鉄粉は洗車で落ちる？鉄粉取りの正しい順番やおすすめの鉄粉除去方法を紹介

洗車してもボディ表面がザラザラしている場合、鉄粉が付着している可能性があります。

鉄粉は放置すると除去が難しくなるだけでなく、サビなどのトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。

この記事では、車のボディに付着する鉄粉とは何か、付着するとどのような影響が出るのか、洗車でも落とすことはできるのかなどについて解説いたします。

洗車で落ちない場合の対処法も記載していますので、ぜひ参考にしてください。

車のボディにつく「鉄粉」とは？

車のボディに付着する鉄粉とは、細かな金属の粒子のことを指します。

鉄粉は何気なく外を出歩いているだけでは視認できないほどの微細な粒子で、多くの場合、車のボディにざらつきやサビのような変化が出てから気づくことがほとんどです。

鉄粉は、ブレーキダストや工事現場から舞う金属片、工場地帯で発生する排出物などが原因で発生します。

特に鉄道の線路沿いや工場地帯、高速道路や幹線道路の高架下付近などでは、空気中に鉄粉が多く舞っており、車に付着しやすい環境です。

なお、鉄粉は重力や雨風の影響で、車のボンネットやルーフなど、平らで上向きの面に蓄積されやすい傾向があります。

鉄粉がつくことによる影響とは？

鉄粉が車のボディに付着すると、表面の滑らかさが失われ、ほこりや油汚れなどの汚れが付きやすくなります。

通常の洗車では汚れが落としにくくなり、放置すると新たな鉄粉を引き寄せ、さらに頑固な汚れとなってしまいます。

コーティングを施した車でも、鉄粉の蓄積によってツヤが失われたり、被膜が劣化しやすくなるといった影響が出ることがあります。

また、鉄粉は金属であるため雨などの水分と反応して酸化が進み、最悪の場合ボディにサビが発生する可能性があります。

鉄粉は洗車で落ちる？

鉄粉は、状態によっては洗車で落ちることもありますが、専用の除去剤が必要な場合もあります。

正しい方法で鉄粉を除去するためにも、洗車で落ちるケース・落ちにくいケースについて理解しておきましょう。

カーシャンプーを使った洗車で落ちるケース

鉄粉が付着してから間もない場合や、酸化が進んでいない状態であれば、カーシャンプーを使った通常の洗車で落とせることが多いです。

通常の洗車では落ちにくいケース

鉄粉がボディに付着して時間が経ち、酸化が進んでいる場合は、通常の洗車では落としにくくなります。

このまま放置すると、塗装の劣化やサビの発生につながる恐れがあるため注意が必要です。

ただし、無理にこすって取り除こうとするのはNGです。

摩擦によって塗装に傷がつくリスクがあるため、慎重に対応しましょう。

通常の洗車で落ちない場合の対処法

手洗い洗車で鉄粉が落ちない場合は、専用の鉄粉除去剤を使いましょう。

鉄粉除去剤は、ボディに固着した鉄粉を化学反応で浮かせたり、物理的に取り除いたりするためのアイテムです。

主な鉄粉除去剤のタイプと特徴

鉄粉除去剤	特徴
スプレータイプ	液剤を吹きつけて鉄粉を落としやすくするタイプ。 使い方は簡単だが、単体では除去力が低い傾向にある。
液剤タイプ	液剤をクロスなどに含ませたり噴霧器で塗布したりして使うタイプ。 除去力が強いが、価格が高い傾向にある。
粘土タイプ	粘土を鉄粉に擦りつけて除去するタイプ。 固着した鉄粉や細かい場所の鉄粉の除去にも有効だが、塗装を傷めるリスクが高い。

