スライドドアの凹み修理はいくらかかる?傷の度合いや車種別の費用から期間など徹底解説

事故や飛来物など原因は様々ですが、スライドドアに凹みが生じると、見栄えはもちろんドアの開閉に支障をきたしてしまいます。

さらには最悪のケースでは、事故につながる恐れすらあります。

今回は、スライドドアに凹みが生じてお悩みの方に向けて、一般的な相場から車種別のスライドドアの凹み修理費用、修理期間や修理依頼時の注意点などについて解説していきます。

スライドドアの修理・交換を安く抑えるポイントも紹介していますので、ぜひご参考ください。

目次

車のスライドドアの傷・凹みの修理または交換にかかる費用相場

車種やボディのカラー、キズの大きさ・深さによって修理費用は異なりますが、ここではスライドドアの修理・交換の費用相場について説明します。

小さな引っかき傷の場合

スライドドアについた傷が、「塗装の下地まで達していないキズ」や「水をかけると目立たなくなるキズ」のような浅い傷の場合、修理費用の相場は1万円〜5万円ほどです。

凹みを伴う場合

スライドドアに凹みが生じている場合の修理には2万円〜5万円が相場とされています。

凹みが大きい場合は、中の配線にまでダメージが及んでいることも考えられるため、できるだけ早くプロに修理を依頼するようにしましょう。

車のスライドドア交換にかかる費用の相場

スライドドアを交換する場合の費用相場は、国産車が10万円〜、外国車は30万円〜です。

交換を行う場合、1週間以上の修理期間がかかる可能性があるため、余裕を持って依頼するようにしましょう。

【車種別】スライドドアの凹み修理にかかる費用相場

アルファードのスライドドアの凹み修理費用

アルファード

アルファードはトヨタの上級モデルとして位置づけられる3ナンバーサイズの大型ミニバンです。

あらかじめスマートキーで操作を予約しておくと、キーを近づけただけでスライドドアがオープンする機能が搭載されていることからファミリー層に人気の車種となっています。

またアルファードは両側に電動スライドドアが標準装備されているため、仮に両側ともに凹みができた場合は大きな出費となる可能性があります。

項目費用相場
修理5万円〜8万円
交換15万円〜20万円

※上記金額はスライドドア1枚あたりの相場です。

セレナのスライドドアの凹み修理費用

セレナ

ミニバンクラスNo.1の広さでどんな家族にも快適な空間を提供してくれる万能のファミリーカー「セレナ」。

2022年11月にフルモデルチェンジが行われ、「両側スライドドアにハンズフリー機能を搭載」し、競合車より開口部が広い仕様になりました。

スライドドア自体が大きくなったため、修理費用が気になるところですがセレナのスライドドア凹みにおける修理費用の相場は以下の通りです。

項目費用相場
修理2万円〜4万円
交換7万円〜12万円

ステップワゴンのスライドドアの凹み修理費用

ステップワゴン

ファミリーに人気のある、親しみやすさを感じるシンプルなデザインのミニバン「ステップワゴン」。

2022年5月にフルモデルチェンジが行われ、新型ステップワゴンにはドアハンドルに軽く触れただけでスライドドアが開閉する静電タッチセンサー式の両側パワースライドドアが搭載されています。

ステップワゴンのスライドドアに凹みが生じた場合の修理費用は以下の通りです。

項目費用相場
修理3万円〜5万円
交換7万円〜12万円

スペーシアのスライドドアの凹み修理費用

スペーシア

スペーシアは、広々とした室内空間とラゲッジスペースが最大の魅力の軽自動車です。

スペーシアのスライドドアは、パワースライドドアを閉めている途中でもロックの予約ができたり、スライドドア作動中に好きな位置で開閉をストップできる便利な機能が充実しています。

その他にもスペーシアのスライドドアにはさまざまな便利機能が搭載されているため、修理を行う際は凹み修理はもちろん、システムが正常に作動しているかの確認等も重要になるでしょう。

