「タイヤはどれくらいで交換すべきなの?」
「タイヤの種類やメーカーによって寿命は違うの?」
常に路面と接するタイヤは、車の走行・安全性能に直接影響する重要な部品だからこそ、しっかりと把握しておきたいもの。
そこで今回は、種類・メーカー別にタイヤの寿命年数や寿命のサインなどについて解説いたします。
寿命を伸ばすポイントなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【種類別】タイヤの寿命年数・距離

タイヤは大きく分けて「オールシーズンタイヤ」「サマータイヤ」「スタッドレスタイヤ」の3種類があります。
オールシーズンタイヤの寿命
まずは1年を通して使うことができる、オールシーズンタイヤの寿命について解説いたします。
オールシーズンタイヤとは
オールシーズンタイヤとは、その名の通りどの季節にも対応したタイヤのことです。
サマータイヤ(ノーマルタイヤ)のように優れた排水性と、スタッドレスタイヤのようなグリップ力を兼ね備えています。
季節に合わせたタイヤ交換が不要なので便利ですが、凍結した路面での走行に関してはスタッドレスタイヤほどの性能を発揮できないため注意が必要です。
寿命の目安
オールシーズンタイヤは、使用開始から3〜5年を目安に点検を受けるのが一般的です。
サマータイヤと比較して柔らかめなゴムから作られていますが、基本的に寿命の目安が大きく異なることはありません。
寿命のサイン
上記の年数または走行距離に達していなくても、以下の症状が見受けられた際はタイヤ交換が必要です。
- スリップサインとタイヤ表面が同じ高さになっている
- プラットフォームが出ている
- 大きなひび割れや亀裂がある
- 著しい偏摩耗がある
オールシーズンタイヤには、スリップサインとは別にプラットフォームと呼ばれる目印もついています。
プラットフォームが出ている状態では、スタッドレスタイヤとしての性能が十分に発揮されないため、雪道の走行は避けましょう。
サマータイヤ(夏タイヤ)の寿命
「ノーマルタイヤ」とも呼ばれている、サマータイヤの寿命について解説いたします。
サマータイヤ(夏タイヤ)とは
サマータイヤとは、雪や凍結路の走行に対応していないタイヤのことです。
乾いた路面はもちろん、高温になった夏場の路面や雨に濡れた路面でも安全に走行することができる性能を備えています。
冬場でも気温が0℃以下となる日がほとんどない地域であれば、サマータイヤを使用しても大きな影響はありません。
しかし、降雪や路面凍結のある場所を走行する場合は必ずスタッドレスタイヤに履き替えましょう。
寿命の目安
サマータイヤも、使用開始から3〜5年を目安に点検を行い、劣化状況を確認しましょう。
寿命のサイン
年数や走行距離の他、以下の症状が見受けられた場合はタイヤを交換しましょう。
- タイヤの残り溝が4mm以下になっている
- 大きなひび割れや亀裂がある
- 著しい偏摩耗がある
サマータイヤにもスリップサインはありますが、これはタイヤの溝が1.6mmにまですり減ると出てくる目印です。
しかしスリップサインが完全に出ていなくても、残り溝が4mmになった時点でサマータイヤとしての性能が著しく低下します。
日常的にタイヤの状態を確認して、残り溝が4mm以下となっていたら早めの交換をおすすめします。
スタッドレスタイヤの寿命
普段サマータイヤを使用している方は冬になると履き替える、スタッドレスタイヤの寿命について解説いたします。
スタッドレスタイヤとは
スタッドレスタイヤとは、雪道や凍結路における走行を前提としたタイヤのことです。
気温が低くても柔軟性を維持することができる特殊なゴムが使われており、サマータイヤよりも溝が深いため優れたグリップ力を備えています。
ただし雨に濡れた路面では滑りやすく、高温になった路面ではバーストしやすいため、冬場以外の使用は避けるべきです。
寿命の目安
スタッドレスタイヤの寿命年数は、製造から3~4年程度が目安です。
走行距離としては10,000~15,000km程度で交換をおすすめします。
先述の通りスタッドレスタイヤは雪や凍結路の冷たさにも耐えうる柔らかいゴムが使われているため摩耗しやすく、他のタイヤよりも寿命が短い傾向にあります。
北海道など豪雪地帯の寿命は平均より早めの交換がおすすめ
上記の年数や走行距離は、スタッドレスタイヤの一般的な装着期間(4ヵ月程度)を前提とした目安です。
北海道や豪雪地帯は10月中旬~下旬と早い時期から初雪が観測されることが多く、他の地域よりも装着期間が長い傾向にあります。
そのぶん摩耗や劣化が進みやすくなるため、一般的な寿命の目安よりも早めの交換を意識すると良いでしょう。
寿命のサイン
年数・走行距離以外にも、以下の症状が見受けられた場合は交換をおすすめします。
- スリップサインとタイヤ表面が同じ高さになっている
- プラットフォームが出ている
- 大きなひび割れや亀裂がある
- 著しい偏摩耗がある
オールシーズンタイヤと同じく、スタッドレスタイヤにもプラットフォームがあります。
しかしスタッドレスタイヤはオールシーズンタイヤのように、プラットフォームが出たまま使うことはできません。
スリップサインが出ていなくても、プラットフォームが出た時点でスタッドレスタイヤとしての寿命を迎えていると認識しましょう。

