コーティング車の水垢取りのおすすめシャンプーとは?原因や取り方まで解説

綺麗にコーティングしている車でも外で保管していたり、汚れた車をそのままにしていると水垢が発生する場合があります。

水垢が付着した状態では見た目も悪く、塗装の劣化を早める可能性があるため、早めの除去が大切です。

この記事では、コーティング車の水垢取りにおすすめのシャンプーの紹介から、原因や水垢の取り方を詳しく解説いたします。

目次

コーティング車に水垢が付着する原因とは

車を綺麗に保つためにコーティング施工をしていても、長年使用していると水垢が発生することがあります。

コーティング車の水垢の原因として、以下5つがあげられます。

  • 水洗いだけで洗車している
  • 雨が降っても放置している
  • 洗車後の吹き上げが不足している
  • 炎天下で洗車をしている
  • 洗車に井戸水を使用している

原因について詳しく見ていきましょう。

水洗いだけで洗車している

水垢の原因となる汚れには、「油性」「水性」の2種類があります。

  • 「水性」の水垢:埃や花粉、黄砂などが雨と一緒に流れて乾燥した汚れ
  • 「油性」の水垢:車で使用されている油脂類が雨と一緒に流れて乾燥した汚れ

水性の水垢であれば、水洗いでほとんど落とすことができますが、油性の水垢は水洗いだけでは落としきれず残ってしまう可能性があります。

そのため、汚れの種類によって洗い方を変える必要があります。

雨が降っても放置している

雨には、花粉やPM2.5、黄砂、自動車や工場から排出される汚染物質など、有害な汚れが数多く含まれており、量に応じて強い酸性雨へと変化します。

酸性雨の水分が乾く(蒸発)と、不純物だけが白くボディに残り水垢の原因となる可能性があります。

特に、不純物のなかでも花粉や黄砂のような「アルカリ性物質」は、塗装の内部へとグイグイ染み込んでいきます。

雨に打たれた場合は、こまめに洗車をして付着した汚れを落とすことが大切です。

洗車後の拭き上げ不足

水道水には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが含まれています。

どんなに綺麗に洗っても、洗車時に拭き残しがあると、それが塗装面で乾いてミネラル分が白いシミとなって残ります。

洗車後の拭き上げは、拭き残しのないように丁寧に行いましょう。

ちなみに、ミネラル分が白いシミになったものは水垢の一種であるイオンデポジットと呼ばれています。

炎天下で洗車をしている

炎天下で洗車でも水垢を付着させる原因のひとつです。

特に夏場は気温が高いためボディが高熱化し、ボディに付着した水分はあっという間に蒸発し水垢となります。

そのため、洗車を行う際は、炎天下となる日中は避け、気温が下がっている時間帯に行いましょう。

洗車に井戸水を使用している

井戸水は、水源から自然ろ過されているため、 通常の水道水よりミネラル成分が豊富に含まれています。

また、不純物も含まれているため、井戸水が水垢となると、溶解や研磨が必要となるケースもあり、水道水の水垢よりも厄介です。

洗車時に井戸水の使用は避けましょう。

コーティング車に付着した水垢の取り方

どんなに水垢が付着しないように気をつけていても、水垢は付着します。

コーティングを施した車に付着した水垢を取る場合は、市販のアイテムを使って落とすか、業者へ依頼するかの2パターンになります。

自分で水垢を落とす

自分で水垢を落とす場合の手順は以下の通りです。

STEP
バケツ、カーシャンプー、クロス、スポンジを用意する
STEP
水をたっぷりかけて、洗い流せる汚れを落とす
STEP
カーシャンプーをよく泡立てる
STEP
上から下に向けて、泡がついたスポンジで優しく洗う
STEP
頑固な汚れには、状態に合わせて洗剤を変えて個別に対処する
STEP
すすぎ残しがないように、念入りに洗剤を流す
STEP
吸水力のある、やわらかいクロスで拭き上げる
STEP
拭き残しがないか最終チェックをしたら終了

メンテナンスキットがある場合は、付属のマニュアルに従いましょう。

また、カーシャンプーは水垢の状態によって使い分ける必要があります。詳しくは後述しますのでご参考ください。

なお、自分で水垢を落とす場合は、自分の都合に合わせて行えるメリットはありますが、洗車方法を誤ると、コーティングの保証内容次第では対象外になるリスクがあります。

水垢に限らず、コーティング車をセルフメンテナンスする際は、保証内容を確認してから行なうことが大切です。

業者に水垢取りを依頼する

水垢の固着がひどいケースなど自分での水垢取りが難しい場合は、専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

