補修する車と同じカラーナンバーのものを選びます。

カラーナンバーは運転席側のセンターピラーなどに貼り付けされている型式表示プレートに記載されているので、あらかじめ確認しておきましょう。

自身の車のカラーナンバーのタッチペンが市販されていない場合は、オーダーすることも可能です。

タッチペンでの補修(修理)方法

STEP
使用前に傷の周りに付着した汚れを落とし、シリコンオフで油分を除去する
STEP
タッチペンで点を打つように傷を埋め、目立たなくなるまで塗り重ねる
STEP
乾燥させたら補修完了

以下の記事では、より詳しく解説していますのでご参考ください。

自分で直せる細かい傷(小傷)と直せない傷の見分け方

細かい傷や、小さく浅い傷であれば自己修理も可能ですが、中にはプロに任せた方が良いケースもあります。

その判断基準は、以下のとおりです。

<自分で直せる可能性のある傷>

  • へこみのないキズ
  • 水に濡らすと目立たなくなる程度の浅い傷
  • 爪で撫でても引っかからない
  • 塗装の下地部分は見えない

<業者へ依頼したほうが良い傷>

  • ボディにへこみや錆びがある
  • 塗装の下地部分が見えている
  • 広範囲にできている

へこみがある傷は、ごく小さいものであればパテを使用して自分で治すことも可能ではありますが、手順が大幅に増え、自己修理の初心者には難易度が高いといえます。

また、すでに錆が発生している場合は、傷そのものは小さく細かいものであってもプロに依頼しましょう。一見錆を落とせたように思えても、完全に落としきれていないことがあり、その状態で傷を補修してしまうと塗装の下で錆が広がってしまい、取り返しのつかないことになりかねません。

塗装の下地部分が見えている場合も同様です。下地まで露出している状態ならすでに雨水などが侵入している可能性が高く、パネルにダメージが発生していることもあります。

細かい傷でも無理せず業者への依頼がおすすめ

業者へ依頼するよりも安価に修理ができるセルフ補修ですが、塗装に関する知識が必要だったり、アイテムを使うにしても知識や技術がなくては逆に悪化させてしまう可能性もあります。

そのため、どんなに細かい傷であっても無理をしないことが大切です。

また仕上がりを求めるのであれば、最初から業者への依頼がおすすめです。

車についた細かい傷(小傷)の修理を業者に依頼する際の注意点

業者に細かい傷(小傷)の修理を依頼する際は、複数の店舗から見積もりを取って修理費用や修理の手順などを比較検討し、自分が納得できる場所に依頼しましょう。

預け修理になる場合は、代車サービスがあるかどうか、代車費用がかかるのかも確認しておくと安心です。ディーラーの場合は自宅まで納車してくれるケースもあります。

業者によっては飛び込みで傷の修理に対応してくれる場合もありますが、立て込んでいる場合は断られることもあるほか、修理費用の比較などもできるので見積もりを依頼したうえで持ち込むことをおすすめします。

車についた小傷の修理期間は?

車の傷修理にかかる期間は、傷の大きさや場所により変わります。

ボディについた10cm程度の擦り傷であれば、数時間~半日程度で完了するケースが多いです。へこみや歪みを伴う傷の場合や、特殊なボディカラーの場合はさらに数日かかるでしょう。

見た目は小傷であっても、塗装の下で錆が発生しパネルそのものに大きなダメージが発生しているなどでパネル交換が必要になった場合は、1週間以上かかることもあります。

なお、小傷でも保険を使う場合は保険会社による状態確認や見積もりも必要になるため、修理完了まで最低でも3日程度はかかると認識しておきましょう。

【原因別】車に小傷をつけないための対処法

車に小傷がつく原因は、日常の様々なシーンに潜んでいます。

ここでは、特に多く見受けられる小傷の原因と対策法をご紹介いたします。

飛び石による小傷

飛び石とは、前方の車や自車のタイヤに挟まった小石が飛んできて車に傷がつくトラブルのことをいいます。

高速道路や砂利道などは特に飛び石が発生しやすいですが、不意に石が飛んでくるため回避することは非常に困難です。

対処法

飛び石はスピードを出して走行するほど発生しやすく、石が衝突したときの衝撃も強まるため過剰にスピードを出さないよう意識しましょう。

また、前方の車と車間距離を十分に開けることで、飛び石による被害のリスクを下げることができます。

爪やキーホルダなどのひっかき傷

爪やキーホルダなどのひっかき傷

ドア付近についているひっかき傷は、開け閉めをするときに爪や鍵、キーホルダーなどと接触することでつく場合が多いです。

普段はスマートキーを使用していても、電池切れなどの際にキーを持ったままドアの開閉をしたことで傷がつくケースもあります。

対処法

ドアの開錠・施錠を行うときは、キーホルダーと鍵を一緒に握ってドアに当たらないよう注意しましょう。

また、ドアを開け閉めする際は慌てずゆっくりとドアノブを持ち、爪でドアを引っかかないよう意識することが大切です。

バックの金具やブレスレット、腕時計、指輪などのアクセサリーがボディに触れることも細かい線傷の原因となります。

洗車傷

洗車機

ボディに砂ボコリや泥などの汚れが付着したまま洗車を行うと、摩擦で細かい傷ができます。

また、硬い素材のブラシで塗装が傷つき、洗車傷ができるケースも。ホイールを洗ったスポンジやブラシに砂粒や小石が付着し、そのままボディをこすることで細かい傷ができることもあります。洗車機の場合、ブラシに異物が挟まっていることに気が付かないまま使用して傷がつくというケースもあります。