タイヤの製造時期の確認方法
タイヤの製造時期は、タイヤの側面のホイールに近い位置に記載されています。

例えば「2120」と4桁の数字が記載されている場合、2020年の5月に製造されたタイヤという意味を示しています。
最初の2桁はその年の何週目に製造されたかを示しており、「21」であれば21週目を意味します。(5月)
次の2桁は西暦の年を示しており「20」は2020年を示しています。 ただし、製造番号は片側にしか刻印されていないため、タイヤが車に装着された状態だと確認できないこともあります。
【主要メーカー別】タイヤの寿命年数

タイヤの寿命年数はメーカーによっても異なるのでしょうか。
各主要メーカーで公表されている寿命年数を調査しました。
ヨコハマのタイヤの寿命年数
ヨコハマタイヤでは、「使用開始後5年以上経過したタイヤ」について速やかに販売店などで点検を受けるよう推奨しています。
また、「製造後10年経過したタイヤ」についても新しいタイヤに交換することを推奨しています。
ブリヂストンのタイヤの寿命年数
ブリヂストンでは、「使用開始後5年以上経過したタイヤ」について速やかにタイヤ販売店などで点検を受けるよう推奨しています。
また、「製造後10年経過したタイヤ」についても新しいタイヤに交換することを推奨しているようです。
ダンロップのタイヤの寿命年数
ダンロップでも、「使用開始後5年以上経過したタイヤ」は速やかにタイヤ販売店などで点検を受けるよう推奨しています。
「製造後10年経過したタイヤ」は新しいタイヤに交換することも推奨しています。
トーヨータイヤのタイヤの寿命年数
トーヨータイヤでは、「長期間(5年以上を目安)使用したタイヤ」は点検を推奨しています。
また、「製造後10年経過したタイヤ」は新しいタイヤに交換することも推奨しています。
ミシュランのタイヤの寿命年数
ミシュランでは、SUVタイヤについては「使用開始後5年以上経過したタイヤ」はタイヤ販売店で点検を受けるよう推奨しています。
また、SUVタイヤ・乗用車用タイヤのどちらも「製造後10年を経過したタイヤ」は新しいタイヤに交換することも推奨しています。
グッドイヤーのタイヤの寿命年数
グッドイヤーでは、「使用開始後5年経過したタイヤ」はプロによる点検を推奨しています。
「製造後10年経過したタイヤ」については新品への交換も推奨しています。
主要メーカーのタイヤ寿命年数は、ほぼ変わらない
上記の結果から、主要メーカーではほとんどが「使用開始後5年経過したタイヤは、プロもしくは販売店で点検を受けるよう推奨」していることがわかりました。
また、「製造後10年経過したタイヤは、交換を推奨」もどのメーカーも変わらない結果となっています。
このことから、使用開始後5年を目処に一度点検を行い、製造後10年経過している場合はタイヤ交換を行うことが良いと言えます。
タイヤの寿命を伸ばすことはできる?