スペーシアのスライドドアの凹み修理にかかる費用相場は以下の通りです。

項目費用相場
修理3万円〜5万円
交換7万円〜10万円

ヴォクシーのスライドドアの凹み修理費用

ヴォクシー

ヴォクシーは、トヨタのミディアムクラスのミニバンでノアの兄弟車です。

助手席側はパワースライドドアが標準装備となっている他、車内フロントルームランプ横に設置されたボタンでも開閉操作ができる便利な機能を搭載しています。

そんなヴォクシーのスライドドアの凹み修理費用は以下の通りです。

項目費用相場
修理3万円〜5万円
交換7万円〜12万円

ノアのスライドドアの凹み修理費用

ノア

ロングドライブを快適にしてくれる機能が搭載された次世代のファミリーカー「ノア」。

ノアのスライドドアはオプションになりますが、足先をかざすだけで自動でスライドドアを開ける「ハンズフリー機能」を搭載することができます。

また、スライドドアを開くと同時にステップが出てくることも、ノアのスライドドアの特徴です。

ノアのスライドドアの凹み修理費用は以下の通りです。

項目費用相場
修理4万円〜8万円
交換7万円〜12万円

ハイエースのスライドドアの凹み修理費用

ハイエース

ハイエースは、1967年にデビューして以来、日本はもちろん世界中で愛されてきたトヨタの伝統的なワンボックスタイプのミニバンです。

ハイエースのスライドドアは軽く、開口幅が大きいことが特徴です。開口幅が大きいこともあり、修理費用は他の車種に比べるとやや高くなる傾向にあります。

ハイエースの修理費用相場は以下の通りです。

項目費用相場
修理6万円〜10万円
交換10万円〜14万円

車のスライドドアの修理で交換となるケース

ここまでスライドドアの修理費用についてご紹介してきましたが、板金修理で済む凹みなのか、ドア交換が必要な凹みなのか気になる方も多いと思います。

ここでは、交換となるケースについてみていきましょう。

凹みが大きい場合

大きく凹んだスライドドア

スライドドアが大きく凹んでしまった場合、元の状態に戻すことが難しく、たとえ戻せたとしても違和感が残ってしまう可能性があります。

そのため、板金修理ではなく交換となるケースが高いでしょう。

また、凹みが大きい場合、スライドドアの中にあるサイドインパクトビームが変形や損傷している場合もあります。

サイドインパクトビームは、側面からの衝撃を緩和し、乗車している人を守るための鋼材です。

この鋼材に変形や損傷が見られる場合、その後の安全性が危ぶまれるため交換が必要となります。

ドアの素材がアルミやカーボンの場合

傷が浅い場合は、スライドドアを交換せずに済むケースがほとんどです。

しかし、ドアの素材がアルミやカーボンの場合は板金修理ができないため、大きな凹みはもちろん浅い傷であってもドア交換となる可能性があります。

交通事故による凹みの場合

交通事故

交通事故による凹みは、へこみの大小に関わらずドア交換となるケースになる可能性もあります。

交通事故の場合、ぶつかるなどの衝撃によって内部にダメージが生じていることも考えられます。

交通事故によってできた凹みは必ず自己判断せず、プロに確認の上、必要な修理を施すことが大切です。

車のスライドドアの凹み修理にかかる期間

スライドドアの凹み修理には、大きく分けて板金と交換の2パターンがあります。それぞれの期間についてみていきましょう。

なお、傷の大きさによって修理方法が異なりますので、あくまでも目安として参考にしてください。

修理の場合

スライドドアの板金修理は、傷の大きさや凹み具合、依頼先によって異なりますが、おおよそ1日〜1週間かかります。

ただし、事前に板金修理とされた凹みでも、実際に作業を進めスライドドアを外した時に思わぬ故障が見つかるケースもあります。

その場合は、さらに時間を要する可能性があります。

ドア交換の場合

スライドドアの交換は、依頼する業者の空き状況や部品の入荷状況に大きく左右されますが、おおよそ1週間前後かかるとされています。

車のスライドドア修理・交換を依頼できる業者

スライドドアに凹みが生じた場合、修理や交換をできる業者は主に以下の4つになります。

  • ディラー
  • 板金業者
  • カー用品店
  • ガソリンスタンド

詳しく見ていきましょう。

ディーラー

メーカー車の知識が高く、純正パーツを多く取り扱っているため、安心して依頼できるでしょう。

ただし、修理より交換が優先となる傾向にあるとされています。

また、純正パーツを使用して修理をするため、他の業者に比べて費用は高くなります。

板金業者

あらゆるメーカーの車種の修理を行っている板金業者は、自動車全般の知識が豊富であると言えます。

中古部品も取り扱っている可能性があるため、その分費用を抑えられる傾向にあります。

ただし、店舗やスタッフの技術力には差があることもあり、混雑状況によっては部品の調達に時間がかかることもあります。

カー用品店

カー用品店も板金修理の依頼をすることが可能です。

店舗数が多く、ディーラーなどと比べて工賃がやすい傾向にあります。

その一方で、店舗ごとに技術力に差があることや併設工場の大きさによっては、修理期間が長くなる可能性があるため注意が必要です。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドも、店舗によって板金修理を対応しています。

ガソリンスタンドは、店舗数が多く、給油ついでに相談や見積もりを取ってもらうことができるため、利便性が高いと言えます。

ただし大きな破損や大掛かりな修理は対応できないこともあるので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。

