愛車のボディを擦った覚えはないのに、後で傷に気づいた場合「自分の運転ミスなのか誰かに傷つけられたのか…」と不安になることがあります。
適切に対応するためにも、まずは「どこで・どのように擦ったのか」をできる範囲で推測し、原因を整理しておくことが大切です。
本記事では、知らないうちに車を擦った・後で気づいた傷の主な原因や対応方法について、詳しく解説します。
また、誰かに傷つけられた場合の修理費用の請求方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
知らないうちに車に傷がつくケース

「車を擦った覚えがないのに、後で傷がついていることに気づいた」という経験は少なくありません。
知らないうちに車に傷がつく主な原因としては、以下のようなケースが挙げられます。
- 走行中に飛び石や木の枝が当たった
- 洗車の摩擦で傷がついた
- 誰かにイタズラされた
- 駐車中に隣の車にぶつけられた
傷の原因が自分で擦ったものか、他人によるものかによって対処方法は変わってきます。
後で気づいた場合でも、傷の状態に応じて原因を突き止めておくことが大切です。
知らないうちに車に傷がついていた場合の対処法

知らないうちに傷がついていたことに気づいたら、以下の流れで対処しましょう。
遡って原因を探る
まずは車の傷の状態を確認しましょう。
一瞬だけ力を入れてついたような小さい傷や薄い傷は、洗車時の摩擦や木の枝との接触など不注意が原因の可能性が高いです。
また、フロントバンパーやボンネットなどについた点状の傷は、飛び石による傷の可能性が高いです。
とはいえ上記は予想に過ぎないため、他人から故意に傷をつけられた可能性を考えて、ドライブレコーダーに記録された映像も確認しておきましょう。
故意によって傷つけられたものは警察へ
明らかに他者が故意的につけたと思われる傷がある場合は、警察へ連絡する必要があります。
例え小さな傷でも、他者の車にイタズラで傷をつけることは刑法261条に基づき器物損壊罪とみなされるからです。
警察に状況を説明し、必要に応じて被害届を提出しましょう。その際、事故証明書を発行してもらっておくと、保険を使う際に役立ちます。
また、ドアパンチなど車同士の接触で傷がついた場合でも「交通事故」にあたるため、警察への連絡が必要になります。
誰かに傷をつけられていたことに後で気づいた場合は?
後になって他人による傷の可能性に気づいた場合は、まず証拠の確認が重要です。
ドライブレコーダーに記録が残っていないか確認し、イタズラや接触の瞬間が映っていれば、そのデータは必ず保存しておきましょう。
ドライブレコーダーで確認できなかった場合は、車を停めていた場所の管理人などに相談して防犯カメラの映像を確認させてもらう方法もあります。
誰に傷をつけられたかわからない場合は?
自分で車を擦った覚えがなく、誰かに傷つけられた証拠も見つからなかった場合でも、警察へ連絡しておくことをおすすめします。
結果としてイタズラや当て逃げと認めてもらえなくても、警察に連絡すれば事故証明書を取得できます。
この事故証明書は、後で保険を使って修理する際の重要な書類になります。
擦った・後で気づいた傷の修理方法

車の傷を修理する方法は、大きく分けて「自分で修理する」か「業者に依頼するか」の2通りがあります。
それぞれの詳細を詳しく紹介します。
自分で修理する
最も費用を抑えることができる手段は、自分で修理する方法です。
カー用品店などで販売されている傷消しアイテムを使えば、数百円~数千円程度で対応できる場合もあります。
ただし、DIYで修理できるのは軽度の傷のみです。
修理の経験や知識が少ない場合、無理に修理すると、失敗して余計に傷が目立ったり状態が悪化したりといったリスクも生じます。
DIYが向いているケースと向かないケースは以下の通りです。
| DIYが向いているケース | DIYが向かないケース |
|---|---|
| ・ごく浅い擦り傷(クリア層だけの傷) ・指で段差を感じない小傷 ・塗装が剥がれていない ・平らな部分の局所的な傷 | ・傷が広範囲 ・下地が見えている深い傷 ・へこみがある ・サビが発生している |
大きな傷や深い傷、へこみを伴う傷は、修理の難易度が高く失敗のリスクが高まります。
また、塗装作業には風やホコリを避けられるスペースが必要で、周囲に塗料が飛び散っても問題のない環境も求められます。
板金修理の知識と技術に自信がない、十分な作業環境を用意することが難しい場合は、無理をせず業者へ依頼したほうが安心です。
業者へ依頼する
傷がつく前の状態へ最大限近づけたい場合は、修理業者への依頼がおすすめです。
車の傷修理は、主にディーラー・板金修理業者・カー用品店・ガソリンスタンドなどに依頼ができます。
プロの技術と専門的な設備が揃った環境で、傷の状態に合った修理方法で仕上げてもらえるのが大きなメリットです。
車に傷をつけられた場合の修理費用は誰が負担する?

