車検の前倒しは損?前倒しするメリットやデメリット、おすすめのタイミングまで解説

車検の前倒しは損をするのか?いつから前倒しが可能なのか?

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、車検を前倒して実施することのメリットとデメリットをご紹介いたします。

車検の仕組みを理解し、ライフスタイルに合わせて車検の前倒しを検討してみましょう。

目次

車検前倒しのメリット

車検を前倒しで受けるとどんなメリットがあるのでしょうか。

早期に車の状態を把握できる

前倒しで車検を受けると早期に車の状態を把握し、部品の消耗や不具合を察知することができます。

長期的な性能維持と安全性向上

問題点を早期に発見することで、悪化する前に車の状態を改善することができます。

そのため、他の部品や内部パーツに悪影響を及ぼす前に対処でき、安全性の向上に繋がります。

また、長期的に見ても早めに対処できれば、性能低下を防ぎ安全な状態を維持することができます。

混雑を回避できる・都合をつけやすい

車検の期間に縛られないことで、空いている時期に車検を受けることができます。

特に車の売れやすい時期は車検が混み合うため、新生活がスタートする3月から4月や決算期に車検の有効期限が切れる場合は、車検を前倒しすることで混雑回避ができます。

車検前倒しのデメリット

車検の前倒しはメリットだけではありません。デメリットについても見ていきましょう。

追加コストの発生

車検にかかる費用は「法定費用」「車検代」「整備費用」の3つあります。

車検にかかる手数料や次の車検までの税金を前払いしているため、車検を前倒しにすると前払いしたものをもう一度払うことになり、重複期間が生じてしまいます。

所有する車にかかる「自動車重量税」などの税金や手数料は還付されないため、前倒しにするほど損をする点に注意が必要です。

車検間隔の短縮とその影響

車検の前倒しを行うと、次の車検はそこから2年後のため通常の期限よりも時期が早まります。

例えば、10月1日が通常の車検期限にもかかわらず、3ヶ月前倒しをして7月1日に車検を受けた場合は、次回の車検が2年後の7月1日になります。

次回の車検の日にちにズレが生じるため、2年後の車検の時期も注意しておく必要があります。

車検前倒しの検討がおすすめなケース

車検の前倒しにはメリット・デメリットの両面がありますが、前倒しの検討がおすすめなケースを見ていきます。

ただし前述した通り、当初の車検日より1ヶ月以上前に車検を実施すると、各種「法定費用」「車検代」「整備費用」費用を重複して払うなどデメリットもあるため、注意が必要です。

