昨今のガソリン価格の高騰により、車に乗る機会を減らそうと考える方も多いと思いますが、日常的に車を使わざる得ないケースもあることでしょう。
そのため、「少しでも燃費を良くして、ガソリン代を節約したい」と思う方は多いはずです。
実は、エンジンオイル交換を適切に行うことで、燃費の改善が期待できるのをご存知ですか?
この記事では、エンジンオイルの役割や燃費への影響、そしてエンジンオイル交換の目安や注意点など詳しく解説します。
燃費の改善だけでなく、エンジンのコンディションを良好に保つためにも、ぜひ最後までご覧ください。
燃費が悪くなる原因は?エンジンオイルの影響大

燃費の悪化にはさまざまな要因が挙げられます。
例えば、タイヤの空気圧不足、急発信・急加速など運転動作に関するもの、エンジンオイルの劣化などです。
ここでは、上記で例に挙げた要因がどのように燃費に影響するのか見ていきます。
タイヤの空気圧不足
空気圧が不足するとタイヤと地面の接地面積が広がり、回転抵抗が増加してエンジンに余分な負荷がかかります。
これによりアクセルを踏む量が増え、燃料消費が増加して燃費悪化の原因になります。
急発進・急加速
燃料を多く消費するのは、アクセルを強く踏み込む発進や加速時です。
特に急発進や急加速はエンジン回転数が急激に上がり、大量の燃料消費につながります。
エンジンオイルの劣化
エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を軽減し、スムーズに動作させる役割を果たしています。
オイルが劣化すると潤滑性能が低下し、金属パーツ同士の摩擦が増加してエンジンに余計な負荷をかけてしまいます。
そのため、エンジンオイル交換を定期的に行わなければ、エンジンの調子や燃費効率に大きく影響してくるのです。
エンジンオイル交換をしないと燃費が悪くなる理由

エンジンオイルは、使用を続けるうちに熱や圧力の影響で粘度が変化し、汚れや金属粉が混ざることで劣化していきます。
オイルが劣化すると潤滑性能が低下し、エンジン内部の摩擦が増加します。
その結果、エンジンの動作効率が低下し、余計なエネルギー(燃料)を消費することで、燃費の悪化につながります。
新しいエンジンオイルに交換することで、潤滑性能が回復して摩擦が減少し、エンジンの動作がスムーズになります。
さらに、エンジン内部の汚れも取り除かれるため、エンジン本来の性能が引き出され、燃費の改善が期待できます。
燃費の悪化を防ぐ!エンジンオイル交換のポイント

ここでは、燃費の悪化を防ぐための、エンジンオイル交換のポイントを紹介します。
ただし、エンジンオイルは車種ごとにメーカー推奨のものがあるため、必ず取扱説明書も確認しましょう。
車にあったエンジンオイルを選ぶ
粘度
エンジンオイルの粘度とは、オイルの「流れやすさ」を示す性質のことです。粘度が低いオイルのほうが、さらさらと流れやすいため、エンジン内をスムーズに循環し、摩擦を減らして燃料消費を抑える効果が期待できます。
また低温時でもエンジンがスムーズに動作しやすく、暖機運転の時間を短縮できるため、さらに燃料の節約につながります。
ベースオイル
ベースオイルはエンジンオイルの主成分で、「全合成油」「鉱物油」「部分合成油」の3種類があります。
燃費の良さを重視する場合は、「全合成油」がおすすめです。
高温下でも粘度が安定し、エンジン内部の摩擦を抑える性能が高いため、エンジン効率の向上と燃費改善が期待できます。
性能
エンジンオイルには、耐久性や酸化安定性などの性能基準に基づく規格があり、省燃費性に優れたオイルもあります。
燃費向上を目的に選ぶ場合は、粘度だけでなく、省燃費性能が認められた規格に適合しているかも確認しましょう。
エンジンオイルの適切な交換時期を守る
どれだけ高性能なエンジンオイルでも、適切な時期に交換しなければ、オイルは劣化し燃費も悪くなります。
交換時期や頻度は、車のメーカーや使用条件によって異なるため、車両の取扱説明書を参考に、適切な頻度で交換しましょう。
一般的な目安としては、走行距離5,000〜10,000km、または6ヶ月ごとの交換が推奨されています。
また、エンジンオイルの汚れやゴミをろ過するフィルター状の部品「エンジンオイルフィルター」も定期的に交換する必要があります。
オイルを交換しても、フィルターが汚れていると、エンジンの摩耗や故障などトラブルにつながる可能性があります。
エンジンオイル交換2回につき1回はエンジンオイルフィルターも一緒に交換すると良いでしょう。
ENEOSウイングでは、エンジンオイルの知識が豊富なスタッフが、お客様の車に最適なオイル選びから交換作業まで丁寧にサポートいたします。
オイル交換に関する疑問やご相談も、お気軽にお問い合わせください。
「エンジンオイル交換をしたら燃費が悪くなった」という声も。その理由は?

