ガソリンスタンドは、車を所有する人にとって身近な場所であり、現代の生活のインフラを支える重要な役割を果たしています。
「車が好きで車に携わる仕事がしたい」「カーライフを支える接客業に興味がある」などの理由で、ガソリンスタンドの仕事を検討している方もいるでしょう。
この記事では、ガソリンスタンドの具体的な仕事内容や向いている人の特徴、仕事のやりがいやメリットなどについて詳しく解説します。
ガソリンスタンドや車に携わる仕事に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
ガソリンスタンドの仕事内容は?
ガソリンスタンドの仕事と聞くと、多くの方がガソリンや軽油を車に給油する作業を思い浮かべるかもしれません。
しかし、実際には給油だけではなく、タイヤやオイル交換、板金、洗車、車検など、車に関わる幅広いサービスを提供している店舗もあります。
また、ガソリンスタンドには、スタッフが給油やメンテナンスを行う「フルサービススタンド」と、ドライバーが自分で給油を行う「セルフサービススタンド」の2種類があり、それぞれで仕事内容が異なります。
ここでは、フルサービスとセルフサービスそれぞれのスタンドにおける主な仕事について解説します。
フルサービススタンドの主な仕事
フルサービススタンドとは、すべてのサービスをスタッフが提供するガソリンスタンドのことです。
主な業務としては以下が挙げられます。
- 来店したお客様の車の誘導
- 給油対応
- 車体のクリーニングや車内ゴミの回収
- キャンペーンや物品販売などの案内
お客様が来店したら、まずは車を安全に誘導し、サービスを行う場所へ案内します。
給油をされるお客様には、レギュラー・ハイオク・軽油などの燃料の種類と給油量を確認します。そして指定された量を給油し、精算を行います。
また、店舗によっては給油中に車体をきれいに拭いたり、車内のゴミを回収する場合もあります。
さらに店舗で行っているキャンペーン情報や、店舗で扱う商品の案内も重要な業務の一つです。
お客様の困りごとをお伺いし、追加のサービスを提案することもあります。
セルフサービススタンドの主な仕事
セルフサービススタンドとは、給油や精算などをドライバー自身が行うガソリンスタンドのことです。
セルフサービススタンドの主な業務は以下が挙げられます。
- お客様の給油サポート
- 車の誘導や整列案内
- 点検や関連商品の販売、キャンペーンなどの案内
給油自体はお客様が行いますが、給油の様子は事務所内のモニターで確認し管理しています。スタッフが「給油許可ボタン」を押すことで、お客様は給油をすることができます。
操作方法がわからないなどお客様が困っている際には、スタッフが適切な説明やフォローを行います。
また、店舗が混雑している場合は、必要に応じて車の誘導や整列の案内を行うこともあります。
お客様と接する機会はフルサービススタンドより少ないものの、必要に応じて点検や関連商品の販売、キャンペーンなどの案内をします。
また、セルフサービススタンドは24時間営業の店舗もあり、その場合夜勤もあります。
勤務場所や店舗によって夜勤の時間は異なりますが、20:00~翌朝8:00を夜勤と呼ぶことが多いようです。
基本的に仕事内容は昼間と変わらないことが多いですが、夜勤は基本的に深夜手当があるため、日勤よりも給料が高い傾向にあります。
ガソリンスタンドの仕事の魅力

ガソリンや車のことに詳しくなり、日常生活でも役立つ
車やバイクに関する知識が身につくので、車好きの方にとっては大きなメリットでしょう。
さまざまな車種の給油方法や洗車、オイル交換やタイヤ交換など、車のメンテナンスや整備に関することに詳しくなります。
プライベートでも車を運転する、もしくは将来車を購入予定の方にとって、仕事を通じて学んだ車の知識は、きっと役に立つでしょう。
接客スキルの向上
ガソリンスタンドには年齢や男女問わずさまざまなお客様が来店します。
特にフルサービススタンドでは、お客様と接する機会が多くコミュニケーション能力が必要になります。
ガソリンスタンドの仕事を通じてコミュニケーション能力やサービス精神を磨くことができ、さまざまな職種で役立つスキルを習得できるでしょう。
ガソリンスタンドの仕事はきついって本当?