使用頻度と走行距離

使用頻度が多く走行距離が嵩むと、車の部品の消耗スピードが早まります。

その状態で走行し続けると、故障や不慮の事故に繋がる可能性が高まります。

そのため、前倒しして車検を受けることで安心につながります。

車の年式と状態

使用頻度や走行距離と合わせ、車の年式が古くなると様々な部品に不具合が生じる可能性が高くなります。

前回の車検より使用頻度が増えた場合や、以前より普段の走行距離が多くなっている場合などは、前倒しで車検を受けることで安心できるでしょう。

車検有効期限付近で予定が入りそうな場合

車検有効期限付近で予定が入りそうな場合は、前倒しで受けることがおすすめです。

車検は即日で終わる場合もありますが、店舗の混雑状況や予約状況によっても異なります。

車検有効期限を過ぎた車は、公道を走行することができません。

そのため、余裕を持ったスケジュールで車検を受けることがおすすめです。

車検を前倒しで受ける場合の注意点

車検を前倒しで受ける場合は、以下の2点に注意が必要です。

自賠責保険の取り扱いに注意する

自賠責保険は、通常車検の際に更新します。

前倒しをして車検を受けた場合、前回の自賠責保険の期間が残っているため、以下2つのどちらかで対処する必要があります。

自賠責保険を一度解約する

車検前倒しの際に、自賠責保険を一度解約し再度契約しなおします。

ただし、自賠責保険を解約した場合は、支払った料金が返還されますが全額返ってくるわけではなく一部だけとなります。

当初の満了日に自分で更新を行う

車検は前倒しするものの、自賠責保険は当初の満了日まで使用する方法もあります。

ただしこの場合は、当初の満了日に自分で更新を行う必要があるため、忘れないように必ず更新を行う必要があります。

車検お知らせ通知と行き違いになる可能性がある

車検実施時期になると、以前車検を受けた店舗からお知らせ通知が届くケースがあります。

ですが、前倒しした場合、お知らせ通知と行き違いになる可能性があるため、車検時期に混乱してしまう可能性があるため、注意が必要です。

損をせずに車検を前倒しで受ける方法

ここまで見てきた通り、車検を前倒しして受ける場合には、デメリットや注意点が存在します。

ここでは、損をせずに車検を前倒しで受ける方法をご紹介します。

満了日1ヶ月以内で車検を受ける

車検を前倒しにする際は、有効期限の30日前にすると良いでしょう。

30日前からであれば、前倒しにする前の満了日から数えて次の有効期限が設定されるため、「30日前倒しにした状態」で「有効期限の変更はなし」になります。

指定工場であれば45日前から可能

指定自動車整備事業者(指定整備工場)では、車検が満了する日の45日前から車検が受けられます。これは、指定整備工場に特例措置が適用されるためです。

指定整備工場では認証整備工場のように運輸支局などへ車両を持ち込んで検査を行う必要がなく、自社工場で検査を行い、「保安基準適合証」を発行して有効期限を変更せずに車検を通せるのです。

【注意】車検の前倒しは可能だが延長はNG

車検の前倒しは可能でも、有効期限を自己都合で延長する「後ろ倒し」にすることはできません。

自然災害による被災など、更新が不可能となる理由を除いて、有効期限は絶対的なものであるため、必ず全ての車の所有者が守らなければならないルールです。

車検を行わずに車を運転すると「無車検運行」に該当し、すぐに免許停止処分のうえ、刑事罰が適用されますので注意しましょう。

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車検の前倒しに関するよくある質問

最後に、車検の前倒しについて、よくある質問を回答と合わせてまとめました。

車検を1年前倒しすることはできますか?

車検の有効期限前であれば、前倒しで車検を受けることが可能ですので、1年前倒しで車検を受けることは可能です。

しかし、注意点やデメリットもありますので、事前に把握しておくことが大切です。

13年目の車の車検は前倒しした方がいいですか?

13年目を経過すると自動車重量税が重課税されます。

そのため、13年目より前に車検を行うことで自動車重量税を安く抑えることができます。

ただし、満了日より1ヶ月以上の前倒しは「法定費用」「車検代」「整備費用」を重複して支払うことになるため注意が必要です。

車検ギリギリまで乗ってもいいですか?

車検期限ギリギリまで乗っていても問題はありません。

ですが、​​店舗の混雑状況や予約状況や、部品交換が必要になった場合など、予定よりも時間がかかるケースもあるため、余裕を持って車検を受けることをおすすめします。

車検は最低何日前までに受けるべきですか?

満了日前であれば車検はいつでも受けられます。 

一方で、車の状態によって修理や交換が必要となった場合は、通常よりも整備にかかる期間が長くなったり、即日で対応してくれる店舗がないことも考えると、満了日の2週間程度前には実施することがおすすめです。

まとめ

車検の前倒しは、混雑を回避できたり、早期に車の状態を把握できるなどのメリットがある一方、場合によっては損をする可能性があります。

そのため、前倒して実施したい場合は、満了日の1ヶ月前、指定工場に依頼する場合は45日前を目処に依頼することがおすすめです。

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お見積もりも無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

ENEOSウイング編集部です。コラムで車に関するお役立ち情報をお届けしています。

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