エンジンオイルの交換で燃費改善が期待できる一方で、「オイル交換後に燃費が悪くなった」という声が聞かれることがあります。
その理由として以下のような可能性が考えられます。
粘度の不適合
エンジンに適さない粘度のオイルを使用すると、潤滑性能が十分に発揮されず、エンジンに過剰な負荷がかかり、燃費が悪化する可能性があります。
オイル量の不適切
オイルの量が多すぎる、または少なすぎる場合、エンジンの動作効率が低下し、燃費に悪影響を与えることがあります。
古いオイルの残留
古いオイルが完全に抜ききれておらず、新しいオイルと混ざった場合、潤滑性能が十分に回復せず、燃費改善の効果が得られないことがあります。
オイルフィルターの劣化
オイルフィルターが劣化していると、オイルの流れが妨げられ、潤滑効果が低下し、燃費悪化につながる可能性があります。
エンジンオイル交換が適切に行われていても、他の要因が重なり、燃費が悪くなったと感じる場合があります。
例えば、オイル交換後に山道や坂道、高速道路などの走行が増えると、エンジンに負荷がかかりやすくなり、燃費が悪くなったと感じることがあります。
また、冬は気温の低下でエンジンが冷えやすく、暖機運転に時間がかかるため、ガソリン消費量が増えて燃費が悪化しやすくなります。
最適なエンジンオイルへ交換するためにも作業はプロへ依頼を

エンジンオイル交換は、車の安全な走行を保つために欠かせない重要なメンテナンスです。
自分で作業することも可能ですが、適切に交換できていない場合、かえって燃費が悪化したり、エンジンに負担がかかるリスクがあります。
そのため、専門的な知識や作業経験がない場合は、プロに依頼するのがおすすめです。
エンジンオイル交換を依頼できる主な業者と特徴は以下の通りです。
業者 | 特徴 |
---|---|
ディーラー | 費用はやや高めだが、メーカー推奨のオイルを使用し、高品質なメンテナンスが受けられる |
整備工場 | 費用やサービス内容が工場ごとに異なるため、事前の確認が必要 |
カー用品店 | 豊富な種類のオイルの中から選ぶことができ、工賃が比較的リースナブル |
ガソリンスタンド | 費用が比較的安価で、給油や洗車のついでに気軽に依頼できる便利さがある |
依頼先によって、費用やサービス内容が異なるため、自分の希望に合う業者を選ぶことが大切です。
定期的なエンジンオイル交換は燃費以外にもメリットあり!

エンジン負担の軽減と快適な走行の維持
エンジンオイルは、部品間の摩擦を軽減し、冷却効果を発揮することでエンジン内部の負担を減らします。
これによりエンジン音の静粛性が高まり、滑らかで快適な走行が可能になります。
さらに、適切なオイルを使用し、定期的に交換することで部品の摩耗を抑え、エンジンの性能維持や長期的な安定稼働にもつながります。
劣化したオイルを使い続けると、潤滑性能が低下し、エンジン内部の部品が摩耗し、エンジンの性能低下や異音の発生につながる可能性がありますので注意が必要です。
この状態を放置すると、最悪の場合、エンジンが焼き付き、走行不能になるだけでなく、高額な修理費用やエンジンの交換が必要になる可能性があります。

排気ガスの質改善と環境負荷の軽減
新しいオイルは燃焼効率を高めることができるため、排出ガス中の有害物質を減少させる効果が期待できます。そのため、環境への負荷を抑えたクリーンな走行が可能になります。
ENEOSウイングで安心のエンジンオイル交換!経験豊富なスタッフが対応

ENEOSウイングでは、経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、お客様一人ひとりの車種や使用状況に合わせて最適なエンジンオイルをご提案します。
オイルの選定から交換作業まで、すべてプロが担当するため、車に詳しくない方でも安心しておまかせいただけます。
また、ENEOSウイングは全国に店舗を展開するガソリンスタンドとして、オイル交換だけでなく、給油や洗車など、幅広いサービスをご提供しています。
愛車のメンテナンスを一度にまとめて行える利便性の高さも魅力です。
エンジンオイル交換はもちろん、日常の給油やメンテナンスも、ぜひENEOSウイングに安心してお任せください。
エンジンオイル交換に関するよくある質問

最後に、オイル交換についてよくある質問について解説いたします。
エンジンオイル交換の費用はどれくらいですか?
エンジンオイルの交換費用は、依頼する業者や使用するオイルの種類、車の排気量、オイルフィルターの交換有無などによって大きく変わります。
そのため、一概に「いくら」と断定するのは難しいため、費用を把握するためには、事前に店舗へ問い合わせて見積もりを取るのがおすすめです。
以下の記事では、ENEOSウイングのオイル交換料金について詳しく解説していますので、参考にしてください。

エンジンオイル交換は自分でも可能ですか?
エンジンオイル交換は自分でも可能ですが、事前に必要な工具の準備や、手順の把握など、十分な知識が必要です。
オイル量が適切でない場合や古いオイルが完全に抜けきっていない場合、エンジンの動作不良や燃費悪化の原因になることがあります。
そのため、エンジンオイル交換に不安がある場合は、プロに依頼するのが安全で確実な選択です。
まとめ
エンジンオイル交換は、燃費の改善だけでなく、エンジンの負担軽減や寿命延長にもつながる重要なメンテナンスです。
オイルが劣化すると燃費悪化やエンジントラブルの原因にもなるため、適切な時期に交換することが大切です。
「少しでも燃費を良くしたい」「愛車に長く快適に乗り続けたい」とお考えの方は、ぜひエンジンオイルの定期的な交換を心がけましょう。
ENEOSウイングでは、経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、お車に最適なオイルをご提案いたします。
安心のオイル交換は、ぜひENEOSウイングへお任せください。
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