車のスライドドア修理・交換費用を安く抑えるポイント

スライドドアの修理、特に交換となると修理費用は結構な出費となるので、できるだけ安く抑えたいものです。

ここでは、修理や交換費用を安く抑える方法をご紹介します。

複数の業者から見積もりを取って比較検討する

スライドドアに限ったことではありませんが、修理費用は業者によって異なります。

凹みの度合いや、スライドドアを修理をするか、交換をするかの判断基準も、各業者によって大きく変わってきます。

修理をするのと交換をするのとでは、修理費用にも大きな差が出ますので、複数社で見積もりを取って比較検討することがおすすめです。

交換が必要な場合は中古パーツ・リビルト品の使用を検討する

スライドドアを交換する場合、純正のパーツに比べ中古パーツやリビルト品を使用すると、修理費用が抑えられる可能性があります。

しかし、ドア交換のタイミングによっては状態の良い中古パーツやリビルト品が見つからないこともあります。

また、インターネットオークションでもパーツを調達することはできますが、粗悪品も多く出品されているため利用の際は十分に注意が必要です。

車のパーツは、安全性にも大きく関わるため、安心できる業者から一定の質を保ったものを選びましょう。

車のスライドドアの修理や交換時の注意点

車のドア修理・交換時の注意すべきポイントについて紹介します。

リセールバリューが下がる可能性がある

ドア交換のみであれば修復歴には含まれず、査定額に影響はないとされています。

しかし、フレームやピラーに深い傷や凹みが生じて修理を行った場合、事故車と同様「修復歴車」となりリセールバリューは下がる可能性があります。

保険を使用する場合は等級が下がる可能性がある

スライドドアの修理は高額になることも考えられるため、保険を使って修理できないかと考える方も多いと思います。

車両保険の一般型に加入している場合、修理に保険を使うことができます。

ただし、保険を使い修理を行う場合、等級が下がり、翌年から保険料が上がるため注意が必要です。

また保険を使う場合は、修理期間も通常より長くなるため、その時の状況等を踏まえ業者としっかり相談しましょう。

車のスライドドアの凹み修理は自分で修理できる?

スライドドアの凹み修理は高額になるケースが多いです。

そのため、自分で修理できないか?と考える方もいるでしょう。

リスクが高いため自分での修理はおすすめしない

結論、凹みの度合いにもよりますが、スライドドアに生じた凹みを自分で修理することは可能です。

しかし、凹み修理には高度な技術が必要となるため、リスクが高いということも忘れてはいけません。

例えば、以下のようなリスクが考えられます。

・修理後の安全性が保たれない
・見た目がさらに悪くなる可能性がある
・業者に依頼したときより修理費用が高くなる可能性がある

上記のことから、スライドドアの凹み修理は、無理に自分で修理しようとせず、業者へ任せる方が安心です。

スライドドアの凹み修理はENEOSウイングへお任せください!

凹み修理は擦りキズや線キズの修理と異なり、高度な技術が必要です。

ENEOSウイングでは、自社リペア工場を保有し、高い技術を持つスタッフと最新の設備・機材で「綺麗・早い・リーズナブル」を実現し、可能な限り元の状態に近い形へ復元します。

軽微な修理であれば即日対応可能なケースもございます。

またお客様のご予算やご希望によって最適なプランをご提案いたしますので、まずは一度スタッフまでお声がけください。

スライドドアの凹み修理に関するよくある質問

スライドドアの凹み修理に関するよくある質問を回答と合わせてまとめました。

スライドドアを擦った場合の修理費用はどれくらいですか?

傷の深さによって修理費用は変わりますが、手のひらサイズで1万円から5万円ほどです。凹みがある場合は、さらに費用がかかります。

スライドドアのローラー交換費用はいくらですか?

スライドドアのローラーが破損した場合、ローラーを交換することで問題解決できますが、ローラー単品で部品がないため、スライドドアのヒンジごと交換することになります。

車種によって金額は異なりますが、一般的に部品代6,000円〜、工賃5,000円〜15,000円かかるとされています。

まとめ

乗降時のドアの開閉にスペースを取らないスライドドアを搭載した車種はとても人気があります。

スライドドアに凹みができた場合、修理費用は約2〜10万円かかるとされています。仮に交換が必要となった場合は、それ以上の費用が必要です。

スライドドアは、側面からの衝撃を守ってくれる重要なパーツのひとつです。

そのため、費用だけにとらわれず、安心できる業者への依頼が大切です。

ENEOSウイングでは、豊富な知識と高い技術で大切な車をできる限り元の状態によみがえらせることが可能です。

ENEOSウイングのガソリンスタンドが窓口になっていますので、お気軽に店舗スタッフへご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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