対処法

手洗い洗車と洗車機のどちらにしても、事前の水洗いで異物を落として摩擦が起きないよう意識しましょう。

手洗いする場合は柔らかい素材のブラシを選んだり、ボディとホイールでアイテムを使い分けることをおすすめします。

車の状態に合わせて、細やかな作業を提供してくれるプロに洗車を依頼しても良いでしょう。

自分で洗車を行うよりも、洗車傷ができるリスクを下げることが可能です。

いたずら

いたずらで付いた傷

屋外の駐車場に車を保管していると、子どもやお酒に酔った人によるいたずらで傷がつく場合があります。

他者のいたずらによる傷の場合、証拠が残っていれば保険を使って費用をカバーすることが可能です。

対処法

いたずらを防ぐにあたって最も有効な対策は、屋外に車を保管しないことです。

屋内駐車場の利用やガレージの設置が難しい場合は、ドライブレコーダーを用意しておくと良いでしょう。ドライブレコーダーはいたずらの瞬間が映像に残るだけでなく、設置するだけで抑止力となります。

ボディ全体を覆うカバーを使用するのも、いたずら防止対策のひとつです。

縁石や木の枝など障害物への接触

狭い路地の走行中や車庫入れ中、道路の縁石や木の枝など障害物との接触も原因のひとつです。

縁石などの段差を乗り上げる際、勢いよく上り下りをしたときに傷がついてしまったというケースが多く見受けられます。

対処法

縁石や段差に乗り上げるときは、正面ではなくやや斜めの角度からタイヤを片方ずつゆっくりと乗せることを意識しましょう。

また、山道など車道にまで木の枝が飛び出ている環境で走行する場合はあらかじめコーティングを施しておくこともおすすめです。

被膜に傷がつく可能性はありますが、ボディそのものに傷がつくリスクを下げられます。

車の小傷に関するよくある質問

車の小傷に関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。

車についた小傷はお湯で直せるって本当ですか?

通常、車についた小傷はお湯で直すことができませんが、小さなへこみ傷であれば、へこみ部分にお湯をかけて元の状態に戻す方法もあります。

しかし、ヤケドやケガなどのリスクが高く、正しい知識がなければ余計に傷を悪化させてしまう可能性があります。また、塗装の傷はお湯では修理できません。

お湯は手軽に準備できるものではありますが、リスクや仕上がりを考えると修理はその道のプロへ任せることが安心です。

黒い車の小傷をコンパウンドで補修できますか?

黒や暗い色、メタリック系の車でもコンパウンドの使用は可能です。

ただし粒子が粗いと白い磨き跡が残る可能性があるため、使用の際は極細目タイプや液体タイプのコンパウンドを選びましょう。

車についた小傷を直さないで放置するとどうなりますか?

小傷を放置すると、塗装が剥がれやすくなり傷の状態が悪化する可能性が高いです。

また、塗装が剥がれた傷口から水分や汚れが侵入し、塗装の内側で錆が発生する恐れもあります。

小傷を放置した場合、どれくらいで錆びますか?

塗装の表面だけに傷がついている状態であれば、錆びることはありません。

下地が露出している場合は、環境によっては1日程度で錆びが発生します。

特に雨が降ったあとや海岸近くで車を停めている場合、さらに錆びの進行が早まります。

どんなに小さな傷でも丁寧・迅速に対応!愛車に傷がついたらENEOSウイングへ

ENEOSウイングでは、細かい傷や浅い小傷の修理からヘコミを伴う深い傷の修理まで幅広く対応しております。

高い技術力を有したスタッフが対応することはもちろん、自社リペア工場を保有し豊富な設備・機材を揃え、「綺麗・早い・リーズナブル」な修理を実現していることが特徴です。

全国に店舗を展開しており、各地域にお住まいのドライバーにとって最も身近な存在として、安心のカーライフをサポートさせていただきます。

「傷修理のクオリティにこだわりたい」「依頼先選びで失敗したくない」とお考えの方は、お近くのENEOSウイングまでお気軽にご相談ください。

サービス取扱店舗は、以下より確認することができます。

まとめ

車の細かい傷(小傷)は目立たなくとも放置によって劣化が進み、最悪の場合は塗装の内側に錆びが広がる恐れがあります。

後から高額な費用を支払って修理に出すことがないよう、速やかに対処することが重要です。

浅い小傷であれば市販の傷消し剤を使用して目立たなくすることも可能ですが、専門的な技術や知識がなければ失敗に終わるリスクを伴います。

車の傷でお悩みの際は、全国各地に店舗を展開し、高品質かつリーズナブルな修理を提供しているENEOSウイングにお任せください。


免責事項

本サイトでは、読者の皆さまに役⽴つ情報をお届けできるよう⼼がけておりますが、掲載内容のご利⽤にあたっては、ご⾃⾝の判断でご活⽤いただけますようお願いいたします。

内容についてはできる限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、その正確性や最新性を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。

また、本サイトからリンクされている外部サイトの情報につきましても、当社では責任を負いかねますので、併せてご了承ください。

コラムに関するご意見について

本コラムの内容につきまして、誤りやお気づきの点がございましたら、ぜひお知らせください。 読者の皆さまからのご意⾒をもとに、より分かりやすく、正確な情報をお届けできるよう改善に努めてまいります。

お⼿数ではございますが、下記のコラムお問い合わせ窓⼝よりご連絡をお願いいたします。

コラムお問い合わせ窓⼝
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

コメント

コメントする

上に戻る