第三者に擦られてついた傷に後から気づいた場合、修理費用を誰が負担するかは気になるポイントです。
ここでは、加害者が特定できた場合・できない場合の費用負担について解説します。
加害者が特定できた場合は賠償請求が可能
ドライブレコーダーや防犯カメラの映像、警察の捜査などにより加害者が特定できた場合は、相手に対して賠償請求ができます。
賠償の対象となるのは、例えば車の修理費用、修理期間中に必要となる代車費用などです。
一般的には、双方の保険会社を通じて示談交渉を行い、過失割合などを踏まえて賠償金額が決まります。
相手が任意保険に加入していない場合は、こちら側の保険会社による示談交渉ができないことが多く、当事者同士の直接交渉が必要になります。
しかし、話し合いが平行線になりやすく、支払いをめぐってトラブルになるケースも少なくありません。
そのため、被害者が自分で交渉するのは避け、弁護士に相談して対応してもらうのが安心です。
加害者がわからない場合は自己負担または保険を利用
加害者が特定できない場合や十分な証拠を収集できなかった場合は、自分が加入している車両保険を利用するか、自己負担で修理することになります。
車両保険を使う場合は、必ず警察に連絡して事故証明書を取得しておきましょう。
車両保険を使えば、修理費用の全額または一部の補償が受けられるため、金銭的な負担を抑えることが可能です。
ただし、車両保険を使うと等級ダウンとなり、翌年から保険料が高くなります。
そのため、修理費用によっては保険を使わず自己負担で直したほうが結果的に安く済む場合もあります。
また、「エコノミー型」など補償範囲が限定されるタイプの車両保険では、当て逃げによる傷が補償対象外となることもあります。
契約内容をよく確認し、不明点は保険会社に問い合わせましょう。
修理費用の目安と保険の使い方

ここでは、修理費用の相場や保険の利用について詳しく解説します。
一般的な修理費用
擦り傷の修理費用は、傷の深さ・範囲・パーツによって大きく変わりますが、10cm前後の浅い傷の場合の目安は次の通りです。
| パーツ | 費用 |
|---|---|
| バンパー | 10,000~40,000円程度 |
| ボディ | 20,000~45,000円程度 |
| ドア | 10,000~30,000円程度 |
あくまで目安ですので、実際には見積もりを取ることが大切です。
知らないうちに傷つけられた場合でも保険は使える?
車両保険には大きく分けて 「一般型」 と 「エコノミー型」 の2種類があります。
この違いによって、知らないうちに傷つけられた場合に保険が使えるかどうかが変わります。
| 状況 | 一般型 | エコノミー型 |
|---|---|---|
| 加害者が特定できた場合 | 使える | 使える |
| 加害者が特定できない場合(当て逃げ・イタズラ) | 使えることが多い | 使えないことが多い |
エコノミー型は、当て逃げ・イタズラが補償対象外のことが多いため使えないケースがあります。
保険会社への請求をスムーズにするためにも、警察へ届け出て事故証明書を取得しておきましょう。
知らないうちに傷がつくのを防ぐための対策