鉄粉の付着状況や愛車の状態に応じて、最適なタイプを選びましょう。

コーティング車の鉄粉除去は注意が必要

コーティングをしている車に鉄粉除去剤を使う場合は、粘土タイプは使用を避けましょう。

摩擦でコーティング被膜を痛めてしまい、水弾きやツヤが低下するおそれがあります。

比較的安心して使えるのは、スプレータイプや液剤タイプです。化学反応で鉄粉を浮かせるため、塗装やコーティングへの影響が少ないとされています。

ただし、商品によってはコーティングに悪影響を与えることもあるため、「コーティング対応」の表記がある製品を選ぶことが大切です。

不安がある場合や、確実にきれいに仕上げたい場合は、コーティング専門業者に鉄粉除去を依頼するのがよいでしょう。

鉄粉を除去する正しい洗車の順番を解説

自分で鉄粉を除去する場合、塗装に傷をつけないように正しい手順で洗車をおこなうことが大切です。

鉄粉除去の注意点

鉄粉は専用の除去剤を使用すれば自分でも除去できますが、やり方を誤ると塗装を痛めたり、コーティングが劣化する原因になることもあります。

ここでは、鉄粉除去を行う際に気をつけたいポイントを解説します。

鉄粉除去剤の選び方と使い方に注意

鉄粉除去剤は、スプレー・液剤・粘土タイプなどがありますが、製品によって除去力や塗装への影響が異なります。

除去力が強いものは鉄粉をしっかり落とせる反面、塗装へのダメージリスクが高くなる傾向があります。

一方で、塗装に優しいタイプは安心して使えるものの、鉄粉を完全に落としきれない場合もあります。

商品ごとの特性を理解し、ボディの状態に合わせた使い方を心がけましょう。

適度な頻度を守る

鉄粉取りの頻度は、基本的に半年に1回程度が目安です。

鉄道沿線など鉄粉が付着しやすい場所を走行、駐車することが多い場合は、3ヵ月～4ヵ月に1回程度の頻度で行っても良いでしょう。

必要以上に繰り返さないことが、愛車の美しさを長持ちさせるポイントです。

時間と手間をかけず確実にキレイに！鉄粉除去はプロに任せるのがおすすめ

鉄粉取りはボディを傷つけてしまうリスクがあるうえ、市販の鉄粉除去剤では完全に鉄粉を取り除けない場合もあります。

安全かつ確実に鉄粉を取るなら、業者への依頼を検討しましょう。

洗車から鉄粉取りまでの作業に必要な設備・道具を備えている業者なら、短時間でセルフ洗車以上の仕上がりが期待できます。

特に、コーティング施工車の場合は、被膜を傷つけずに鉄粉を取り除く知識や技術が必要です。

大切な愛車を守るためにも、業者への依頼がおすすめです。

鉄粉取りの料金相場は？

業者へ鉄粉取りを依頼した場合の料金相場は、車種や車のサイズ、サービスを提供している業者によって変わります。

例えば、ENEOSウイングが取り扱っているカーコーティングブランド「キーパー」の鉄粉取りメニューでは、2,000円台～4,000円台で利用が可能です。

なお、サイズが大きい車や鉄粉の付着量が多い場合は、料金が高くなる傾向にあります。

以下の記事ではキーパーの鉄粉取りについて、サイズ別の料金や特徴などを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

鉄粉の悩みもすっきり解決！洗車と一緒に鉄粉除去するならENEOSウイングへ

車のボディに蓄積する鉄粉は、放置するとツヤがなくなるだけでなく、塗装やコーティングにもダメージを与える可能性があります。

しかし、自分で鉄粉除去をするのは手間がかかるうえに、やり方によってはボディを傷つけてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、ENEOSウイングのプロによる洗車＆鉄粉除去サービスです。

ENEOSウイングでは、手洗い洗車サービスや「キーパー」の各種コーティングメニューをご用意しております。

鉄粉取りは洗車・コーティングのオプションメニューとしてご利用いただけるサービスで、洗車と同時に鉄粉をしっかり取り除くことで、お車の美しい外観を取り戻します。

セルフ洗車や鉄粉取りは手間に感じる方、失敗による塗装・コーティング被膜のダメージが不安な方は、ENEOSウイングにお任せください。

まとめ

鉄粉とは、空気中に舞う微細な金属のチリが車のボディに付着して蓄積されたものです。

この鉄粉を放置すると、汚れが落ちにくくなるだけでなく、サビの原因にもなります。

付着して間もない鉄粉なら洗車だけで落とせることもありますが、ある程度時間が経って固着した鉄粉には専用の除去剤を使ったケアが必要です。

ENEOSウイングでは、お車の状態に合わせて、最適な方法でプロが鉄粉をキレイに除去します。

「確実にキレイに仕上げたい」「塗装に傷をつけず鉄粉を取りたい」そんな方は、ぜひENEOSウイングの鉄粉除去サービスをご活用ください。