普段の使い方やメンテナンスなどを意識すれば、タイヤにかかる負担が軽減して本来よりも寿命が延びる可能性があります。
ここでは、タイヤの寿命を延ばすために重要なポイントを解説いたします。
タイヤの空気圧をチェックする
車を使わない間も、タイヤの空気は時間の経過とともに少しずつ減っていきます。
タイヤの空気圧が低い状態のまま走行すると路面にタイヤが強く押し付けられ、摩耗が進みやすくなるため注意が必要です。
逆に空気圧が高すぎても直進安定性が低下し、偏摩耗が生じて最悪の場合バーストとなる恐れがあります。
適切な空気圧はドアや給油口の蓋にあるステッカーに記載されている適性空気圧を参考にして、月に1回は空気圧の点検を行いましょう。
タイヤローテーションを行う
タイヤを同じ位置に装着したまま使用すると、摩耗の進み具合が異なったり部分的に摩耗が進んだりすることがあります。
おおむね5,000km走行するごとに、タイヤの位置を入れ替える「タイヤローテーション」を行いましょう。
なお、FF車(エンジンがフロントにある車)とFR車・4WD車ではタイヤの入れ替え方が異なるため、作業はプロに依頼することをおすすめします。
保管環境を整える
タイヤの主成分であるゴムは、紫外線に当たり続けることで劣化が進みます。
季節に応じてタイヤを入れ替えている場合、シーズンオフ中のタイヤは直射日光を避けて冷暗所での保管を心がけましょう。
また、空気圧は標準圧力のまま保管するとタイヤに負担がかかるため、半分程度まで空気圧を落としてから保管するとより長持ちしやすくなります。
寿命を過ぎてなくともタイヤ交換が必要なことも。タイヤ交換時期の見極め方

どの種類のタイヤも、年数・距離にかかわらず「スリップサイン」が出た時点で交換が必要です。
先述の通り、スリップサインはタイヤの残り溝が1.6mm以下に達したことを示す目印です。
1.6mmという溝の深さは道路交通法の保安基準で決められているため、1箇所でもスリップサインが出ていると車検に通りません。
寿命年数が過ぎてなくてもヒビ割れが起きた場合は早めの交換を
タイヤのゴムは、紫外線・水・熱・オゾンなどの外的要因に晒され続けると劣化が進みます。
そのため走行環境や保管状態によっては、まだ寿命年数まで経過していないにもかかわらずヒビ割れや傷、亀裂などが起こる可能性があります。
目に見えて劣化症状が現れた状態のまま走行を続けると、バーストの危険性が高まるためすみやかに交換しましょう。
タイヤの寿命に関するよくある質問

タイヤの寿命に関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。
寿命年数が過ぎたタイヤでも使えますか?
寿命年数が過ぎたタイヤは使用せず、速やかに交換しましょう。
タイヤのゴムが劣化していたり、溝がすり減っていたりする可能性が高く、そのまま使用を続けるとバーストやスリップなどの事故につながる恐れがあります。
寿命年数が経過していなくても日常的にタイヤの状態を点検し、必要に応じて交換を検討することが大切です。
使用してないタイヤでも寿命年数(使用期限)は関係ありますか?
未使用のタイヤでも、一般的に「製造後10年」を経過したら新品への交換が推奨されています。
走行で負荷をかけていなくとも、紫外線や水分などの外的要因でゴムの劣化が進むからです。
長期間にわたって保管していたタイヤの使用を考えている場合は、あらかじめタイヤの側面に刻印されている製造年数を確認しましょう。
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まとめ
タイヤの寿命年数は「使用開始から4~5年」、走行距離にして「30,000〜50,000㎞」が交換時期の目安と言われています。
スタッドレスタイヤは素材の特性上、寿命が早い傾向にあるため注意が必要です。
ただし年数や走行距離にかかわらず、タイヤのスリップサインやプラットフォームが出ていたり、ヒビ割れのような劣化症状が現れた場合は安全のため速やかに交換をしましょう。
ENEOSウイングであれば給油のついでにご相談いただくことも可能ですので、忙しい方でも利用しやすくなっています。
タイヤの交換の際は、ぜひお近くのENEOSウイング店舗へお気軽にご相談ください。


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