花粉が飛来する時期は車にも花粉が降り積もり、悩みの種になります。場合によっては通常の洗車では落ちない頑固な汚れに手を焼くこともあるでしょう。
今回は、花粉が飛来する時期の効果的な洗車方法や、落ちないときの対処法、また花粉汚れを防止する対策についても解説します。
花粉を放置するとシミやボディの腐食につながる
花粉は、車の塗装面にダメージを与える存在です。花粉は元々粘着性がありますが、水分が付着するとペクチンという物質を出し、さらに粘着性が増します。
そのうえペクチンは塗装表面だけではなく、塗装の中に入り込む性質があり、乾燥すると塗装を巻き込んで収縮するため、塗装に大きなダメージを与えてしまうのです。
放置するとシミなどの塗装面のダメージだけでなく、パネルを腐食させるなど、ボディそのものにダメージを与えることにつながります。
花粉飛来時期の洗車頻度・タイミングは?
スギやヒノキといった花粉が舞うのは2~5月あたりで、ピークを迎えるのは3月末~4月中頃です。
ピーク時期には、一晩で車に花粉が積もってしまうことも。
水洗い洗車だけでも毎日するのが理想ではありますが、現実的に考えるとなかなかそうもいかない方も多いと思います。
そのため、花粉の時期は1週間に1回程度を目安に洗車すると良いでしょう。
花粉と水分が結びつくと落ちにくい汚れになり塗装にダメージを及ぼすので、霜が降りた日や雨の翌日などのタイミングでの洗車がおすすめです。
洗車で花粉を落とす方法とポイント
ここでは、洗車で花粉を落とす方法とポイントについてご紹介します。
十分な水とたっぷりの泡で洗い流す
花粉が付着している場合は、まず十分に水を流し、水洗いの段階で花粉を流しましょう。
花粉が付着したままスポンジでこすると、花粉やそのほかの汚れをボディにこすりつけて洗車傷を付けてしまうリスクがあるからです。
また、スポンジを使用する際はカーシャンプーをよく泡立て、たっぷりの泡で洗いましょう。泡がクッションの役割を果たし、洗車傷が付きにくくなります。
カーシャンプーは弱アルカリ性タイプの洗剤を
落ちにくい花粉汚れが落とせるシャンプーには、弱アルカリ性と酸性タイプがあります。
弱アルカリ性のものは油やタンパク質汚れを分解して落としてくれる性質があるので、花粉落としに適しているといえます。
金属部分にダメージを与えるリスクもほとんどないので、弱アルカリ性のカーシャンプーが扱いやすくおすすめです。
花粉専用クリーナーまたは鳥フン用のシャンプーを使用して洗車する
専用のカーシャンプーを使用するのもひとつの方法です。カーシャンプーにはさまざまな種類があり、花粉や鳥の糞といった汚れを落とす専用のカーシャンプーもあります。
汚れを科学の力で分解するので、必要以上にこすることなく楽に落とせます。
高圧洗浄機を使用して洗う
高圧洗浄機を使用すれば、カーシャンプーなしでも水圧で花粉が落とせます。
よほどこびりついた汚れでなければこする必要もないので、洗車傷ができにくいのもメリットといえるでしょう。
花粉が落ちない場合の対処法
ここまでご紹介した方法で花粉が落とせない場合には、以下の方法を試してみましょう。
やや熱めのお湯で洗い流す
落ちにくい汚れの原因であるペクチンは、熱に弱い性質があります。そのため洗車にお湯を使用するのも花粉落としの有効な手段といえるでしょう。
ぬるま湯より少し熱い程度の、42~45℃程度の湯がおすすめです。その温度帯のお湯ではあまり花粉が落ちないようであれば、若干温度を上げてみてもいいかもしれません。
なかなか落ちない場合はプロへの依頼がおすすめ
お湯を使用するなどの対策を取ってもなかなか花粉が落ちない場合は、無理せずにプロに依頼しましょう。
力任せにこすって落とそうとすると、塗装やコーティング皮膜を傷付けることになりかねません。
日常でできる花粉対策
花粉の飛来が気になる時期には、できるだけの対策をして汚れがこびりついたり、シミになったりするのを防ぎましょう。
ここでは、日常でできる対策をご紹介します。
車カバーを利用する
屋外で車を保管する場合は、ボディカバーを利用しましょう。花粉はもちろん、PM2.5などの空気中の汚染物質やほこりなどからも守ってくれます。
また、雨よけにもなるので、イオンデポジットやウォータースポットを予防してくれるメリットがあるのもうれしいポイントです。
屋内・ガレージで保管する
屋根とシャッターがある屋内ガレージで車を保管するのが、最も花粉の付着が防げる保管方法といえます。
シャッターがないタイプは青空駐車よりも花粉の影響を受けにくいですが、風で花粉が吹き込むので、カバーを併用するといいでしょう。
定期的な洗車を心がける
汚れが気になった時だけではなく、定期的に洗車をして花粉が付着したままの状態をできるだけ少なくすることも大切です。
カーシャンプーを使用しての洗車ではなく、水洗い洗車だけでもするとしないとでは大きく変わってきます。
日頃から定期的に洗車している方も、花粉の時期は若干頻度を上げるとより良いかもしれません。
雨が降った場合は早めの洗車を
先にも少し触れましたが、花粉は水分と結びつくとペクチンを出し、塗装面に固着して落ちにくくなります。
コーティング皮膜や塗装面にダメージを与え落ちないシミになるほか、そのまま放置するとパネルが腐食する可能性も否定できません。
そのため、シミになる前にできるだけ早く洗車して汚れを落としましょう。
花粉飛来時期の前にガラス系コーティングを施工する
花粉の時期が来る前に、ボディコーティングするのも対策の一つとして挙げられます。
コーティングにはさまざまな種類がありますが、耐久性が高く、つやの美しいガラスコーティングがおすすめです。
ガラス被膜で塗装面を覆って、花粉から守ってくれます。
また、ガラスコーティングすると汚れが付着しにくくなり、よほどひどくこびりついた汚れでなければ軽く水洗いするだけで洗車が済むなど、メンテナンス性が向上するのもメリットです。
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花粉飛来時期の洗車に関するよくある質問
花粉が飛来する時期の洗車について、よくある質問を回答と一緒にまとめました。
花粉が付いた車を水拭きしてもいいですか?
花粉が付いた状態でそのまま水拭きすると、花粉が水分を含みペクチンを排出します。
そのまま放置するとペクチンが塗装を侵食し、シミになったりボディを腐食したりする原因となるので、水拭きせずに洗車して水で花粉を洗い流しましょう。
洗車しても落ちない花粉汚れはどうすれば良いですか?
花粉が固着してしまい通常の洗車では落ちないときは、42~45℃程度のお湯を使用してみましょう。ペクチンは熱に弱いので、落ちやすくなる可能性があります。
どうしても落ちない場合は無理に落とそうとせず、プロに依頼しましょう。
雨で花粉は消えますか?
車に付着した花粉は、雨では消えません。
水分を含むことで乾燥していたときよりも落としにくくなっているので、花粉の時期に雨が降ったらできるだけ早く洗車することをおすすめします。
まとめ
花粉は放置すると塗装にダメージを与えるだけではなく、ボディそのものも腐食させる可能性があるので、こまめな洗車が必要です。
すでにシミになっていたり、通常の洗車では落とせないような固着した状態になっていたりする場合は、無理せずにプロに任せましょう。
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