ガソリンスタンドの仕事はやりがいのある仕事である一方、夏の暑い時期でも外で作業を行う必要があるなどきついイメージを持つ方もいるでしょう。
事実、ガソリンスタンドで働いたことのある方の口コミでは以下のような声が見受けられます。
「日焼けしたくない人や暑い寒いが苦手な人にはきついかもしれません」
「洗車は車全体を拭き上げるため体力的にきついです」
屋外の作業や立ち仕事を避けたいと思う方にとっては、きつい仕事と捉えることもあるかもしれません。
例えばセルフサービススタンドの場合は、監視がメインになるため体力的には負担が少ない傾向にあると言えるでしょう。
ガソリンスタンドは、運営形態や提供するサービスの内容で仕事内容も大きく変わります。
仕事内容によってはきついと感じることもあるかもしれませんが、その分魅力も多く、楽しく、またやりがいを持って仕事をしている方は多いです。
ガソリンスタンドでのアルバイトの体験談については、以下記事でも詳しく紹介しているので参考にしてください。

ガソリンスタンドの仕事に向いている人の特徴
ガソリンスタンドの仕事は以下のような人に向いているでしょう。
- 車やバイクが好き
- 細かい作業が得意
- 体力に自信がある
- 人と話すことが好き
ガソリンスタンドでは、日常的に車やバイクに携わるため、車やバイクが好きな人にとってはぴったりの職場です。
また、給油機の操作や手洗い洗車など、細かい作業も多いため細部まで気が配れる人にも向いていると言えるでしょう。
ガソリンスタンドの働き方にはどのようなものがある?
ガソリンスタンドでは、パート・アルバイトから正社員まで、さまざまな働き方があります。
パート・アルバイト
ガソリンスタンドの求人は、地元の求人誌やインターネットの求人サイトでよく見かけます。学歴や職歴を問われることは少なく、高校生からシニア世代まで幅広い年代の方が活躍しています。
また、パートやアルバイトからスタートし、正社員を目指せるケースもあります。
正社員
正社員として働く場合、石油製品を販売する企業に就職するのが一般的です。
正社員は、パート・アルバイトと同じく給油や接客などの業務を行うだけでなく、以下のような役割を担うケースが多くあります。
- アルバイトのシフト管理や指導
- 売上や在庫の管理
- 本社との連絡・調整
このように、責任ある仕事を任されるため、キャリアを築いていきたい方にとって魅力的な職場といえます。
ガソリンスタンドは、柔軟な働き方からキャリアアップまで、さまざまな働き方が可能な職場です。
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株式会社ENEOSウイングは、石油製品の国内シェア50%以上を占めるENEOSグループの連結子会社です。
全国に300以上のサービスステーションを展開し、日本の物流インフラを支える重要な役割を担っています。
ガソリンや軽油の販売以外にも、カーコーティングや洗車、板金、オイル交換やタイヤ交換など、車に関するさまざまなサービスを提供しています。
カーメンテナンスの収益力は業界内で断トツ1位の実績を誇り、16〜20年度の間に5年連続で最高益を達成するなど、安定した成長を続けています。
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ガソリンスタンドの仕事に関するよくある質問
最後に採用についてよくある質問を回答と一緒にまとめました。
ガソリンスタンドで働くには資格が必要ですか?
ガソリンスタンドで働くには、資格取得は必須ではありません。
しかし、資格を取得していると採用時に有利になる場合があり、業務内容や待遇面で差が出る可能性もあります。
例えば、ガソリンや灯油などの危険物の取扱いが認められる「危険物取扱者(乙種第4類)」や「自動車整備士(1,2,3級)」や「自動車検査員」などは、ガソリンスタンドで働くうえで取得していると大きな強みになります。
ガソリンスタンドが忙しい時間帯は?
平日のオフィス街にあるガソリンスタンドは、営業車や商用車が移動を開始したり、会社や指定の駐車場に戻ったりする時間帯に忙しくなる傾向があります。
午前中では8時~11時ごろ、夕方では17時~19時ごろが交通量のピークとなり、近隣のガソリンスタンドも混雑するケースが多いようです。
こうした時間帯には、給油や洗車などの利用が集中するため、スタッフにとっても忙しい時間帯と言えるでしょう。
まとめ
ガソリンスタンドの仕事は、給油や洗車といったサービス提供だけでなく、お客様とのコミュニケーションや車の安全をサポートする役割も担っており、現代のカーライフを支える重要な職業です。
車が好きな方、人と接することが得意な方、体を動かす仕事が好きな方などに特に向いている仕事といえます。
また、接客スキルや車の知識を身につけることで、将来的なキャリアの幅も広がるでしょう。
ENEOSウイングでは、充実した研修制度と多彩なキャリアパスが整っており、未経験の方でも安心してスタートできます。 仕事を通じて社会貢献しながら、自身のキャリアを築きたいとお考えの方は、ぜひENEOSウイングで一緒に働きませんか?
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