プロの技術でしっかりと水垢を除去し、車のコーティングを保護しながら綺麗に仕上げてくれます。

また定期的にプロにメンテナンスをお願いすることで、コーティングの耐久性も長く期待できるでしょう。

コーティング車向けの水垢取りおすすめ洗剤は?洗剤選びのポイント

コーティング車に付着した水垢は水だけでは、なかなか取れるものではありません。

水だけで取れない場合は、付着した水垢の状態や水垢の種類によってカーシャンプーを使い分けましょう。

ここでは洗剤選びのポイントを紹介します。

水性の水垢には「中性または弱酸性」のシャンプーがおすすめ

水性の水垢には、中性または弱酸性のカーシャンプーが効果的です。

中性または弱酸性のシャンプーは、車のコーティングを傷つけることなく水垢を優しく除去できます。

油性の水垢には「弱アルカリ性」のシャンプーがおすすめ

油性の水垢の場合、弱アルカリ性のシャンプーが適しています。

弱アルカリ性のシャンプーは油分を効果的に分解し、洗い流してくれます。

ただし、コーティングの種類によっては弱アルカリ性のシャンプーが不適切な場合もあるため、使用前に製品の説明をよく読むことが重要です。

頑固な水垢には「専用除去剤」の使用がおすすめ

通常のシャンプーで落ちない頑固な水垢には、水垢専用除去剤を用いて落としていきましょう。

しかし、水垢専用除去剤は強力な除去力を持つため、使用方法を正確に守り、コーティングを傷めないよう注意が必要です。

コーティング車への水垢付着を予防する方法

コーティング車への水垢の固着を防ぎ、美しさを長く継続するためには適切なメンテナンスが必要となります。

ここでは、水垢付着を予防する方法3つをご紹介いたします。

洗車後はしっかりと拭き取る

洗車後の水分は速やかに拭き取ることが重要です。水滴が乾燥すると水垢が発生しやすくなります。

特に、コーティング車では水滴の跡が残りやすいため、吸水性の高いマイクロファイバークロスなどを使用し、丁寧に拭き取りましょう。

月に1〜2回程度の定期的な洗車を心がける

コーティング車を長持ちさせるには、定期的な洗車が効果的です。

月に1〜2回の洗車で汚れを放置せず、水垢の形成を防ぎます。

特に、雨上がりや汚れが目立つ時は早めの洗車がおすすめです。

水垢の種類や汚れにあった取り方で洗車する

水垢の種類や汚れの種類に応じて洗車方法を変えることも大切です。

前述の通り、水性の水垢には中性または弱酸性のシャンプーを、油性の水垢には弱アルカリ性のシャンプーを使用するなど使い分けましょう。

また水垢に限らず、ボディに付着した汚れを落とす際は、コーティングを傷めないためにも、強く擦らず優しく丁寧に洗い流します。

たとえば、泥汚れは先にたっぷりの水で洗い流し、その後カーシャンプーを用いて洗うと効果的です。

このように、適切な洗車方法で、水垢の形成を効果的に防ぐことができます。

コーティング車に付着した水垢が落とせない場合はENEOSウイングへ

自分での水垢取りが困難な場合やコーティングを傷めないか不安な場合は、ぜひENEOSウイングにお任せください。

コーティングや洗車に関する豊富な知識と高い技術を持ったスタッフが、コーティング車特有の水垢を効果的に取り除きます。

ENEOSウイングは高い技術を持ったコーティング施工スタッフが多数

ENEOSウイングは、経験豊かな専門スタッフを多数在籍しています。

コーティング車の特性を理解し、水垢取りやコーティング施工に関して高い技術を持っていますので、安心してお任せいただけます。

キーパーコーティングはコーティング施工時に水垢取りも実施

ENEOSウイングでは、キーパーコーティングというコーティングサービスを提供しています。

キーパーコーティングでは、コーティング施工時に水垢の除去も行い、車の外観を美しく保つと共に、コーティングの効果を最大限に活かすことができます。

水垢が付着している、かつコーティングの施工を考えている方は、ぜひお近くのENEOSウイングへご相談ください。

コーティング車の水垢取りに関するよくある質問

最後に、コーティング車の水垢取りに関するよくある質問を回答と一緒にまとめました。

ウォータースポットは中性洗剤で落とせますか?

ウォータースポットは、塗装面に付着した水シミが悪化して陥没した状態になっているため、中性洗剤では落とすことができません。

できてしまったウォータースポットの状態にもよりますが、コンパウンド入りのワックスなどで対処が可能な場合もあります。

しかし、無理に擦ろうとしたり、ウォータースポットの状態にあっていないアイテムを使用したりすると、返って状態を悪化させる可能性もあります。

そのため、ウォータースポットができた場合は、自分で落とそうとせず、業者に依頼して除去してもらう方が安心です。

車の水垢やウロコはクエン酸、重曹などで落とせますか?

クエン酸や重曹は水垢除去に有効な選択肢です。

クエン酸は弱酸性で水垢を溶かしやすく、重曹は汚れを優しくこすり落とします。

ただし、コーティング車の場合は、これらの物質がコーティングに影響を与えないか注意が必要です。

自分で水垢取りを行う場合は、自己責任のもと行う必要があります。

車の水垢がなかなか落ちません。どうしたらいいですか?

水垢が固くて落ちにくい場合は、水垢専用の除去剤を使うことを検討しましょう。

強力な洗剤は、固形化した水垢に対しても効果的です。

ただし、コーティング面への影響を最小限に抑えるため、製品の指示に従って慎重に使用することが重要です。

また強く擦りすぎるとコーティングを傷めかねないため、除去剤を使用しても落ちない場合は業者へ依頼するようにしましょう。

まとめ

この記事では、コーティング車における水垢の問題とその対処法について詳しく解説しました。

水垢の主な原因は硬水や雨水の混合物であり、特にコーティング車ではその取り方に注意が必要です。

もしも水垢が付着してしまった場合は、適切なシャンプーの選び方や使用方法を守り、実施してください。

水垢が落ちにくい場合や自分での水垢取りに不安を感じる場合は、ENEOSウイングへご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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