知らないうちに車に傷がついていると、以下のような負担が考えられます。
- 修理費用や保険の手続き
- 加害者が分からないことへの不安
- 警察や保険会社とのやり取りの手間
保管時に気をつけるポイント
他者も出入りが可能な駐車場で車を保管する場合は、防犯グッズの活用がおすすめです。
万が一のトラブル発生時に証拠保全ができるドライブレコーダーはもちろん、イタズラを予防するならカーセキュリティの装着をおすすめします。
カーセキュリティは誰かが車に近づくと警報音がなるため、イタズラの抑止力として効果的です。
走行時に気をつけるポイント
走行時は、木の枝や障害物との接触による傷を防ぐためにも可能な限り開けた道路を選ぶようにしましょう。
また、高速道路や大型車両の付近は飛び石が発生しやすいため、車間距離を十分に空けて走行することも大切です。
洗車時に気をつけるポイント
洗車による傷の主な原因は、砂やホコリが付いたままこすってしまうことです。
洗車時は以下のような基本を守ることで傷のリスクを大きく減らすことができます。
- まずはたっぷりの水で汚れを流す
- シャンプーは泡立てて、強くこすらず優しく洗う
- 拭き上げにはマイクロファイバークロスなど、柔らかいクロスを使う
その他の日常での注意点
爪・キー・バッグの金具などが当たって、知らないうちに車のドアに傷がつく場合もあります。
車に乗り降りする際は、手元に注意して傷の原因となるものが触れないようにしましょう。
また、施設の駐車場に車を停めるときは空いているスペースを積極的に選ぶなどして、ドアパンチのリスクを下げる工夫もしましょう。
小さな傷からへこみを伴う傷まで対応!傷修理はENEOSウイングへ

大切な愛車の損傷にお困りの方は、ENEOSウイングの傷・へこみ修理サービスをご利用ください。
擦った際の小さな傷から大きなへこみまで、プロの技術者が車の状態を見極め、最適な方法で丁寧に修理いたします。
一台一台の状態に合わせて作業を行うため、仕上がりの美しさと品質にこだわった修理が可能です。
お見積もりは無料で承っておりますので、まずはお近くのENEOSウイングへお気軽にご相談ください。
以下の記事では、ENEOSウイングの板金修理について特徴や費用、評判などを詳しくご紹介しています。ぜひご参考にしてください。

知らないうちに車に傷がついていた際のよくある質問

知らないうちについた車の傷に関するよくある質問を、回答と一緒にまとめました。
誰かに車を傷つけられたことに後で気づいた場合でも、保険はおりますか?
条件を満たしていれば、車両保険で補償を受けられる可能性があります。
ただし、車両保険を利用する際は以下の点に注意が必要です。
- 警察に事故証明書を発行してもらわないと保険を使えない
- 保険を使うと翌年から保険料が高くなる
- 加入している車両保険によっては適用範囲外のケースもある
なお、被害を受けてから保険金を請求するまでの期間は、保険会社によって決められています。
請求が遅れると、事実確認が困難になり補償を受けられなくなるおそれもあるため、速やかに対応しましょう。
いつ車に傷がついたのかわからない場合はどうすればいいですか?
車に傷がついたタイミングがわからない場合は、ドライブレコーダーや車を停めていた場所の防犯カメラに記録されていた映像を確認しましょう。
誰かが傷をつけていることが映像によって判明したら、その映像は確保のうえ警察へ連絡する必要があります。
他人の車を傷つけてしまったらどうしたらいいですか?
駐車時に誰かの車に傷をつけてしまった場合は、すぐに警察へ連絡しましょう。
傷は軽度でも車同士の接触は交通事故にあたるため、道路交通法違反とならないためにも警察へ連絡すべきです。
何もせずそのまま立ち去ると、当て逃げとしてさらに重い罰則を科せられる可能性もあります。
他人の車にぶつかった可能性があり不安な場合はどうすれば良いですか?
他人の車にぶつかった可能性が少しでもあり不安な場合は、傷の有無に関わらず警察へ連絡しておくことをおすすめします。
その場では傷がないように見えても、後から所有者が傷に気づき、損害賠償を求められるケースもあるためです。
また、実際に接触していた場合は、損傷の大小にかかわらず「交通事故」として扱われます。
警察に報告せず立ち去ると、当て逃げと判断されるおそれもあります。
自覚がはっきりしない状況で放置すると、後々のトラブルや精神的な不安にもつながるため、早めに警察に相談しておくと安心です。
まとめ
知らないうちに車についていた傷の主な原因は、走行中の飛び石や木の枝との接触・洗車時の摩擦・他者によるイタズラ・車同士の接触などが挙げられます。
どんな傷でも原因を特定できるように、あらかじめドライブレコーダーを設置しておくことが大切です。
また、他者がつけた傷と思われる場合は警察へ連絡しましょう。届出を済ませることで、修理に保険を利用できる可能性があります。
愛車の傷を修理する際は、優れた技術力を持つスタッフと最先端の設備が揃ったENEOSウイングにお任せください。大切な愛車をキレイな姿へ蘇らせます。


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